つれづれ日記(或いは日々雑感)

40代前半、人と少し違った道を行く筆者の、日常の雑感を綴ります

歌とアニメ、思い出

2009-01-30 00:42:16 | アニメ・オタク(オタ婚)
なんか、これもいかにもな題だが。

最近、ふっと、昔の歌(好きな歌)を思い出すことが多い。

相変わらず気ぜわしく、最近は心理的に他の事を考えられない位だったのだが、
少しだけ(心理的に)余裕が出来た時など、電車の車内や街を歩いているとき
(帰宅時など)に、ふっと、好きな歌を思い出すことが多い。
思い出す曲は、その時考えていることに微妙に関連のある曲だ。
(そうでないこともあるが。)

例えば、ミュージカル“ジーザス・クライスト・スーパースター”の
マグダラのマリアのアリア、
“I don't know how to love him”
などだ。
これを思い出したのは、某遺跡関連サイトに、フランスの世界遺産の教会を訪ねた
時のことを投稿したこと(内容)を思い出していた時だ。
ヴェズレーのサントマドレーヌバジリカ聖堂だが、これはマグダラのマリアに捧げられた
聖堂だからだ。
(自意識過剰と思われるかもしれないが、私はよく、自分の書いた文章(気に入りの
場合が多いが)を、反芻するかのように思い出すことがある。)

また、今、何となく自分に辛く当たっている人がいる気がするのだが、その人との
間柄(というか)を考えて、次の曲。
(歌詞書くので、曲名判ったら当ててください。著作権等は無視ということで。)

“男と男につきまとう 切っても切れない強い糸
 顔をそむけて生きられぬ それを運命(さだめ)というけれど
 まさしく俺とお前の仲は 戦う為の宿命だった
 炎の中に侍を見た デスラー それはお前だった”

・・・はい、判る人にはもう判りましたね。超古い歌ですね。35年前ですね。
歌っているのはささきいさおですね。「宇宙戦艦ヤマト」がブレイクして、
初めて映画化された時の挿入歌ですね。曲名は“好敵手”ですね。
判った人は相当年配で、かつ相当ヲタですね。
・・・全く、なんて歌思い出してんねん>私。
(それに私、一応、性別は男の反対なのですが。)
  
そういうのが、本当に自然に、ふっと思い出されるのですよ。
なかなか楽しい、これって。
“ああ、私、今ちょっと余裕あるのね”とか思えるし。

歌ではないが、風景とかのこともある。(いや、歌も関係あるが。)
先日、暮れに、以前の職場の同期の女性の付き合い(結構バブル期のちょっとミーハー
入っている付き合い(余り垢抜けても派手でもないが)なので、年一度位、
お高いレストランで食事をしたりする)で、小笠原伯爵邸なるミシェラン1つ星の
レストラン(スペイン料理)に行ったときの事を思い出して。
そのレストランは、名前の通り、旧伯爵邸(アールデコ風?の立派で素敵な屋敷)を
そのままレストランにしてあるもので、要は建物が大きなウリ。
明治初期の洋風建築だ。
それの庭に面した建物にシガールームというのがあり、丸くて庭に突き出している。
外壁は、縦長の窓が並んでいて、その上の屋根までの部分とかの外壁は、この屋敷の
モチーフである鳥とかがいっぱい出てくる、カラフルで(でもパステルカラーで
暖色系の)、大柄でデフォルメされた唐草模様で装飾されている。

その、シガールームを庭側から見たのだが、そのときの光景が、これも上に書いた
フランス旅行に行った時に行った、もう一つの世界遺産の教会、サン・サヴァン・
シュール・ガルダンブ教会、という教会の、後陣の外側を思い出させてくれたのだ。
その後陣は、丸くて、縦長の窓(古い時期のステンドグラス入り)が並んでいたから。

この教会は、ロマネスク期のもので、堂内の高い天井には、最古と言われるフレスコ画の
聖書物語が書かれている・・・ が、行った時は修復中で、実は中を見れなかった。
(工事中の工事入り口から、こっそり覗いたが、暗くて余り見えなかった。)
だから、口惜しいので付属の博物館や、外側や小さな庭(本当に小さな、川(ガルダンプ川)
に面したもの)を時間一杯見て回った。
なので、川に面して建っている、ステンドグラスの縦長の窓が並んだ丸い後陣が
一番印象に残っていたのだ。
(ちなみに、この教会は、サン・サヴァンという、トゥールというパリから南に
TGVで1時間(つまり、100km位?)位行った街の近く(バスで1時間)の町にある。
トゥールは、“トゥール・ポワティエの戦い”のトゥールだ。)

で。
小笠原伯爵邸を思い出して、連想したのが、モーツァルトのレクイエムの中の、
“Requiem”の、初めのソプラノソロの部分。
歌詞はラテン語で、うろ覚えだったが、後刻調べたので書く。
"Te decet hymnus, Deus, in Sion,
et tibi reddetur votum in Jerusalem.”
訳詩は下の通り。
“神よ、シオンでは賛歌があなたにふさわしく歌われ、
 エルサレムではあなたに誓いが果たされます。”
ソプラノソロの旋律がとても美しくて印象的なフレーズだ。
昔、高校の頃、合唱でやったことがあり、ソプラノソロの先輩(音大へ行った)が
その美声で歌っていたので、よく覚えている。
何で連想したかと言うと、“エルサレム”の地名が出てきたからだ(と思う)。
教会の後陣(祭壇がある、カソリックの古い、上から見て十字架型の教会の、
十字架の頭の部分)は、東方、エルサレムを向いて建てられているからだ(と思う)。

なんか、脈絡なく長くなったが、要は“食事会のことを思い出して、その時見た
建物から連想して、上に書いたロマネスク期の古い教会の後陣を思い出した
(よく似てるなと思った)、で、それからモーツァルトのレクイエムを
思い出した”、ってことだ。
連想して、自然に心地よいものを思い出せるなんて、なんてラッキーな奴>私。
なんちゃって。

近頃は(というか)更に進んで(かどうか判らないが)、ある特定のアニメ
(というか、登場人物)を久しぶりに見たいなぁ、などと思うこともある。
そう、私の好きな、リツコさん@新世紀エヴァンゲリオンだ。
(このアニメも、既に12~3年前だね。)
この人の設定、声音、絵が私は妙に好きで。
第一回放送から見てるのではなく、見ていた兄からこの人の設定を聞いて、
見ようかなと思ったという。
(確か、録画してたのを兄に借りたのだと思う。)
で、嵌った。主にリツコさん経由で。
特に声音がいいんだよね。設定もいい(? というか気に入りだ)けど。
幸い、全話(映画2種含め)DVD持ってるし、見ようと思えばいつでも見れるのだが、
気ぜわしくて時間が取れなくて、見れるのはいつになるやら。
見るにしても、どの話を見るかが問題なんだよね。(多分これだろ、っていうのはあるが。)
ああ、贅沢な、楽しい悩み。

ついでに言うと、このリツコさんに関しても、連想する曲がある。
彼女が死ぬシーンで流れる、“G線上のアリア”だ。
(多分見るだろう話(シーン)は、これだ。)
この曲は美しい曲なので、暇があれば浸って見たい気がする。
ちなみに彼女は、彼女の愛人で上司、かつ、物語の主人公の父親に拳銃で撃ち殺されるのだ。
付け加えれば、彼女の母親もかつてその司令の愛人であり、裏切られて自死する。
(ちなみに、この2人とその“司令”の関係が成立していた理由は、彼女らが
物語の表の主役(機械(?)面の)である“エヴァンゲリオン”を開発・制御するための
スーパーコンピューターシステムの開発者(母)/管理者(娘)だからだ。
つまり、ほぼ純粋に“利用されている”訳。)

でもその“碇司令”が真に愛しているのは、息子の母親であり、10年以上前にいなく
なった妻。その妻に、どんな形ででも再会する為にこの男は行動し、で、あの物語が
成立しているという。
全く、無茶苦茶な話でね。特にこのリツコさんに関して深入りして語ると、
“無茶苦茶なキャラ、なんでそんなの気に入ってるの?”ってなことになるから、
ここらで置いときます。
(ただ言えるのは、このアニメの監督の庵野秀明氏は真正、かつ極致とも言える
ヲタで、作品に登場する女性も、彼の好みが多分に反映されているが、リツコの
最期のシーンにこの美しい曲を使っていると言うことだけでも、彼が彼の作品の
登場人物達を本当に愛しんでいることが判るということだ。)

・・・ってな日常を送っています~

携帯電話とペースメーカー(と優先席)

2009-01-12 16:05:57 | 
なんか、いかにもな題だけど・・・

先日、休日(土)の午後遅くに、京○○の頭線に乗っていたとお思い下さい。
(何様?)

私はなるべく、普段は優先席には座らないようにしているが、疲れていて、
他の席が空いてない時は、座ることにしている。
その場合、掲示には“携帯電話の電源オフ”となっているが、ペースメーカーを
使っている人がいる確率は低い、と言い訳して、使わないだけで電源は入れて
持っている。
正直、それでいいのか判らなかったが・・・

その日も、疲れていて、優先席しか空いてなかったので、座った。
車内は、立っている人が少し出る程度の混み方。
で、隣(勿論優先席)に座っている若い兄ちゃんが、ipod(でなかったかもだが、
同種のもの)で音楽を聴きつつ、携帯を操作していた。
私はさすがに、優先席では携帯は使わない(メールも)。会話している人がいたら、
にらみつけてしまう。
だが、この場合は、会話ではなかったので、ちょっと睨んだだけだった。

各停だったので、何駅か過ぎた頃だったと思う。
駅から発車した直後、普通席の方がちょっとざわつたので見てみると、
アルミ製の松葉杖をついた初老(髪は黒いが竹村健一(判るかな?)的な少し長めの
直毛ヘアで、紺のトレンチでうら寂れた感じ)の男性に、座っていたちょっと
カルい系(それほどひどくはないが超真面目でもなさそうな)の女子高生が、
席を譲ろうとしていた。(これは褒めてよいと思う。)
初老の男性、それを断って曰く。
「ありがとう。でも私はペースメーカー使用者なんで、そちらには座れない。
 どうもありがとう。」
(まあ、女子高生自身も、携帯を使っていたが(メールか何かで、会話以外)。)
更に続けて。
「あっち(優先席)に座りたいが、あんな奴がいてね(携帯使っている兄ちゃんを
 示唆して)・・・」

でも、隣の兄ちゃんは、気づかない(イヤフォン使って音楽聴いてるから)。
さすがに私が、「あのう・・・」と声をかけたら、初めて気付いてイヤフォンを
はずし、状況に気付いた。
(おじさんも何か言ってたと思う。“私はペースメーカー使用者なんだ”とか。)

この辺り、詳細は覚えてないが、青年、さすがに席を立って譲ろうとしたが、
「もういいよ、もう。色が変わっているの、意味わかってるのか?
 いいよ。」
とおじさん。(あ、上の“色が変わってる”は、優先席表示のことね。)
私も携帯の電源は入れてたので、申し訳ない気がして席を立った。

更に畳み掛けておじさん。
「そら、念のために証明書を見せておくよ」と、おそらくペースメーカー使用者
であることを書いている証明書が入っているらしい定期いれ風の入れ物を開けて
見せていた。
青年はいたたまれなくなったらしく、隣の車両へ。
私もそこらに立ちつつ、こっそり携帯の電源を切った。
おじさんは、2駅ほど先で降りて行った。

・・・・っつー感じで、ちょっと気落ちするような話。

でも、今後のことで、つまり今後、もし優先席に座る場合、携帯をどうしようと
思ったので、ダンナに聞いたり、ネットで調べたりしてみた。
というのも、結論としてこれは別件になるが、飛行機などでも携帯電話オフが
ルールになっているからだ。
(↑離陸前の機内でメール打とうとして、CAさんに注意された経験のあるやつ>私・・・)

結果は。
書いてしまうと、誤解を招くかもしれないし、そんなことは考えるべきではないのでは
とか思われるかもしれないが。
Wikipediaなどの記載では、
・携帯の出す電波は微弱で、メーカーが共同した試験などでは、調査した4機種の
 うち、携帯から11cmの距離でペースメーカーに何らかの影響があったのが、
 距離での最大値。
・携帯電話がペースメーカー使用者に与えた甚大な(命に関わることを含め、何らかの
 重大な)障害の報告例はない。(勿論、死者も出ていない。)
 海外では、特に(優先席付近での電源オフ等の)規制はなく、意識されてもいない。
・“優先席付近での携帯電話OFF”は、電車内での携帯電話使用のあまりのマナーの
 悪さの対策として、誇大に言われている傾向がある。
 そのために、却ってペースメーカー使用者に無用のストレスを与えている面も否めない。

(なお、追加で覚書として。
 ・飛行機内の携帯電話オフは、飛行機内(運行時)では、精密な測定機器が使われている
  からであり、ペースメーカーの件とは別に考えたほうがよい。
  おそらく、影響を与える可能性ははるかに高い。
 ・携帯電話は、通話していなくても発している電波のレベルは同じ。
  (電源を入れていれば。)
  イメージとしては、携帯電話は常に、“その携帯がそこにいる”ことを示す為に
  電波を出しているから。
  だから、電源を入れていれば(通話時と同じレベルの)電波を出している、と
  考えた方がよい(と思う)。←常識?)

ってな感じだった。

これを踏まえて、私は、次のようにしようと思った。
まず、優先席には、必要がない限り(疲れているとかしんどいとかで、かつ
他の席が空いていない時とか)以外は、座らない。(これは前から。)
座るときも、多分今後も、優先席では(明らかにペースメーカー使用者が
いなさそうな場合、という注釈がつくが)携帯を“使用しない”(電源は多分
切らない)ことにしようと思っている。
ポケットに入れていれば、ペースメーカー使用者の心臓から距離10cm以内になる
可能性は殆どゼロに近いからだ。
(まあ、使わないんだから、切っちゃってもいいんだけどね。面倒だと言う面もあり。)
但し、満員電車に乗った場合などは、かえって気にした方が良いように思った。
(ペースメーカー使用者が、至近距離でいるかもしれないし、不慮の事態で、
自分の携帯と誰かのペースメーカーの距離が10cm以内になるかもしれないから。)
つまり、満員電車では、携帯の電源OFFにしようと思っている、ということだ。
あまり褒められたことではないかもしれないが、実際的に出来て、実質影響が
ないのは、こんなところかな、と思っている。
怒らないでね。

まあ、言うまでもなく、一番気の毒なのは、ペースメーカー使用者だ。
今回の件で実感したが、この人たちは、今の電車内の状況(通常席では
誰かが常に、携帯電話を使っている、もしくはいつ使ってもおかしくない)
では、通常席に座れない(怖いから)。
だって、ペースメーカー使用者にとっては、万が一でも命に関わる(自分の
傷ついた心臓に関わる)可能性のあることだからだ。
常に命の危険にさらされている、という気分になってもおかしくない。
たとえ、上に書いたデータを頭で知っていたとしても。
だからこそ、何となく気分的には、“優先席での携帯電話オフ”をした方が
いいかな、と、殊勝な事を考えてしまったりしている。
(でも、怠け者の私の事だ、しないだろうなぁ、と思いつつ。)

<実は、留学している知人の手前(その人に見られてたら、と思うと)、
最近、やわらかい(というか、そうでありかつ変に偏向した)話題が書けない
気分でいるが、そのうち、元に戻ると思う(おい)。>

<この記事は、後日加筆しました。>

あけおめ~ (とりあえず年始更新(こればっか))

2009-01-04 19:07:38 | アニメ・オタク(オタ婚)
あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。

全然更新しないのに、懲りずにここに来ててくださる人たちの為、
とりあえず、年始更新。
(実は隠している裏ブログ(てか裏裏ブログ)も同じ理由で更新。)

篤姫に関する論評は是非やりたいが、まだ心理的余裕が・・・
そのうちと言うことで。
では、本日はこれにて。
(そろそろ天地人(今年の大河)の初回が始まるぜ。
 50分後だけど。)