えっと、皇室関係でもうちょっとのたのた書いていたかったのだけど、
いや、今でも書くつもりは(あと少し)あるが、
yahooのニュースで、意外というか、うれしいものを見たので、ちょっとだけ。
いや、まだまだ気ぜわしいのだけれど。
<トールキンの未完作を息子が完成=来年出版、第2の「指輪物語」か>
だそうで。
内容はというと、
クリストファー・トールキン氏(J.R.R.トールキンの生存する3人の息子の一人で、
父の生前の遺作編集・編纂に当たっている)が、父の未完作を完成した、とのこと。
何かというと、
「チルドレン・オブ・フーリン」
だそうだ。
これ、聞いてわかる人、どのくらいいるかな。
私、詳しいつもりだったけど、始めぴんとこなかった。
実は、ドワーフの話か、と思ってしまった(不覚)。
って、どっちにせよ、指輪物語の追補編か、シルマリルの物語を熟読してないと
判らないのだけれど。
ちょっと解説。
トールキンの世界では、ドワーフの伝説の父祖をデュリン(ドゥリン)という。
そっちの話かと勘違いした。ドワーフの父祖の話かと。
えらく地味だなと。
でも、違いました、多分。間違いありません。
フーリンの息子(子供)たちの話、というのは、多分、第一紀の、人間族の話。
「ナルン・イ・ヒン・フーリン」(多分エルフ(シンダアル)語で)という。
(↑は、そのまま“フーリンの子供たちの話”の意。眠りに落ちかけて思い出した。)
モルゴス(冥王)との戦いが終盤にさしかかり、いよいよ暗さと絶望を深める中で、
自分たちが仕えたエルフの王(トゥアゴン)を逃がすため、踏みとどまって
多勢に無勢の中、モルゴスの軍勢を防ぎ、囚われてモルゴスの許に送られて、
直接尋問を受けながら、トゥアゴンの隠された都の位置を明かさなかった、
人間の王族の一人。
為にその家族はモルゴスに呪われ、悲惨な運命を辿るのだ。ハムレットや
オイディプスよりも悲惨な。
息子トゥーリンは、人間随一の武勇の持ち主と称えられたのに。
でも、その一族は、モルゴスに屈しなかった。そして、みな滅び、
ドリアス(ルーシアンの生まれ故郷、ガラドリエルの嫁ぎ先)へも、
滅びをもたらすこととなり、更には、隠された都の位置も、大まかに敵に
知らせることになった。
でも、この話、シルマリルの物語の中では、初期には一番好きな話だったん
ですよね~。
特に、フーリンとその妻が、自分たちの子供の眠る墓(ネタばれごめん)で
最期に再会し、言葉を交わすシーンが。涙なしでは読めないんですよ。
そして、この、フーリンの弟のフオル、彼は兄フーリンが囚われた戦いで
戦死するのですが、この息子のトゥオルが、隠れ都を見つけ、トゥアゴンに会い、
そして後にその娘のイドリル・ケレブリンダル(銀の足の、の意)と結ばれる。
人間とエルフの、最初の結婚です。そして生まれるのが、エアレンディル。
絶望の中からの思いがけない救済に遭遇する、後代に続いた人々の陰に隠れた、
でも時代を担い、苦悩の中に生きながら、暗黒に屈しなかった人間たちの話。
ごめんなさい、マニアな話です。ついていけない人が大部分と思う。
でも、忙しくても読みたい、絶対読みたい、この話。
まあ、発行は来年のようだから、先で読みますかね。
あ、ここを読んでくれてる皆さん、訳の判らない名前の羅列が続いてごめんなさい。
もしよければ、トールキンの著作を読んでください。
でも、ここにたどり着くまでには、指輪物語とシルマリルの物語を読破しないと
いけないからなぁ。限りなく不可能に近い。
あ、でも、なんか近頃、異様にアクセスが多いんですけど、このブログ(このブログに
してはだけど)。
なんででしょうね。
ああ、もひとつでもでも。
中学の頃から、指輪物語の世界に没入してきて幾年月、最初に渡欧した英国で、
ペーパーバックを買い求め、そしてその話が、思いもかけない完成度で映画化され、
数々の続編が(遺稿の整理を息子がするという、限りなく理想的な形で)発表されるのを
目にし、その末に、“一番読みたいと思う話”がその手で刊行されるのを見ることが
できるなんて。
生きていると、いいことがあるものですね。長く(?)生きてると。
生まれて来てよかった。長く生きててよかった。と、しみじみ思いました。
生きる楽しみ、ってのの大きなのがここにある、っていうか。
いや、今でも書くつもりは(あと少し)あるが、
yahooのニュースで、意外というか、うれしいものを見たので、ちょっとだけ。
いや、まだまだ気ぜわしいのだけれど。
<トールキンの未完作を息子が完成=来年出版、第2の「指輪物語」か>
だそうで。
内容はというと、
クリストファー・トールキン氏(J.R.R.トールキンの生存する3人の息子の一人で、
父の生前の遺作編集・編纂に当たっている)が、父の未完作を完成した、とのこと。
何かというと、
「チルドレン・オブ・フーリン」
だそうだ。
これ、聞いてわかる人、どのくらいいるかな。
私、詳しいつもりだったけど、始めぴんとこなかった。
実は、ドワーフの話か、と思ってしまった(不覚)。
って、どっちにせよ、指輪物語の追補編か、シルマリルの物語を熟読してないと
判らないのだけれど。
ちょっと解説。
トールキンの世界では、ドワーフの伝説の父祖をデュリン(ドゥリン)という。
そっちの話かと勘違いした。ドワーフの父祖の話かと。
えらく地味だなと。
でも、違いました、多分。間違いありません。
フーリンの息子(子供)たちの話、というのは、多分、第一紀の、人間族の話。
「ナルン・イ・ヒン・フーリン」(多分エルフ(シンダアル)語で)という。
(↑は、そのまま“フーリンの子供たちの話”の意。眠りに落ちかけて思い出した。)
モルゴス(冥王)との戦いが終盤にさしかかり、いよいよ暗さと絶望を深める中で、
自分たちが仕えたエルフの王(トゥアゴン)を逃がすため、踏みとどまって
多勢に無勢の中、モルゴスの軍勢を防ぎ、囚われてモルゴスの許に送られて、
直接尋問を受けながら、トゥアゴンの隠された都の位置を明かさなかった、
人間の王族の一人。
為にその家族はモルゴスに呪われ、悲惨な運命を辿るのだ。ハムレットや
オイディプスよりも悲惨な。
息子トゥーリンは、人間随一の武勇の持ち主と称えられたのに。
でも、その一族は、モルゴスに屈しなかった。そして、みな滅び、
ドリアス(ルーシアンの生まれ故郷、ガラドリエルの嫁ぎ先)へも、
滅びをもたらすこととなり、更には、隠された都の位置も、大まかに敵に
知らせることになった。
でも、この話、シルマリルの物語の中では、初期には一番好きな話だったん
ですよね~。
特に、フーリンとその妻が、自分たちの子供の眠る墓(ネタばれごめん)で
最期に再会し、言葉を交わすシーンが。涙なしでは読めないんですよ。
そして、この、フーリンの弟のフオル、彼は兄フーリンが囚われた戦いで
戦死するのですが、この息子のトゥオルが、隠れ都を見つけ、トゥアゴンに会い、
そして後にその娘のイドリル・ケレブリンダル(銀の足の、の意)と結ばれる。
人間とエルフの、最初の結婚です。そして生まれるのが、エアレンディル。
絶望の中からの思いがけない救済に遭遇する、後代に続いた人々の陰に隠れた、
でも時代を担い、苦悩の中に生きながら、暗黒に屈しなかった人間たちの話。
ごめんなさい、マニアな話です。ついていけない人が大部分と思う。
でも、忙しくても読みたい、絶対読みたい、この話。
まあ、発行は来年のようだから、先で読みますかね。
あ、ここを読んでくれてる皆さん、訳の判らない名前の羅列が続いてごめんなさい。
もしよければ、トールキンの著作を読んでください。
でも、ここにたどり着くまでには、指輪物語とシルマリルの物語を読破しないと
いけないからなぁ。限りなく不可能に近い。
あ、でも、なんか近頃、異様にアクセスが多いんですけど、このブログ(このブログに
してはだけど)。
なんででしょうね。
ああ、もひとつでもでも。
中学の頃から、指輪物語の世界に没入してきて幾年月、最初に渡欧した英国で、
ペーパーバックを買い求め、そしてその話が、思いもかけない完成度で映画化され、
数々の続編が(遺稿の整理を息子がするという、限りなく理想的な形で)発表されるのを
目にし、その末に、“一番読みたいと思う話”がその手で刊行されるのを見ることが
できるなんて。
生きていると、いいことがあるものですね。長く(?)生きてると。
生まれて来てよかった。長く生きててよかった。と、しみじみ思いました。
生きる楽しみ、ってのの大きなのがここにある、っていうか。