つれづれ日記(或いは日々雑感)

40代前半、人と少し違った道を行く筆者の、日常の雑感を綴ります

「どんど晴れ」その後 (っつーか)

2007-09-22 11:03:42 | 芸能
えっと、2コ下の記事の続きというか報告。
今朝付け足したコメント通り、彩華さんは、味方だった。
“こんにちは~”と、外資ファンドが立ち去った加賀美屋の玄関に現れた。
らしいね。

その他現れた、味方(かつて縁のあった人)のリストを作ってみる。
・食材費着服が原因で、主人公の婚約者(柾樹)が板場改革を行った時に
 出て行った、かつての板長(彩華と一緒に玄関に現れた)
・盛岡にいなくなった恋人を探しに(仕事を兼ねて)来た韓流スター(演:リュ・シウォン、
 だったと思う)、恋人探しで主人公の夏美に世話になった
・夏美が初めて仲居として付いた、シングルマザーの経済アナリスト。
 この件で、トラブルで辞めさせられかけた(アレルギーのある息子が、連れ出した先で
 勝手にアレルゲンの入った食べ物を食べたことに怒った)が、夏美と加賀美屋の誠意
 を見て、引き下がった。
・柾樹のかつての職場(横浜の有名ホテル)の、かつての恋人の父で重役の人とか
 恋人とかその一団。
・あと、夏美に片思いしていた南部鉄器の職人見習いの人が、外資ファンドの一行の
 一人に見覚えがあったみたいで、これも伏線かと。

てなところで。
あ、かつての恋人の父でホテル重役は、ささきいさおが演じてます。

あと、前の記事で書いた老婦人が気にかかってるんだけど・・・
さて、誰が中心で、どうやって救うのかな。

本村洋さん、夕夏ちゃん

2007-09-22 03:05:23 | 時事
表題の人名を見て、何のことか判る人は、もしかして少ないかもしれない。
或いは、判る人もいるかもしれない。
今現在進行中の、注目される裁判の被害者遺族であり、戦う遺族である人だからだ。
(男性の方ね。子供の名前は、被害女児、男性の娘。)
そう、山口県光市母子殺害事件だ。
今、最高裁から差し戻しとなり、差し戻し審が広島高裁で行われ、昨日、遺族である
本村洋さんの意見陳述が行われた。
その内容で、思ったこと。

この事件や裁判の経緯は、私は結構注目していて、かなりフォローしている。
(これは、私の母の故郷が山口のこの付近であること、私も山口生まれだということもある。)
だから、書こうと思えばかなりの分量書ける。
でも、なるべく避けたいと思う。知りたい人は、自分で調べてください。
概略の経緯は後述する。いろいろ書けるが、当事者にはばかるので書きたくないのだ。

思ったことは、本村洋さんが、“娘には自分の名前の由来すら話せなかった”と
意見陳述で述べたことが引き金だ。
(ちなみに、娘、夕夏ちゃんの享年は11ヶ月。)

ただ、“名前の由来”はもちろんここでは語られていないが、名前からして容易に
推測がつく。
この子が殺されたのは、8年前の4月14日。その時点で、11ヶ月。
ということは、生まれたのはその前の年の、5月の半ばから末頃だろう。
初夏、ということだ。
そして、名前に“夕”の字があることから、午後遅く、夕方に生まれたのだろう。
奥さんが生みの苦しみを乗り越えて、この子が誕生した時、時刻は夕方で、初夏、
美しい夕日が産室に射していたのではないか。
この夫妻は、娘の誕生を喜び、娘の名を、その美しい夕日からつけたのではないか。
多分そうだと思う。

そしてもう一つ、本村洋さんが意見陳述の中で、被告の元少年に対し言った言葉。
“「天網恢々、疎にして漏らさず」という言葉を君に伝えます。”
yahooの辞書によれば、この言葉の意味は、
“天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。
 悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰をこうむるということ。”
ということだ。
この被告元少年の置かれている状況に、これほどふさわしい言葉はない。

最後に、事件の概略を書く。東奥日報の記事による。URLも記載する。

光市母子殺害事件
http://www.toonippo.co.jp/news_hyakka/hyakka2007/0920_14.html

 1999年4月14日、山口県光市の本村洋(もとむら・ひろし)さん(31)方で、妻弥生(やよい)さん=当時(23)=が絞殺後乱暴され、長女夕夏(ゆうか)ちゃん=当時(11カ月)=も床にたたきつけられた上、絞殺されているのが見つかった。4日後に18歳だった元少年を逮捕。元少年は一審山口地裁の公判で起訴事実を認め、検察側は死刑を求刑した。一審に続き二審判決も無期懲役で、検察側が上告。最高裁は06年6月、「特に酌むべき事情がない限り死刑を選択するほかない」として二審判決を破棄、審理を広島高裁に差し戻した。

付け加えるなら、被告元少年は、1,2審では起訴事実を認め、死刑が免除される18歳を
少し過ぎたばかりであったこと、年少である事から今後、反省・更生の可能性が
あるとして、情状酌量により無期懲役の判決を下された。
(日本の司法では、総じて2人以上を殺害した場合、死刑が下される例が多い。
しかし、更生の余地が考えられるとして、未成年には死刑の判決を下すことに慎重である。
(18以下は原則、死刑に問われず、18~20歳でもかなり慎重である。)
これらは、かなり以前の永山という未成年(犯行当時18歳前後)の犯罪者が、
4人を殺害して死刑となった判例で示された基準(永山基準と呼ばれる)を使用して
判断される場合が多い。)

しかし、この元少年は、刑務所で知り合った知人に(ふざけの要素もあるが)遺族と事件を
嘲笑する手紙を書き、それが最高裁で“更生の余地、反省の態度があるとはいえない”
という判断につながった。
このことから最高裁は、18歳になったばかりという年齢が、“決定的に酌むべき
事情にあたらない”として、高裁に差し戻した。
高裁での審議が行われる際、弁護士団が変わり、主に死刑廃止論を唱える人々が
弁護団を結成した。(これは、凶悪事件の弁護士の引き受け手がないことにもよる。)
弁護団が変わった後、差し戻し審での被告の主張は以前と全く変わり、性的暴行の意思、
殺意共なく、全ては軽いいたずらによる偶発事であり、死後の姦淫は“死者を
生き返らせようと思ってやった”ことと主張した。また、娘への殺意も否定し、
“遊んでやろうとしただけ”とした。

つまり、敢えて考えれば、新しい弁護団は、“年齢と反省の態度により情状酌量で
死刑を免れる”ことが出来なくなったので、
“元から殺意はなく、事故だった”“事件は被告の、生育環境等による未熟さに
よって偶発的に起こった”→だから、死刑判決は不当であり避けるべき
という戦法で、裁判を争う積りであるのではと考えられる。
 
この元少年の生育環境は不遇である。父親は暴力的で、母は自殺、継母がいる。
だが、この事件は、生育環境で免罪される範囲を超えている(事実が1,2審通り
であれば。多分そうだと思うが)。
知り合いに出した遺族を嘲弄する手紙には、かなり高度な知能が見て取れる。
(少なくとも、うまく言いぬけて罪を逃れようとするずるさくらいは持ち合わせている。)
知能を持つものには、責任が伴う。心神耗弱状態なら仕方がないが、生育環境が
劣悪であることは、罪を逃れる理由にはならない。

この事例は、死刑廃止論や弁護士のあり方、などにもからんでしまうので、これ以上の
詳述は避けたい。
ただ、一つだけ、私の考えとして書かせて貰いたいのは、“弁護士は必要不可欠、
どんな場合でも”ということだ。(一見、上に書いたのと逆みたいに見えるが。)
裁判は、文明以前に、揉め事が起こった際、武器による戦闘(決闘)で決着をつけていた
決着の付け方を、決闘によらず、血を流すことなく解決する手段だ。
つまり、法廷とは、“武器によらない、言葉による決闘の場”なのである。
当然、言葉を武器にする弁護士という味方を、関わるもの全て(原告被告双方)が
持つ権利がある。これは、絶対の鉄則である。
凶悪事件では、弁護士が付きにくく、また付いた弁護士は社会的な攻撃を受ける場合が
多いが、それは間違っている(原則は)。
凶悪事件(例えばオウムの事件とか)では、弁護士をつけることすら疑問視する意見を持つ
人もいる(家主の友人にもいた)が、どんな人にも弁護士に守ってもらう権利がある。

すいません、また長くなって、しかも“語って”しまった。よそうと思ってたのだけど。
これでやめます。多分、判決まではもう書きません。
ただ、私はこの事件について、ずっとフォローしていく積りです。
“福岡海の中道飲酒運転事故(3児死亡事故)”も同様です。

何故か突然「どんど晴れ」話題

2007-09-21 10:36:20 | 芸能
えっと、更新久しぶり。

実は、前いくつかの記事の、訂正・補足・注意書きなんかを緊急に書きたいのだけれど、もっと緊急に書きたいことが出来たので、先にそれを書く。
なんせまた、取り込み中で… (こればっかり)

で、いきなり「どんど晴れ」話題。
NHK朝の連ドラ。
(大体私は、NHK連ドラを、大抵フォローしてる。今は、リアルタイムでは見れないけどね。)

「どんど晴れ」は、今クライマックスだ。
(後1週間で終わるし。)
主人公が若女将になっている、加賀美屋という盛岡の老舗旅館が、乗っ取りの危機に遭っている。
(相手は外資ファンドを後ろ盾にした開発業者らしい。)
旅館の株券は握られるわ、掻き回されて、仲居や板前はいなくなり、おまけに主人公の父が脳溢血で倒れるわ、大ピーンチ!
加賀美屋の面々は、家族の結束で乗り切ろうとするが、どうなることやら、という状態。

“で、一体何が言いたいの?”って?
えっとね、風林火山の小山田のことを書いた時、Yahooの同番組特集にフォトギャラリーがあって、次週のが見れて、それで話が読めるって言ったでしょ。
あれ、「どんど晴れ」にもあるんだよね。
で、今週の分に、以前悪役っぽい役で登場して、去って行った、気になるキャラ(女優さん)が写ってる写真が。
あ、どういう話か読めたぞと。

結論から言うと、その女優さんは白石美帆さん。
(白石で携帯で変換したら、フルネーム出て来た。あらびっくり。)
役名は、原田彩華。
彼女は、盛岡の潰れた料亭の娘で、主人公の婚約者で加賀美屋の跡取りや、そのいとこの加賀美屋の板長の幼なじみ。
で、婚約者に惚れていたが、加賀美屋の女将になるために、板長の方と結婚したいと言い、一時主人公と若女将の座を争ってた。
結局、敗れて(卑怯な手も使ったが、主人公の度量に敗れ、納得して)去った。
白石さんのキャラが、役柄に合ってる感じ。

その彼女が、玄関先に立ってる写真があると言うことは。
若女将目指す位だから、当然仲居は出来る。
加賀美屋の助っ人に来たと思われ。
“私一人じゃ、大したこと出来ないけど。外資に、この大切な盛岡を好きにされるなんて我慢出来ない”
とかって言うのかなと。
いかにも、白石さんキャラだ、と言ったら、本人怒るかな。
一言で言うなら、“ツンデレ”。
オタク用語で、“普段はツンケンしてお高くとまってるが、恋人と2人きりの時はデレデレする”、一種のオタクの理想。

この人、「電車男」TVドラマ版で、主人公の電車男を常に迫害する、破天荒なツンデレOLを演じて、ハマってたんだよね。
(ついでに言うと、お笑い番組「エンタの神様」の司会でもある。)
私は両方の印象から、そんなキャラと思っていて。

とにかく、この人、多分明日登場する。
(今日出なかったから。)
乞うご期待ってところだ。
・・・まあ、小さなサイドストーリーですけどね。
(何一人で盛り上がってるんだ>自分)

ついでに言うと。
何か展開、解決策も見えていて。
大変な中で、馴染み客の一人(上品そうな老婦人)が、具合が悪くなって
主人公が寝ずに付き添う、って場面があった。
その人が、多分鍵を握ってるんじゃなかろうか。
その人の息子か親族か、亡くなったご主人かなんかが財閥の統帥かなんかで、その人の
口利きで外資が撤退するとか、それに十分なだけの資金を貸してくれるとか。
そんなところじゃないのかなぁ。

P.S.
なんか一気に熱に任せて書いたけど、写真を見直したら、そうでない気もして来た。
「ええ、私、秋山さん(注:外資ファンドの手先)に協力することにしたのよ」
なんて言ってもおかしくない感じだしねぇ>彩華(白石)さん
いや、明日の回で、その秋山やら外資ファンドがいよいよ乗り込んできて、
女将が万策も気力も尽きてさじを投げようとするところに、主人公が戻ってくる
(横浜の父親が一応無事で、早く帰れと追い返される)って話らしいから。
どっちかなぁ・・・

<この記事はモブログで書きました。>

P.S.(2) 更に加筆 ('07.9.22 A.M.9:30)
見ました。彩華さん(白石さん)は、味方でした。
めでたいっ!
他にも続々味方が集まるらしい(数だけは)<項を改めて書きます
どう結論着けるのかねぇ。

疑惑の風林火山 - っつーか、次回で疑惑でなくなるから急いで書く

2007-09-08 22:42:32 | 芸能
えっと、やっと風林火山のこと。
書いた動機は、表題の通り。

なんか5、6話くらい放っておいたのだけれど。
ずっと前の回で、小山田という武田の武将(クールで皮肉っぽい知恵者で、
勘助と知略を競っている所があった)が、なんとかいう城で、かつて武田に
両親の城を落とされ(そのとき勘助が同じ軍にいた)、今回もまた城主の妻の
立場で落城の憂き目にあった、美瑠姫という女性を助けて側室(史実では正妻)に
した事を書いた。

そのとき違和感を感じたのは、落城する城の中で、城主夫人の彼女が、緋の衣とでも
言うべき第一礼装というか、男性をひきつけるような華美な衣をまとっていた。
小山田は、それでも、“そなたのそのすがるような眼に惚れた”と言って、
まあ、妻にしたわけ。

ただ、これも違和感というか、有り体に言って私にも判るくらいの伏線だが、
男女の仲になる前、小山田が“お前の眼に惚れた”のなんのと口説いて(?、
一応本音みたいだが)いたシーンの後、部屋から去った小山田を見送った美瑠姫が、
そっと、“お腹を押さえていた”。

で、同じ回で男女の仲になった様子が描かれ。
その次の回までに、yahooの風林火山特集の中のフォトギャラリー(次回の主要シーンも
見れる)に、おそらく自分の生んだ子に扇で風を送っている彼女の姿が。
で、その、次の回で、小山田は勘助に“美瑠が子を産んだ”と。
(私は、フォトギャラリーの写真を見た段階で、“えっ、これはもしかして・・・”と思った。)

つまり、彼女は落城時に既に懐妊(勿論滅ぼされた城主の子を)しており、
彼女だけ(或いは城主も知っていて彼女に任せたか?)が知っていて、だから
華美な服で敵将の誰かの注意を引いて、自分を、すぐにでも側室かなんかにさせて、
お腹の子共々生き残ろうとした、と言うことじゃないかと。
事実、先週の回から数えて2回位前の回で、小山田と美瑠姫が話しているシーンで、
生まれた子(既に立って歩ける位になっている。男の子)に対し、とても妙な
顔をしていた。

でですね。
次回(明日放映)の題。
「宿命の女」。
で、小山田が美瑠に殺されるそうで。
子供が自分の子でないと気づいたことを美瑠姫に悟られ、彼女が小山田を殺す、
ってなところでしょう。
いや、前回(姫の戦い)からは、由布姫の方も、晴信が訪ねて来ないわ、
別の側室がいることが判るわで、血迷って“四郎(姫の子)を、武田の世継ぎとして
育てる”と勘助に言ってみたりして、ごたついてるけどね。
血迷って三条夫人に諌められてたりして。
まあしょうがないか。寅王丸が出家させられたのを、見舞いに行ったお北さま(大井夫人)
の口から初めて聞いたりしたんだからねえ。

まあそんなとこかな。

ちなみに、タイトル画面は。
第29回 逆襲!武田軍 : お北さまの所に現れた甘利
第30回 天下への道 : ヒサを貰ってくれと矢崎十吾郎に言われた平蔵
第31回 裏切りの城 : 長尾景虎
第32回 越後潜入 : 長尾景虎(笑)
第33回 勘助捕わる : 庭に面して家臣と座る景虎の前で礼をする勘助、伝兵衛、根来衆の頭
第34回 真田の本懐 : 真田幸隆と忍芽
第35回 姫の戦い : 由布姫と勘助
・・・あまりに同人素材になりそうな景虎(Gackt)を、やっぱタイトルに多用してしまっている私です。


ミュージカルなど、洋の東西 - 女優さん、歌詞

2007-09-04 01:21:18 | 芸能
えっと、四季話題の続き。
てか高木美果なる女優さんへの一応フォロー。

木村花代さんと比べて、この人新しい人らしい。
Wikipedi(Webの百科事典)で引いても、木村花代さんは記事があったのに、
高木美果さんは、四季で引いて“主な所属女優一覧”の欄を見ても、
名前すら載ってなかった。
(Wikiは不特定多数のWebユーザーが参加して作る百科辞典だが、
よほど著名な人か、よほど熱心なファンや調査者のついた項目・人でないと、
そもそも(中身のある)項目が掲載されない。
一旦書いたら、記載事項へのチェックがシビアだから。
この場合、中身があるってのは、文字通り、項目のみ(中身無記載)でなく、
その項目に何らかの記載があるってこと。)
だから、大目に見てあげるべきかも。

もう一つ。
日本、特に四季ファンの、ミュージカル女優の好みは結構偏っている。
男優さんについてはまあ、あまり偏りは無いと思うのだが。
欧米に比べて、小柄で痩せ型、少女のような体系と、それ系の声の人が好まれる
場合が多い。
ずっと前に、週刊新潮(私はこの雑誌を結構買って(評価して)いる)の、
雑駁なコラム欄(日本駐在の海外からの特派員の記事みたいの)にも載ってた。
日本のミュージカル女優はそんな感じだと。(ウエストサイド物語のマリアについてだった。)
海外(欧米)では、一応成熟した、体型も成熟した大人の美人、ってのがプリマに
なるんだけどね。
で、これって、四季の代表の浅利慶太の好みでもある。
だから、四季の看板女優は皆この系統。浅利さんの今の奥さんも、元看板女優。
ちなみに、私の会社時代の友人の妹さん(東京音大出)が、四季に所属してる(今は
どうか判らないけど)が、その人は痩せ型だが背が高かったせいか、四季内で著名とされる
域には達していなかった。
だから、高木美果さんにも不利かも。

私も、ミュージカル好きが高じて、海外(ロンドン)でミュージカル(オペラ座の怪人)を
見たことがある(勿論日本でも何回も見た)のだが、
ロンドンのクリスティーヌ(主役の女性)と、日本の四季のは、感じが違う。
ロンドンのクリスティーヌは、成熟した清純な、愛らしい女性で、声量も豊か、
背も高い、という感じだった。
日本の四季のクリスティーヌは、四季のトップ女優がやるから当然、“ガリガリのちび”。
(ちょっと言葉悪いけど。)
そういうのはある。
だから、声量豊かな美声系は好まれないのかも。高木美果という人には不利かもね。
まあ元々、今回の“ジーザス - ”は、ジャポネスクの公演が決まった後で、
エルサレムVerを演ることも追加で決まったらしいから、後で決まった方の
キャストの質が落ちるのはしょうがないのかもしれないね。

それと。ついでに。
これは一般的に、ミュージカルだけでなくどういう歌でも言えるのだが。
欧米と日本では、歌詞が(翻訳してるのだけれど)違ってくる。
英語の方が、一般に内容が多いのだ。
これは、日本語は全部の音に母音が付いて、発音するのに時間がかかるせいだろう。
メロディーに乗せる必要性もあるしね。
だから、英語の原詩の方が、意味が充実している。

例えば。
私の一番好きな、“ジーザス - ”の“私にはイエスが判らない”の歌。
(マグダラのマリアの歌ね。)
これだと、曲名からして違う。
原題は、“I don't know how to love him.”
“love”ですよ。ジーザスに対する歌に。べっくらこくよね。

以下、ちょっと出だしとかを書いてみる。

英語:
I don't know how to love him,
What to do, how to move him,
I've been changed, yes really changed,
In these past few days when I've seen myself
I seem like someone else. --

直訳:
どのように彼を愛していいのか判らない
どうしよう、どうやって彼の心を動かそう
私は変わった、本当に変わってしまった。
この過去の数日間、私自身を振り返ると、まるで別人のようだ

日本語歌詞:
私は判らない
どうしてあげたらいいの
昨日の私とは 何故こんなに変わるのでしょう

言っておくが、四季や最近のミュージカルの翻訳や歌詞のレベルは高い。
昔の子供向けの、思わず笑ってしまうようなのではなく、練りに練りこまれている。
だからかなり、感情移入できる。
だが、この内容の差。いかんともしがたい。
有名な歌ほどそう。

次に、同じ“私には-”のサビ。
英語:
Yet if he said he loves me
I'd be lost, I'd be frightend,
I couldn't cope, just couldn't cope,
I'd turn my head, I'd back away
I wouldn't want to know
He scares me so
I want him so
I love him so.

直訳:
もしも彼が私に愛していると言ったなら、
私は困惑し、おびえて、
私には耐えられない、耐えられない、
私はきびすを返して、彼の前から走り去るだろう
私は知りたくない。(そうなりたくない、かな?)
彼はこんなにも私の心をかき乱す
私はそれを望んでいる
私は彼をこんなにも愛している

日本語歌詞:
見つめられたなら 何も判らなくなるわ
どうにもならない想いよ
あの人は失くせない 怖くない
愛してる

(この場合、“I couldn't cope, just couledn't cope,”
 の間のメロディーには、日本語の歌詞の全体との兼ね合いから
 歌詞が付かない。だから、より意味が少なくなる。)
・・・どうでしょうね、この歌詞の意味合いの量の差。
日本語の歌詞も努力して、意味は伝えてるけど、最後の辺は、(英語の歌詞もだけど)
なんとなく意味がつかみにくい。

次に、キャッツの“メモリー”のサビ。
英語:
Touch me, it's so easy to leave me,
All alone with my memory
Of my days in the sun,
If you touch me you'll understand
what happiness is
Look, the new day has begun.

直訳:
私に触って、私から離れていくのはとても簡単よ
私を、私の太陽の下での日々の記憶と共に残して
私に触れば、貴方は幸福というものがどういうものか判るわ
見て、新しい日が始まるわ

日本語歌詞:
お願い 私に触って 私を抱いて
陽はもう昇る
この夜を思い出に渡して
明日へと向かうの

歌の本質は伝えているんだ。努力の成果だと思う。
ただ、この内容の充実の差は、いかんともしがたい。
英語で聞いた方が、更に感動が増す(理解できればね)。
・・・いや、英語が判るよ、って自慢したいんじゃないけど。

だらだら書いたけどさ。言いたいのは。
“やっぱ、ミュージカルっていい。英語でも日本語でも。”
ってことかな。
結局、この項目書いたのはそのためかも。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版 補足

2007-09-03 23:53:00 | アニメ・オタク(オタ婚)
えっと、昨日の補足。

yahooのレビューなんかを見てたら、予告編でいろいろ言ってたこととかが
書いてあったりして、それで思ったこと。

どうも、予告編からすると、そして使途のナンバーのずれとか、ゲンドウ・冬月の
会話からすると、第二作(破)からは、だんだんと元の作品からストーリーが
違ってくるみたいだ。
より、シビアできつい方向に。
そして、予告編からすると、“月”がキーワードというか、舞台としてとか
使われる可能性ありみたいだ。

そういえば、それで思い出したことあって。
ブームの頃、その頃はまだ会社勤めしてて、結構大きな規模で一部上場な化学系会社
(誰もが製品を一回は使ったことある)に勤めてたんだけど、
そこでも類は友を呼ぶでヲタな友達(かつ仕事バリバリ出来てユニーク、年長の男性)が
いたりしたのだけれど。
その人が、エヴァの結末について言ってたな。
「ガイナのホントに元々の案では、ラストで初号機がロンギヌスの槍を月に突き立てる
シーンで終わることになってたらしい」
とか。
それ(に近いの、原案)が復元されるのかな。
何か期待。

でも。
シビア系、超一流というかパンピー(私含む、甘ちゃん系)には付いていくことが難しい系に
なりそうな予感がするけれど。
楽しみではあるね。

私はこの作品の前作(というのか)の甘ちゃん系な本質が好きなんだよな。
私の理解してる本質とは、“コミュニケーション不全(ヲタクの特徴)からの脱却”
というか、それを超えたいとあがく人々の物語、的な面が多かったような気がする。
それを、複雑怪奇で衒学的なストーリーで包んでたんだ、ってこと。
本質は、“ゲンドウの純愛+コミュニケーション不全の解消(というかそれに端を発した物語)”
だと思っている。
(ゲンドウに純愛、っていう言葉って、ちょっと見全然似合わないけどね。
 すげー滅茶苦茶な奴だし。)
そうでなくなっちゃうのかなぁ。
そうすると、私には肝心な、ゲンドウとリツコのキャラクター、関係っていうのも
変わっちゃうのかねぇ。シビアでやな方に。
まあ、どうあろうと、それが製作者である彼らの意図なのだから、受け入れるしか
ないのだけれど。
“途中の作品の方が、私は好きだな”的結論になるかもね。
そうすると、私が内緒にしてるHPに載せてる(以前ちょっとしたきっかけで、不本意な
形ながら同人誌の形にしたことがある)小説も、今のうちにちゃんと出しておいた方が
いいかなぁ。
中身根本的に変わったら、出せなくなるから。

でも、庵野監督の本質的な意図はそこらへんにある、とどこかに書いてあったような
気がしたから、大丈夫なのかな。一応本質だけは変わらないとか。

なんてことを思ってしまいました~。

まあ、“自分達の思ったとおりに完結させられる”のだから、ガイナにとっては
いいことじゃないのかな。


余談だけど。
yahooのレビューでは、ホントパンピーな人(訳判らん常識人というか)がカキコして
いるのだけれど。(多分2ちゃんねるとかよりひどい。)
そういう人が、今回の新劇場版・序(第一作)を評して、
“女性や子供は見ちゃいけない作品。もてはやされているけど、オタクという人種が
一見難解なストーリーを持ち上げてるだけ。登場人物は全て、人格障害としか思われない、
オタク類似の人種で見ていて気持ちが悪くなる”
的な評をしていた。なんか激怒ってしまいそうになった。
どうも、仕事がらみか何かでどうしても見なければならなかったらしいが、
嫌いなら、見るな、こんな所に評も載せるな、と言いたくなった。
何故載せるのか。一種の目立ちたがりのような気がする。
この人には、何もわかってないなと。自分の理解できない世界があるのが不満な
精神的ローカル人種で、接しにくい人なのだろうなと。

大体、女子供は見るなってのは何事だろう。
見ぬもの清し、臭い物には蓋をしろ、的考えの持ち主なんだろうか。
それって、人格的にどうかと思うけどね。
私は実は女(それも40代という、大人とされる年代)だが、昔からSFやアニメは
好きだし、エヴァの大ファンである。
大体、エヴァファンの少なくとも1/4~1/3程度は女性だ。
この人は、その事実を認めないのだろうか。それらは、女ではない愚かなオタク人種、
とでも思っているのだろうか。
“自分の理解できない前衛的なもの”を、まるで認めないというのは、精神的田舎者以外の
何者でもない。
(えてして、バリバリ仕事が出来る社会人にいたりするけどね、そういう人。)
まあ、そんなしょうもないの放っときゃいいんだが・・・
この人の感覚では、私は“女にはあるまじきオタク崩れの変態”なのかな、と思ってしまった。
やだね。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版-観てきたよ

2007-09-02 21:37:07 | アニメ・オタク(オタ婚)
観てきました。
初日です。(9/1。)
ファンを自称するものの意地です。気ぜわしいんだけどね。

第一回上映ではなかったけど、まあ2回目。
ホントは1回目の上映を観る気だったのだけれど、直前で上映館が変わったから。
直前で話題が盛り上がって、人が多くなるだろうってことで、大きな館になったらしい。
(封切1週間だけ。)
で、その上映時間をあわてて確認したら、
(~9/2 8:00) 10:15, ---
とかなってて。
これはつまり、“9/1、2は初日当初の土日だから、8:00の回もあるよ”ってこと
だったのだけれど、私は9/2のみ8:00からと何故か誤解して、他の予定も入れてしまった。
だから、まあ後で気づいたけど、まあいいや、と思って、2回目から行った。
それでも、30分前に行って相当並んで、立ち見は無かったけど相当混んでたから、
正解だったかも。
実際、徹夜組も出て、上映3時間前(5時?)には300人並んでたって。
なんかね。
まあ、これは、東京で9館しか上映しないからでもあるのだけれど。

内容は。
映像表現は結構磨けてた。
ストーリーは、元と同じでちょっと変更あり(映画の時間制限に合わせてか)。
水準はキャラの描き方、声含め、前作と同レベルかそれ以上。
その他は、細部の予測とかはしてないけど、水準がかなり高いってことと、極上の
リメイクであって、かつそれを超える製作者のこだわりの(?)完結版だろうって
予測は当たったと思う。
“12年前の自分達のヒット作の、リメイクで稼ごうなんてせこい”とかって、妙な偏見と
先入観を持たないで、前作を知っているなら気軽に見に行けば、楽しめると思う。
(ただ、ストーリー的な盛り上がりは未だだったから、2度見はしないと思う。
 →もう一回見に行くことはないってこと。
 リツコ関連でストーリーの盛り上がりがあったら、もう一度行ったけどね。)

この件に関し、この映画の位置づけについては、yahooのユーザーレビューに書いたので、
もう一度書くのはめんどいしブログの場所を取っちゃうので、下のURLを見てください。
yahooユーザーレビュー:“ガイナックスの真髄とこだわり”
http://moviessearch.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id327253/rid181/p4/s0/c35/

ここにも書いたけど、私はリッちゃんファンなので、彼女(山口由里子さん)の変わらぬ
美声に酔った。
他の人のも(キャスト含め)殆ど変わらない。変わったことといえば、
-緒方さん(シンジ)と、マヤ(長沢美樹さん)は、ちょっとトーンの高めの声になってた
 気がする。(上手くなったのかな?)
-三石さん(ミサト)は極上の上手さ含めて変わらず。(ちょっとトーンに慣れがあるかなぁ。)
-山口さん(リツコ)は同じく変わらず。(熱意も?)
-ゲンドウ(立木冬彦)、冬月(清川元夢)は変わらず(慣れてトーンダウンの気配?)。
-他は変わらず。(林原さん(レイ)含め。)

まあ、映像はガイナらしくこだわって凝りまくってたし、新しくストーリーを変更する
気配もある(第一話ではそれほど出なかったが)し、まあ楽しみかと。
カヲル君がラストで出てたり、予告に今まで見たこと無い女性のメガネのキャラが
出てたりとかしてた。
あと、yahooのレビュー(2ちゃんねるとかと比べて多分低レベル)ですら話題に
なってたが、「使徒のナンバリングが違っていた。」
これ結構大事。設定に関わる。15年ぶりに現れた使徒サキエルが確か、「第4使徒」と呼ばれてた。
前の設定では、第一(アダム)と第二(リリス)の次で第三の使徒。1番ずれてる。
それに、ちょっと話が進んだ時に、冬月とゲンドウが、“我々は16の使徒を
必ず倒さねばならない。全てはそれからだ”と話していた。
前作では、渚カヲル(タブリス、第17使徒)を含めても、15しかなかった筈なんだよね。
これ、何か大幅な設定変更に関わるのかな。

私はこの作品をガイナが作った理由は、レビューに書いた通りと思っているけど、
まあその線で期待しているよ。
とりあえず、リッちゃんファンとしては、彼女がどうなるのか、やはり死ぬのだとしたら、
どういう最期を遂げるのかを見届けるのが義務(笑)と思うので、気長に待つわいな。

でも、やっぱエヴァはセリフや各キャラの映像やイラストに酔えるね。やっぱ。
嵌れるわ。早くDVDが欲しい。
グッズでも、欲しいの出てきてるし。あーあ、また金欠だ。。。

<しーません、四季のミュージカル女優さんのことを書こうと思っていたのだけど、
 エヴァが旬なので先書いちゃいました。
 高木美果って人へのフォローめいた内容です。
 なんか、四季話題書いてたら、アクセスがまた(このブログにしては)増えてるんで・・・
 一応連絡。近々書きます。>