陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

地震(12)-野菜や牛乳の廃棄

2011-03-23 08:50:35 | Weblog
茨城県の野菜、福島県の牛乳など、
政府の出荷停止措置で、農家・酪農家は泣く泣く廃棄しているそうな。
もったいないですなあ。
表示をキチンとして、売ってもらいたいものでござります。
ワタシなんぞ、現段階なら(少し安くしてもらえれば)買いますがなあ。
これから問題になるであろう魚介類も同じでござります。
もう余命が左程ではないプア人間にとっては、売ってもらえれば大歓迎でござりますよ。
少なくとも、中国野菜よりはよほど安心でござりましょう。
念のため、子供や若い人は食べないようにするとしても、中高年以上は食べても構わないと思いますがなあ。

現レベルなら「食しても問題ない」と言いながら、出荷停止・摂取制限とはねぇ。
後で何か問題があった場合に、言い訳ができぬことを恐れているのでござりましょう。
まったく、官僚体質そのものの政府でござります。
県単位の措置はやり易いのであろうが、おおざっぱすぎるのでござります。
それがために余計に風評被害が高まり、福島県産や茨城県産のものは、何も買わない、売れない状態になりますぞ。
それどころか、その次には、日本産のもの全てが同じ状態になりますぞ。

今、中国では「富士山が噴火する」とまことしやかな噂が流れ、
日本への渡航を嫌がる状態なんだそうだが(ワタシの立場では来なくてもいいんですがね)、
それと同じで、野菜や果物の海外への輸出もストップする可能性大でござります。

エダノほざく、
「補償は、まず東電が責任を持ち、それができない場合は国が責任を持つ」なんですと。
よう言うよ、でござりますなあ。
カンが出荷停止を指示したそうだが、すんばらしい政治判断でござりますなあ。

農家や酪農家はどうすりゃあいいのか?
東電に請求する?
被害額を全部払ってくれるワケはなく、
煩瑣な手続きを経て僅かを払うとしても、それはずっと先の話。
それまで持ちませんがな。
これを機に、農業や酪農を放棄する者が出るでしょうなあ。
バカバカしいという思いで。。
もう農業や酪農なんぞやってられません、という気持ちでござりましょう。
日本の農業や酪農に致命的な打撃を与えかねませんぞ。

そして、東電は補償分を電気料金に転嫁し、政府は税金に転嫁する、
何のことはない、全部、ワレワレが支払うのでござりますよ。
あゝ、ご立派な政府&政治家をいだくと、すんばらしい生活と未来が待ち受けるのですなあ。

▼統一地方選は3月24日の知事選告示で幕を開けるそうな。
選挙が延期された被災地を除く地域で、4月10日、そして24日の投票日まで選挙戦なんですと。
この大混乱の時期に、何をやっているのでしょうなあ。
候補者・支援者は、震災を横目に、選挙カーで走り回るのでござります。
あゝ、もうどうしようもありませんなあ。

後世の者にとって、
2011年頃の日本国民はアホそのものに見えるでしょうなあ。
コメがない、ガソリンがないと国民が走りまわり、
一方では、選挙で青筋をたてて自分の名をマイクでがなり立てる者がいる。。。。
狂っているとしか言いようがござりませぬなあ。

ワタシは、アタマとココロのプアを嘆きつつ生きてきたが、
政府と東電に起因する今の日本社会のアホ度には到底ついてゆけませんなあ。
アホ社会では、アホは伝染するのでござりましょう。
もとより、感染するお方は正常なのだが(正常だから感染する)、
元々(アタマとココロの)「プア」の者には感染しにくいのでござりましょう。
免疫があるからでござろうが、いつの間にか、正常と異常が逆転したようでござります。
喜んで良いのか、悲しむべきなのか。。。

▼気仙沼市階上中学校の卒業式の答辞で、卒業生の代表者が「天を恨まず助け合って生きていこうと思う」と述べたそうな。
15歳であろうが、えらいですなあ。
天を恨みつつ生きているワタシなんぞ、その中学生の足もとにも及びませんなあ。
ワタシならば、
「天を、神を、仏を、恨みつくし、呪い殺してやりたい」と言うでしょうなあ。
あゝ、これがまともな人と(ココロの)プアとの差なんでしょうなあ。

▼今朝の日経の文化欄。
山折哲雄氏が「信仰心で偶然と向き合う」とのサブタイトルで、
震災で生死を分けた「偶然」に対し、宗教による糸口、宗教の必要性に言及していますなあ。
その偶然は「科学的にも、論理的にも、どんな因果関係でも説明できるものではない」と言うておられる。
そうでしょうかなあ。
一人ひとりはともかく、人類全体、日本社会全体で見渡すと、必然性が見えてくるのではないでしょうかなあ。
しかし、自然災害の下で、今の日本の宗教が灯りをともし得るとは到底思えませんがなあ。
あるとすれば、せいぜい「なぐさめる」役割程度でござりましょう。

▼ロシアのメドベージェフが被災者を受け入れると言うたそうな。
極東の人口が希薄な地域での労働力の確保を念頭に言うたらしいが、
日本はこれに乗れば良いと思いますがなあ。
但し、行き先は歯舞、色丹、国後、択捉に限り、無期限であることを通告するのでござります。
本来、日本領土であるから、堂々と行けば宜しい。
被災者のみならず、ニート、フリーター、プアな勤労者も相乗りした一大軍団で乗り込むのでござります。
ワタシも手をあげましょうかなあ。
いえいえ、政府が話しに乗ったら満蒙開拓団になるから、
日本政府の計画なんぞには耳を傾けない方が賢明ですな。
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