ひとくちにランニングフォームとは言っても、ひとそれぞれ「体型」が異なるため、一概に「この走り方が良いよ」ということは出来ません。
「正しいとされている走り方が出来ない...」
「選手とは体型が違うのに同じ走り方が正しいの?」
このような疑問、悩みが生まれてきた方は、ぜひ以下の内容もご参考ください。
今回は、競技として取り組まれているランナーさんはもちろん、健康や気分転換のためにジョギングを楽しまれているみなさんのために「ランニングフェイズ」をご紹介します。
ランニングフェイズを知ることは、より正確に動きを理解して、より確実に正確な走り方を身につけるためのヒントになります。
従来、肩甲骨が〜、顎が〜、腰高に〜というように、判断基準が曖昧で、自分では何を修正したら良いのか分からない状態でした。しかし、ランニングフェイズのように、人間の身体や物理、スポーツ動作を理解することができれば、悩みや問題を解決する大きなヒントが隠されています。先人たちの知恵を拝借しつつ、今回のようにランナーみなさんにもお届けできればと願うところです。
ランニングフェイズには、足が地面に着いている「立脚期」と足が地面から離れている「遊脚期」の二つがあります。さらに、それぞれ「5つ」ずつのフェイズがあり、全体では「10」のフェイズに分かれています。今回は、まず一つ目の「イニシャルコンタクト」に着眼してみましょう。
「イニシャルコンタクト」は、足が地面に接地する瞬間(フェイズ)になります。
ボーリングで言うならば「ヘッドピン(1番ピン)」になります。ヘッドピンに当たらないと、ストライクがあり得ないのと同様に、この「イニシャルコンタクト」がうまくいかないと、その後、うまくいくことはありません。ですので、正しい「イニシャルコンタクト」をマスターするところから始めたいのですが、柔軟性や筋力不足、連鎖不良によって、試すこともできない場合があります。
今回のケースも、ようやく正しい「イニシャルコンタクト」が出来るようになってきました。正しい「イニシャルコンタクト」では「★★筋」を使います。この「★★筋」を使うことで、その後、力みなく流れるように反射を使った走りが出来るようになります。しかし、「★★筋」を使った正しい「イニシャルコンタクト」が出来ていないと、つま先や脚の筋肉で着地の衝撃を受け止めてしまうことになり、外反母趾や中足骨疲労骨折、シンスプリントなどの故障につながってしまいます(これらの人は、イニシャルコンタクトを見直しましょう)。
今回は、「つま先にタコができる」というお悩みもありました。ところが、上手な「イニシャルコンタクト」が出来るようになってきて、「タコも痛みも忘れてました」というコメントを頂きました。身体に何かが起きているときは、本当の原因を見つけて解消するのが最善策なのかと再認識できた事例でした。みなさんも、正しい走り方、自分らしい走り方を見つけるためにも「ランニングフェイズ」を意識した「骨格ランニング®️」を試してみてくださいね。
<ランニングフェイズ、ランニングフォームの載っている鈴木本>
「トップアスリートのランニングフォームで自己記録がぐんぐん伸びる本」
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