有機野菜とさらに一歩進んだ自然農法の野菜

土づくりから始め、化学肥料でなく有機肥料を使ってじっくりと育てる有機野菜。素材の味がぎゅっとつまっていて、甘みもあっておいしいですよね。無農薬で安全、安心なのも嬉しいところです。そんな有機野菜を作る農家の方や、家庭菜園で有機野菜作りを楽しんでいる方の注目を集めているのが、自然農法です。

自然農法は、農薬を使用しないのはもちろんのこと、さらに、耕さず、除草をせず、肥料を用いない農法です。有機栽培が米ぬかや油粕、鶏糞などの安全な肥料で土づくりをするのとは異なり、土を自然のあるがままの状態に戻すというのでしょうか。耕さず、除草もしないことで生態系を壊すこともなく、自然本来の土の力を生かした育て方になっています。

土を耕さない状態を続けていくと、ふかふかの土になるといいます。ただ、この自然農法には色々なやり方、考え方があり、耕す必要がある時は耕したり、肥料が必要な時は用いたり、と柔軟な考えでその土地にあった土、作物との付き合い方をしていく方法もあるようです。そういった場合は有機栽培との違いもあまり明確ではないでしょう。

いずれにせよ、安心な自然の力を生かした野菜であることには変わりありません。自分なりのおいしい野菜を作っていきたいものですね。