今日がどんな日かはわかっています。
でもこんな軽くて甘い話題があってもいいですよね。
そして・・・いいんです、ふざけたタイトルでも。
この言葉をネット検索したら 同志が大勢いましたし。
ここ2~3年、北海道(物産展も)を中心にカタラーナの名前を見る
事が増えてきました。
その定義がややこしいというか、かなりあいまい。
私の認識は、16年前の夏にバルセロナで食べたスペインのプリン
だったのですが、イタリアのお菓子と書かれているものもあります。
ウィキからスタートして調査・簡単にまとめました。
3行まとめ
やはり発祥の地はスペインで、地中海沿岸で広く愛されている。
熱いままでも、冷たくても美味だが、日本では冷凍販売が増加中。
クレームブリュレとの違いは、原料と作る時に湯煎するかどうか。
時間のある人は下も読んでね。
クレマカタラーナ(スペイン語:crema catalana)
別名をクレマ・デ・サント・ジョゼプ
(カタルーニャ語:Crema de Sant Josep)
またはクレマ・クレマーダ(Crema cremada)ともいう。
クレームブリュレによく似たカタルーニャ地方の洋菓子である。
カスタードの上にパリパリしたカラメルがトッピングされている。
通常、3月19日の聖ヨセフの日に食べられる。
キリストの父であるホセ(ヨセフ)の誕生日。
これについてはこんな話が・・・
「聖ホセのクリーム」は「父の日(ホセの日)」に食べる特別な
菓子。
むかしむかし、ある司教様がカタルニアの修道院を訪れました。
修道院に着くのが遅れ、シスターたちはおもてなしに追われます。
調理場は大混乱し、ついにはデザートを失敗。
苦肉の策でコーンスターチを使ってプリンを固めることに。
まだ湯気のたつデザートをテーブルへ運びます。
スプーンを口に運んだ司教様は、思わず「熱い!」と叫びます。
しかし、熱々のとろとろでコクのあるクリームは驚くほど美味で、
司教様は大変喜ばれました。
それでクレマカタラーナは「QUEMADA(ケマーダ=やけどした/
焦げた)」ともよばれるのだそうです。
何だか時代は違いますが、タルトタタンと似た話です。
カスタードは卵黄と牛乳又はクリーム、小麦粉から作られ、砂糖、
オレンジの皮、シナモンで味付けされている。
食べる直前に冷やしたカスタードの上に砂糖をまぶし、バーナー
で炙ることで、冷たく軟らかいカスタード上に熱いパリパリした
カラメルの層ができる。
バーナーが発明される以前は、サラマンドラという鉄製の火ごて
をよく熱して砂糖の上にかざすことでカラメルを作っていた。
クレームブリュレの起源を主張する地域はたくさんあるが、カタ
ルーニャ人も、クレマカタラーナはフランスのクレームブリュレ
の祖先であると主張する。
2つの主な違いは、クレマカタラーナはクレームブリュレのよう
に湯煎が行われないことである。
又、クレームブリュレが主にクリームを使って作られるのに対し、
クレマカタラーナはクリームと牛乳の両方を使って作られる。
クレマカタラーナは17世紀にスペインのカタルーニャ地方から
フランスに伝わったとされています。
場所は「ペルピニョン」という都市で、17世紀半ばまではスペ
インのカタルーニャに属していた街。
確かに地図を見ると今でも国境の近く。
ここからフランス全土に広がり、クレームブリュレと名を変えて
いきました。
作り方はさまざまですが、広がる途中で色々なアレンジが加えら
れたようです。
今ではポルトガル、フランス、オーストリア、スイス、イタリア、
ドイツ辺りまで、同じ様な料理やデザートがあります。
そしてイタリアでの名前は名前の通り「カタルーニャ風クリーム」。
カタルーニャ地方は大昔からイタリアと交流があって、カネロニ
がこの地方の名物料理なのだとか。
うーん、何だか堂々巡りですね。
Crema catalana は、生クリームと卵で作った”濃厚なプリン”
を凍らせ、キャラメルの風味をつけた冷たいデザート。
プリン同様、シンプルな材料なので、色々な味と形があります。
・カップに入れたまま、最後に焼き色(カラメリゼ)を付けた
もの
・凍らしたもの、半解凍、解凍したものをそれぞれ焼いたもの。
・大き目のバットに流し、三角形にカットしてから焼いたもの。
・深めの型に流し、そのままの形でスライスしてから焼いたもの。
クレームブリュレが主にクリームを使って作られるのに対し、
クレマカタラーナはクリームと牛乳の両方を使って作られます。
他には小麦粉やアニスを入れたり、柑橘系の香り(オレンジや
レモンの皮)を加えたり、シナモンを使うという感じです。
クレームブリュレの歴史によると、どちらが古い歴史を持つのか
わからないそうです。
クレームブリュレは イギリスで1691年にMassialot's cookbook
に掲載されたのが 歴史にはっきり現れた最初だそうです。
その時はフランス語で呼ばれていたので、フランスからイギリス
に伝えられたというのが定説。
しかし18世紀にはburnt creamと呼ばれるようになりました。
英国のトリニティ カレッジの典型的なデザートです。
もともとフランス国王の土地は北部のみで、南部は貴族の領地。
そこは国王の属国であると同時にスペインのアラゴンの国王の
属国でもありました。
スペイン・カタルーニャもアラゴンの属国。
そしてカタルーニャのことばとフランス南部のことば オクは
大変似ていて出自は同じと考えられます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
ちょっと胸焼けしてきましたか?
でもこんな軽くて甘い話題があってもいいですよね。
そして・・・いいんです、ふざけたタイトルでも。
この言葉をネット検索したら 同志が大勢いましたし。
ここ2~3年、北海道(物産展も)を中心にカタラーナの名前を見る
事が増えてきました。
その定義がややこしいというか、かなりあいまい。
私の認識は、16年前の夏にバルセロナで食べたスペインのプリン
だったのですが、イタリアのお菓子と書かれているものもあります。
ウィキからスタートして調査・簡単にまとめました。
3行まとめ
やはり発祥の地はスペインで、地中海沿岸で広く愛されている。
熱いままでも、冷たくても美味だが、日本では冷凍販売が増加中。
クレームブリュレとの違いは、原料と作る時に湯煎するかどうか。
時間のある人は下も読んでね。
クレマカタラーナ(スペイン語:crema catalana)
別名をクレマ・デ・サント・ジョゼプ
(カタルーニャ語:Crema de Sant Josep)
またはクレマ・クレマーダ(Crema cremada)ともいう。
クレームブリュレによく似たカタルーニャ地方の洋菓子である。
カスタードの上にパリパリしたカラメルがトッピングされている。
通常、3月19日の聖ヨセフの日に食べられる。
キリストの父であるホセ(ヨセフ)の誕生日。
これについてはこんな話が・・・
「聖ホセのクリーム」は「父の日(ホセの日)」に食べる特別な
菓子。
むかしむかし、ある司教様がカタルニアの修道院を訪れました。
修道院に着くのが遅れ、シスターたちはおもてなしに追われます。
調理場は大混乱し、ついにはデザートを失敗。
苦肉の策でコーンスターチを使ってプリンを固めることに。
まだ湯気のたつデザートをテーブルへ運びます。
スプーンを口に運んだ司教様は、思わず「熱い!」と叫びます。
しかし、熱々のとろとろでコクのあるクリームは驚くほど美味で、
司教様は大変喜ばれました。
それでクレマカタラーナは「QUEMADA(ケマーダ=やけどした/
焦げた)」ともよばれるのだそうです。
何だか時代は違いますが、タルトタタンと似た話です。
カスタードは卵黄と牛乳又はクリーム、小麦粉から作られ、砂糖、
オレンジの皮、シナモンで味付けされている。
食べる直前に冷やしたカスタードの上に砂糖をまぶし、バーナー
で炙ることで、冷たく軟らかいカスタード上に熱いパリパリした
カラメルの層ができる。
バーナーが発明される以前は、サラマンドラという鉄製の火ごて
をよく熱して砂糖の上にかざすことでカラメルを作っていた。
クレームブリュレの起源を主張する地域はたくさんあるが、カタ
ルーニャ人も、クレマカタラーナはフランスのクレームブリュレ
の祖先であると主張する。
2つの主な違いは、クレマカタラーナはクレームブリュレのよう
に湯煎が行われないことである。
又、クレームブリュレが主にクリームを使って作られるのに対し、
クレマカタラーナはクリームと牛乳の両方を使って作られる。
クレマカタラーナは17世紀にスペインのカタルーニャ地方から
フランスに伝わったとされています。
場所は「ペルピニョン」という都市で、17世紀半ばまではスペ
インのカタルーニャに属していた街。
確かに地図を見ると今でも国境の近く。
ここからフランス全土に広がり、クレームブリュレと名を変えて
いきました。
作り方はさまざまですが、広がる途中で色々なアレンジが加えら
れたようです。
今ではポルトガル、フランス、オーストリア、スイス、イタリア、
ドイツ辺りまで、同じ様な料理やデザートがあります。
そしてイタリアでの名前は名前の通り「カタルーニャ風クリーム」。
カタルーニャ地方は大昔からイタリアと交流があって、カネロニ
がこの地方の名物料理なのだとか。
うーん、何だか堂々巡りですね。
Crema catalana は、生クリームと卵で作った”濃厚なプリン”
を凍らせ、キャラメルの風味をつけた冷たいデザート。
プリン同様、シンプルな材料なので、色々な味と形があります。
・カップに入れたまま、最後に焼き色(カラメリゼ)を付けた
もの
・凍らしたもの、半解凍、解凍したものをそれぞれ焼いたもの。
・大き目のバットに流し、三角形にカットしてから焼いたもの。
・深めの型に流し、そのままの形でスライスしてから焼いたもの。
クレームブリュレが主にクリームを使って作られるのに対し、
クレマカタラーナはクリームと牛乳の両方を使って作られます。
他には小麦粉やアニスを入れたり、柑橘系の香り(オレンジや
レモンの皮)を加えたり、シナモンを使うという感じです。
クレームブリュレの歴史によると、どちらが古い歴史を持つのか
わからないそうです。
クレームブリュレは イギリスで1691年にMassialot's cookbook
に掲載されたのが 歴史にはっきり現れた最初だそうです。
その時はフランス語で呼ばれていたので、フランスからイギリス
に伝えられたというのが定説。
しかし18世紀にはburnt creamと呼ばれるようになりました。
英国のトリニティ カレッジの典型的なデザートです。
もともとフランス国王の土地は北部のみで、南部は貴族の領地。
そこは国王の属国であると同時にスペインのアラゴンの国王の
属国でもありました。
スペイン・カタルーニャもアラゴンの属国。
そしてカタルーニャのことばとフランス南部のことば オクは
大変似ていて出自は同じと考えられます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
ちょっと胸焼けしてきましたか?