写真散歩

カメラを持って気ままに散歩

ゆるゆると

2019年03月08日 | 小笠原
温かくなってきた小笠原の山にも花が咲き始めたとの噂がチラホラと聞こえてきました。
よ~し、久し振りに山で花を探すぞ♪
ということで、3月に入ったばかりの山にやってきました。
場所がわかる写真をまたしても撮り忘れてしまいましたが、村民の森という場所です。
お出迎えは…
ハチジョウクサイチゴ(バラ科キイチゴ属)

道なりにたくさん咲いてます。少し咲いてる所は知ってましたが
こんなにたくさんの花が咲いてるところを見たのは初めてなので嬉しい限りです。
当然寝転んでパチリ

カジイチゴとクサイチゴの自然交雑で、内地の一部の地域でも見ることができるそうです。
ハチジョウは八丈島の意味で、最初に見つかったのが八丈島だったそうです。

さあ、村民の森に入ります。


少し入ると固有種の鳥、アカガシラカラスバト(ハト科)が
「いらっしゃ~い」(桂分枝師匠のイントネーションで)と出迎えてくれました。

久し振りのアカガシラカラスバト(以下、赤ポ)
幸先が良くて嬉しくなります♪

また今度ここの風景を撮ってこようと思いますが、道の周りは固有種の樹木ばかりです。
山頂にでました。

初めての場所から眺める風景はなんだか新鮮です。

その山頂付近にムニンシャシャンボ(ツツジ科スノキ属)
の小さな花を見つけることができました。
今年は雨が降らない上に天候も不順で花付きが悪いです。

そんなムニンシャシャンボの花を撮るのに苦労していると、ムニンシャシャンボの株の中からガサゴソと音が聞こえます。
もしかして!!
やっぱりハシナガウグイス(ウグイス科)!!
「だれ? なにしてはるの~」

「なんや、おっさんか、おっさんには興味ないわ ほなさいなら」
「そんな~ お願いだからちゃんと撮らせて下さい。」

「いやや」
そう言ってどんどん森の中に入っていってしまいました…
「そんな・・・」
トボトボと山を下ります。

おっ さっきとは別の赤ポがいました!!

しかもペアです。

「なんやの?」

「少しだけ撮らさせてもらっていいでしょうか?」
「あかん」

「えっ?」
「寝るねんから~」

おやすみなさい…

固有種の花を探す旅は続く…