槍平小屋ニュース 

槍ヶ岳・飛騨側登山ルートの要衝、槍平小屋から日々の出来事や最新登山道情報をお届けします。

槍平小屋ニュース 7月23日

2014年07月23日 | 日記

今朝の槍平。まずまずのお天気。今日は小屋から南岳新道の標高2700m付近までの草刈り、それとルート標識ペンキの塗り直しへ。

 

標高2150m付近。いやぁ~、なかなかのもんです(苦笑)。登山道の草刈りは、山側のみ。谷側の草を刈ると、道の端を通る人が増えて登山道の路肩が崩れやすくなるためです。

 

手刈りでジワジワと。この場所はまだ楽でしたが、笹ヤブは手ごわかったですね。あと、ブヨの大群!今日もやられました。痒いです!

 

痒い思いしただけのことはありました。今日のビフォーアフター、パート1。

 

標高2650m付近。今度はペンキ塗り。写真中央やや右、槍平小屋が見えてます。

 

長年の風雪にさらされ、丸印も薄れていきます。

 

今日のビフォーアフター、パート2でした。

 

草刈りの手を思わず止めてしまう、可憐な美しさ。ツマトリソウはもちろん刈りませんでした。

 

それでは本日の気象情報。

午前6時34分。

 

午後6時54分。


登山道情報 7月23日(南岳新道)

2014年07月23日 | 日記

標高2700m付近、南沢の夏道トラバース区間の様子です。南岳小屋の方が幅1m程度に雪を切り、歩きやすくしてくれています。写真下のガレ場と雪の境目が南岳側、写真上のガスに霞んだ尾根が槍平へ下る登山道へつながります。本日現在、トラバース区間の通行にピッケル、アイゼンは必要ありませんが、これより上部の斜面にもまだ残雪があります。軽アイゼンやストックをお持ちになることをお勧めします。

 

標高2100m付近の南沢の雪渓です。スノーブリッジが出来ています。本日現在は雪上ではなく、ガレ場を迂回して対岸へ取り付くルートが比較的安全に通行出来ますが、ガレ場の岩は崩れやすいので、十分注意して、対岸の目印を見落とさないように通行して下さい。