今朝もまずまずのお天気。
槍平小屋へ続く小径にはミヤマキンポウゲが咲き始めました。今はニリンソウと仲良く咲いています。
営業開始目前、今日は小屋主人と共に営林署の方、キャンプ場トイレ工事をお願いする建設会社の方が下見で登ってこられました。街での工事と違い、大変な部分が多いと思いますが、どうぞよろしくお願いします！
いよいよ明日は営業初日。ちょっとお天気が気がかりですが、気を引き締めてシーズンの始まりを迎えたいと思います。あらためまして、今シーズンもどうぞよろしくお願いいたします！
それでは本日の気象情報。
午前6時08分。
午後5時38分。
久しぶりの青空が広がった午前中、今日は飛騨沢のルート偵察と、登山道への救急箱設置へ行ってきました。救急箱は飛騨沢の標高2550m付近、千丈沢乗越への分岐点に設置するのですが、まだ残雪があったため、槍ヶ岳方面に少し登った場所に仮置きしています。利用は可能です。
飛騨沢には初夏を彩る花々が咲き誇っています。ふんわり、ふわふわなのがキバナシャクナゲ。
こちらはハクサンイチゲ。
ミヤマキンバイも賑やかに咲いています。
今しばらくは残雪の影響もありますので、飛騨沢を通過予定の方は最新登山道情報も参考にして頂き、万全の装備はもちろん、冷静、かつ客観的な天候判断のもとで登山計画を立てて下さい。
それでは本日の気象情報（午後のみ）。
午後5時46分。
槍ヶ岳・飛騨沢ルートの登山道状況をお知らせします。
標高2550m付近。千丈沢乗越への分岐点。これより上部、特に標高2650m付近～2850m付近にかけての急斜面に雪渓があり、夏道もほとんど隠れています。雪渓を直登するルートを取る場合にはピッケル、アイゼンが必要です。雪の影響を避けるルート選択としては、この分岐点から千丈沢乗越経由、西鎌尾根を辿るルートがあります。
標高2750m付近を行く登山者。
雪渓上でガスに巻かれた場合にはルートを見失う恐れがあります。夏道を示すポールや、雪渓を直登するための目印も所々にありますが、視界50m以下となった場合には確認出来なくなります。また、写真からは伝わりづらいかもしれませんが、上部の雪渓はかなりの急傾斜です。滑落した場合、ストックでは止まれません。必ずピッケルを携行して下さい。
この写真は、上の写真と同じ場所から撮ったものです。30ｍほど先にピンクの標識リボン（中央やや左手）があるのですが、ほとんど見えません。濃霧時にルートを失った場合には、必ず引き返して下さい。標高2850m付近より上部の登山道に雪はありません。
飛騨乗越からの槍ヶ岳。
今日は一日中、真っ白なガスに包まれた槍平。時折、空が明るさを増すこともあったので、雲海の中だったのかもしれません。
営業開始直前、ゆったりした午後の時間があるのも今のうちです。今日は3時のおやつにバナナ・パンケーキ。みんな気になって見に来ますね（笑）。出来栄えは上々。とっても美味しかったです！
おやつの後は、男子スタッフが霧雨の中、乾燥室脇の倉庫片付け作業へ。これも時間のある内にやってしまいたい仕事です。天気予報では明日は好天が期待出来そうなので、出来れば登山道状況の偵察にも出たいと考えています。最新の登山道情報が分かり次第、こちらのブログでお知らせいたします。
それでは本日の気象情報。
午前6時31分。
午後5時37分。
お天気も心配でしたが、小雨の中、今日は女子スタッフのエリちゃんが入山してくれました。昨年に引き続き、2シーズン目を槍平で働いてくれます。堀内クン同様、彼女も英語が堪能で、昨シーズンも外国人登山者と楽しそうに話している姿をみかけました。今年も外国のお客様対応、期待してますよ！
さて、そのエリちゃんを無事に小屋まで連れてきて下さったのは、大石サン。昭和の終わりから平成にかけての10年を槍平で小屋番として過ごした大先輩！現在は九州・熊本でペンション”ポーランの笛”を経営されています。小屋宛の荷物も背負ってきて下さったのに、お天気も心配、ということですぐに下山されてしまいました。昨年に引き続き、エリちゃんのガイド役、ありがとうございました。九州から槍平を見守っていて下さいね。
スタッフが増えると、お茶の時間も賑やかになります。外は雨ですが、元気出していきますよ～！
それでは本日の気象情報。
午前6時48分。
午後6時05分。
