槍平小屋ニュース 

槍ヶ岳・飛騨側登山ルートの要衝、槍平小屋から日々の出来事や最新登山道情報をお届けします。

槍平小屋ニュース 2022/07/12

2022年07月12日 | 日記

断続的に強い雨も降る一日となりました。我々も皆様と同じように、スマホ・PCの液晶画面に穴が開くほど!週間天気予報を見つめています。好天の兆しを願いつつ、けれども冷静な判断も忘れずに、という姿勢がやはり大切ですね。

毎シーズン、山小屋ではいろんなことが起こります。予想していなかったこともたくさん。そのたびに悩んだり困ったりもするのですが、「花たちに見られているからな。恥ずかしい態度だとみっともないな」と、儚げな見た目の花々ではありますが、叱咤激励されているような気分にもなります。

シーズンの営業が始まったばかりの山小屋、きっとこんな感じに蕾が開き始めたところでしょうか。たくさんのお客様をお迎えして、しっかり皆様に信頼して頂ける山小屋として花が咲かせられるように今シーズンもスタッフ一同頑張って参ります。あらためまして、2022年シーズンもどうぞよろしくお願いいたします!


【最新登山道情報】槍ヶ岳・飛騨沢ルート 2022/07/09 更新

2022年07月09日 | 日記

槍平小屋より上部の槍ヶ岳・飛騨沢ルートの状況をお知らせします。本日現在、登山道に影響する積雪はなく、夏装備で通行可能です。

標高2470m付近の涸れ沢のトラバース箇所に土砂崩落があり、通行が危険なため一部迂回路を設定しています。

槍ヶ岳から稜線を歩いて南岳方面、さらに南岳新道通行予定の方は上部雪渓の状態を南岳小屋さんから出される情報で確認して下さい。

 

 

大喰沢(標高2150m付近)。

 

最終水場は取水可能です(標高2250m付近)。

 

標高2470m付近、涸れ沢トラバース箇所の土砂崩落。迂回路にピンクテープの印があります。

 

迂回路は数メートルです。

 

標高2550m付近。飛騨乗越・千丈沢乗越分岐です。本日救急箱を設置しました。靴のソール剥がれ応急処置セットが入っていますが、修理後は必ず下山して下さい。

 

標高2600m付近。

 

標高2700m付近を下山する登山者。

 

標高2700m付近。標高2850m付近にかけて登山道脇に雪渓がありますが通行に支障はありません。

 

標高2850m付近。

 

標高2900m付近。

 

飛騨乗越(標高3020m)。飛騨沢ルートで槍ヶ岳が見えるのは穂高平小屋からと、この飛騨乗越からになります。