激しい雨が降り続いた午前中に比べ、滝谷の水量は減少してきています。画像は本日18時取得のライブカメラ画像です。しかしながら、渡渉可能であった水量(6月21日時点)と比べると、まだ数倍の水量があります。
6月21日の滝谷渡渉部の水量。この水量でも、なんとかギリギリの渡渉が出来る程度。本日の水量との差を確認して下さい。雨が降らなければ今後、水量そのものは減少していきます。ただ、この大雨で地盤が緩んでおり、先日からお伝えしている滝谷避難小屋付近を含め、落石の危険が高まっています。また、週間予報的にもまだ安定した晴天が続く予報ではありません。
こちらは本日午後5時30分頃、小屋から新穂高方面に1分ほど下った地点です。点線で示す登山道に増水した沢が流れ込んでいます。この沢は、盛夏には一滴の水もない涸沢となる場所です。滝谷を含め、槍平小屋から下の登山道状況は現在未確認です。明日以降、天候の回復を見ながら確認作業は進めていきますが、新穂高までの全域の状況が判明するまでにはしばらく時間がかかります。また、小屋スタッフの安全が確保されないような天候であれば、確認作業を行うことも出来ません。最新の情報が入り次第、このブログでお知らせしていきますので、安易な入山はなさらずに、確実な情報を得て慎重な登山計画を立てて下さい。