槍平小屋ニュース 

槍ヶ岳・飛騨側登山ルートの要衝、槍平小屋から日々の出来事や最新登山道情報をお届けします。

2020年シーズンのスタッフ募集中です!

2020年01月05日 | 日記

槍平小屋では現在、2020年シーズンのスタッフを募集中です!北アルプスの山ふところに抱かれた、標高およそ2000mのこの場所で元気いっぱいに働いてみませんか!

北穂高岳や涸沢岳の夕焼けが美しく、槍ヶ岳登山のベースキャンプとして人気の槍平キャンプ場、また、混雑の激しい信州側とは違う落ち着いた雰囲気で登山が可能な飛騨側ルート。知名度順位には現れない山の魅力をぜひ体感して下さい。

小屋スタッフの待遇についても、山小屋としては珍しく、スタッフルームは倉庫兼用設備ながらも個室です!夏山繁忙期であっても、午前3時台から、あるいは、午後9時を過ぎるような勤務はありません。

詳しくは以下のサイトを御覧ください。皆様のご応募、お待ちしております!

槍平小屋夏山スタッフ募集


(追記)長野市での災害復旧ボランティアの件

2019年11月18日 | 日記

「80歳過ぎてる親は足腰悪いからね、あの日は腕引っ張ったりお尻押したりして二階に上げて。窓からタオル振ってたら自衛隊のヘリコプターが近づいてきたんだよ。中の人が両手でこうやって丸印をしてくれて、助かった~と思ったけど、実際に救助されるまではさらに二時間待ったなぁ・・・」

更新担当ですが、11月に入って二回目、昨日も穂保地区のお宅で濡れた畳運びや、襖洗浄などのお手伝いでした。普段は高齢のご夫婦だけで住んでいらっしゃったお家で、台風19号の接近を心配した息子さんが訪ねて行ったところ、すでに膝近くまで水が来ていて車を近づけられず、500m以上歩いて迂回し、家にたどり着いたということでした。裏庭に植えてあったツワブキも、あの日は濁流の中に完全に沈んで、自衛隊ヘリのエンジン音を聞いていたはずです。それが、たった一ヶ月ほど前の出来事。

 

台風19号から一ヶ月あまりが経った被災地では、ゴミの片づけは進んでいるものの、被災家屋ごとの修復度合いにはかなり差が出てきているように感じます。床下の泥出しが完全に終わって室内の清掃に入っているお宅もあれば、これから床板を剥がして泥出しが始まるお宅もあります。ボランティア参加者も減少傾向ということですが、まだまだ人手が必要な状況に変わりはありません。前回のブログでも書いたのですが、あまり身構えることなく、お時間に余裕のある方は気軽に参加して頂ければ、と思います。ボランティア作業が初めての方も大勢いらっしゃいますし、被災地を自分の目で見て、実際に被災した方からお話を聞くことはやはり大きな経験になり得ると感じています。画像は南長野運動公園にある長野市南部災害ボランティアセンターでの受付。穂保地区などの北部方面へも連絡バスが出ています。

長野市災害ボランティアセンター

 

そして!今回は嬉しいビックリがありました!一昨年の槍平小屋スタッフ、ゆかりサンが松本山雅FCのサポーター仲間とやはりボランティアに来ていてバッタリ再会!彼女は今月初めにも私と数日違いでボランティアに入っていて、「いつか会うかも!」なんて話していた矢先でした。早速、来シーズンも小屋に遊びに(というか、手伝いに・・・笑)来てくれるようにお願いしておきました。地元ならではの想いも、きっと秘めているのだと思います。相変わらず、行動力抜群ですね!

長野道・姨捨SAから見た千曲川。これからは穏やかな流れがずっと続いてくれるように祈るような気持ちです。

 

 

 


(お知らせ)長野市での災害復旧ボランティアの件

2019年10月30日 | 日記

(2019年10月30日 長野市穂保地区)※ 家主さんの許可を得て撮影

 シーズンオフ時のイレギュラーな更新となりますがご了承下さい。皆様ご存知の通り、台風19号では各地で甚大な被害が出ました。槍平小屋から見れば北アルプスを挟んでお隣、長野県の被害も想像を超えたものです。

更新担当ですが、現在長野市穂保地区で泥出しのお手伝いをしております。ただ、やはり圧倒的な人手不足は痛感するところです。今日伺ったお宅はりんご農家さんなのですが、高齢のご夫婦のみで気が遠くなるような復旧作業をされています。庭には押し流されてきた軽トラがそのままで、これから床板を剥がしてさらに泥出し作業も続くはずで、このようなお宅がまだ無数にあります。

 長野市災害ボランティアセンターでもボランティア不足をなんとか解消したい、ということでしたので小屋ブログでお知らせし、皆様のご協力が頂ければと考えて情報発信しております。

 ボランティアで作業などしたことがない、という方のほうが多いはずですし、実際に長野市でも初めていらした方によくお会いします。経験がないことは、まったく心配はありません。力仕事だけでなく、女性ボランティアさんによる室内の掃除なども被災者の方にとっては非常に助かる、と聞きます。あまり深刻に考え過ぎず、たとえば、エレベーターでボタン脇に立った時、出入りする人のために’開’ボタンを押すくらいの気持ちで、気軽に参加して頂ければと思います。もちろん、体調管理とケガだけには十分注意して下さい。

長野市災害ボランティアセンター

 

更新担当もあと数日お手伝い予定です。もしかしたら、作業をご一緒することがあるかもしれませんので、その時はどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 


槍平小屋ニュース 2019/10/16 (2019年シーズン最終更新)

2019年10月16日 | 日記

(2019年シーズンの営業は終了いたしました)

槍平小屋ホームページ /facebook/instagram ご宿泊予約について 


(重要)南岳新道の現状について 20190807更新    

滝谷避難小屋付近落石の件


下山の朝。4代目小屋主人を先頭に、キャンプ場前の河原を渡って奥丸山登山道方面、槍平神社へ。毎シーズンの下山時恒例行事。

 

今シーズン、小屋周辺で重大事故が起きなかったことへの感謝。そして、来シーズンも安全な登山を大勢のお客様に楽しんで頂けるようにお願いしました。

 

4代目小屋主人(左)のザックの大きさ!そして、ギターを背負った渡り鳥も(笑)。下山の荷物はみんなパンパン!いよいよ下山開始。

 

南沢から滝谷方面。紅葉がまだまだ鮮やか。

 

滝谷。来シーズンも穏やかな流れがずっと続きますように。

 

あらためまして、今シーズンも大勢のお客様にご利用頂きまして、誠にありがとうございました。本シーズンより4代目小屋主人発案で印度カリー子さんのレシピによるスパイスカレーを小屋夕食に提供させて頂いておりますが、たいへんご好評を頂いております。疲れた体に元気を取り戻すスパイスカレー!来シーズンはぜひ皆様もご賞味下さい!

そして!2019年シーズンを小屋スタッフとして頑張ってくれたモカちゃん、カナメ君、”監督”の三名には本当に助けられました。みんなありがとう!小屋を降りてからのニューライフがそれぞれに始まると思いますが、元気いっぱいに新しい日々を切り開いていって下さい!

2020年の7月7日、七夕がやってくれば槍平小屋は再び営業開始!新緑と残雪の風景を皆様にお届けしながら、新しいシーズンがスタートするはずです。飛騨側登山道の魅力、一言では言い尽くせませんが、混雑激しい有名な入山口からの登山に比べて、気持ちの落ち着く静かな山旅が出来るルートであることは間違いありません。そして、時に厳しい顔を見せる滝谷も、天候の安定した時に通過すればその絶景を存分に楽しめます。槍ヶ岳・飛騨沢ルート、知名度順位には反映されないたくさんの魅力があふれるルートです。来シーズンはぜひ皆様の目で確かめにいらして下さい。お待ちしています!

 

 


槍平小屋ニュース 2019/10/15

2019年10月15日 | 日記

(2019年シーズンの営業は終了いたしました)

槍平小屋ホームページ /facebook/instagram ご宿泊予約について 


(重要)南岳新道の現状について 20190807更新    

滝谷避難小屋付近落石の件


小屋閉めの朝は明るい雲海の中でスタートしました。飲料水タンク、ホースの片付け。

 

小屋閉め経験者のモカちゃん(左)と、今シーズン初めて小屋入りしてくれた”監督”。水道ホースの巻取りをしながら、今シーズンを振り返ったり?しているでしょうか。

 

小屋内では4代目小屋主人(右)とカナメ君が畳を上げた食堂内に、耐雪サポート材の設置。冬季の屋根雪の重さに耐えるには、通常の柱の本数では足りません。水平・垂直をしっかり見定めつつ。

そして、小屋閉めの象徴的なシーンが、看板の取り外し。

 

今シーズンが無事に幕を降ろしました。

 

冬季小屋の向こうに、滝谷ドームが鮮やかな夕焼けを見せてくれました。いよいよ明日は小屋スタッフの全員下山日。皆様と同様、”おウチに帰るまでが登山!”ですし、今シーズンの山小屋業務。気を緩めずに、しっかり下山したいと思います。