やっぱり本が好き@ミステリ

日頃読んだ本の感想・日常の生活など

凍える牙

2008-06-26 15:10:15 | Weblog
深夜のファミリーレストランで、客の男性の体が突如発火、炎上し死亡した。
火の勢いは強く、雑居ビルの一階に位置していたレストランはもちろん、その上にあるいくつかの店舗をも巻き込む火災となった。
被害者の男性には獣による歯牙傷があった。
女性刑事の音道貴子は中年刑事の滝沢保とコンビを組み捜査にあたる。
やがて、獣にかみ殺される事件が相次いで起こる。
そして捜査線上に浮かんだのは「疾風(はやて)」と名づけられたウルフドックだった。

犯人側の心理だとか犯行に及んだ動機をもっと深く掘り下げてほしかった。
最後は疾風のことを思うと泣きそうでした。