やっぱり本が好き@ミステリ

日頃読んだ本の感想・日常の生活など

残虐記 桐野夏生

2008-06-23 14:09:09 | Weblog
小説家、小海鳴海が失踪する。
彼女の夫のもとに残されていた原稿「残虐記」。
そこには彼女が10才の時、男にさらわれ1年余り男の部屋に監禁されていた事件が余すところなく赤裸々に描かれていた。
誘拐の前に殺人死体遺棄事件も起こしていた男は22年ぶりに出所。
突然彼女に男から手紙が届き彼女は原稿を書き上げ、姿を消した。

桐野氏の作品を読むのはこれが初めてです。なぜ「残虐記」を選んでしまったのか。読み終わって、軽く後悔してしまいました。
題名も衝撃的でしたが内容も衝撃的です。怖いです。ある意味ホラーです。
新作の「東京島」は怖くないといいのですが・・・。