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『教育行政の闇を斬る!』(2)

2016年02月15日 | 政治

ーシリーズ 天衣無縫 三宅が吠える!ー

『教育行政の闇を斬る!②』三宅博 AJER2016.2.14(2)


これは『教育行政の闇を斬る!①』の続編です。
前編をご覧になっていらっしゃらない方は下記のリンクをクリックしてご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/yaonomiyake/e/0dac9661c9a7acc2f00ff29ded376884

動画画面の図

文部科学省
  |
都道府県教育委員会
  |
○ 市町村教育委員会

教科用図書選定委員会
  |
教科書調査員


解説

 前半の部分で教科書採択の制度について簡単な図を書いてご説明した。
教科書の採択そのものは各市町村の教育委員会・教育委員が採択権限がある。

ところがその下に教科用図書選定委員会というのがあり、自治体により規模が異なるが大体教科用図書の選定委員会は10人ぐらい、校長会であるとか一部保護者の代表である市のPTA協議会の会長さん、或は事務局などの方々が入り、大半が教員であるが教育委員会のメンバーによって構成されている。
その下に各教科書の直轄教科の調査員というのがあり、末端の教員が社会科或は美術・国語など、各教科書会社が作成した教科書を調査するということで、調査結果を選定委員会に挙げる。
選定委員会が報告書というかそれぞれの評価を教育委員会に送り教育委員5名からなる教育委員が最終的に採択の決定をするということだが、基本的に末端の調査員、この段階で非常に大きな教科書採択の影響が、調査員レヴェルで調査結果において教科書が採択がされる。

東京書籍とか教科書会社は教育委員会の教科用図書の選定委員会メンバーのみならず、末端の調査員も呼んで先程説明したような謝礼を贈ったりする。
彼らは教科用図書の選定の実態・力学というものを非常によく理解しているからこういうことをやった。
末端の調査員の調査結果が上の採択権者の教育委員会・教育委員個々に対しても非常に大きな影響を及ぼす。
調査員の調査結果が選定委員会で行われ、地区・所属教育委員会によってはそこで10何か社の教科書を3社ぐらいに絞り込みをしてその中で点数・順位付けする。
A社はこういう長所短所がある、B社はこう、C社はこうというように、その上に点数で順位付けする。 
そして調査員の選定委員会の調査でも評価の高かったA社の教科書が一番有利な評価を得て教育委員会が採択決定する。

こういった中で非常に反日的な記述をやってきた教科書が、日教組の意向に沿った教科書の採択が行われてきた。
しかも日本の教科書の場合、解放同盟が非常に大きな暗い影を落としている。
大阪の解放同盟が各教科書会社に45項目のチェック項目を送付する。
そこではとんでもない指針に基づいたチェック項目を各教科書会社に送る。    
それは「日本の国ではずっと被差別民が差別されてきた、その元となっているのは天皇制度である」というように皇室を貶めたり非常に偏った記述、或は日本の国は先の大戦でアジア諸国に迷惑をかけた、南京で何十万人虐殺した、植民地支配を長年に渡って続けたなど事実に基づかない反日思想に彩られた45項目のチェック指針を各教科書会社に送る。
教科書会社は営利企業だから採択されて売れない限りは会社の存続が出来ないので、仕方なく大阪の解放同盟の指針に基づいた記述をしていた。  
そして競うように偏向した教科書が各市町村の中学校・小学校の教壇で教えられていた。

一番ひどいのは大阪書籍という会社だったが「新しい歴史教科書をつくる会」というのができて、今は育鵬社と自由社の二社に分かれているが保守系の教科書が出来た、このことによって教科書選定の幅を持つことができた。

一番ひどい大阪書籍の教科書は東京書籍と並んで全国教科書会社の一方の雄であったが、大阪書籍は倒産してしまった。
当たり前のことで因果応報だが、ところが今や大阪書籍に成り代わって東京書籍という会社が一番のシェアを得ており、その東京書籍が5万円の謝礼を贈ったというとんでもないことをやった。
その結果がシェアの一位というように反映されている。

団体が日本の教科書を歪めてきた元凶である。 
それは解放同盟と日教組というのは旧社会党の兄弟組織であって、言ってみれば親分子分というか血の友諠で彩られた関係である。  
もし地方議会に於いて保守系の議員が「日教組の教育行政はけしからん」と言って日教組を攻撃しょうとするといつのまにか背後から解放同盟があらわれてきて、その議員に対して「何か文句があるのか」と立ちはだかる。
これを見た多くの地方議員が解放同盟と事を構えることはできないとすごすごと立ち去る。
そういうことで偏向した教科書がずっと出来てきた。  
そしてまた教育行政の闇が放置されてきた。

今、全国で3万5千人以上の地方議員がいるが、教育行政の闇に精通した議員はおそらく100人もいない、
それはなぜかというと、現場の実態は複雑でわかりにくいので、現場に足を運んだ議員でないとわからない。 
しかもこれを身体を張って正していこうとしたところで有権者に正しい評価を与えられない。
教育の歪みを正そうとしてもそれが票にも評価にも結びつかない、であったらあほらしいと。
尚且つ日教組や解放同盟と身体を張った闘いを繰り広げなければいけない、バカらしくて割に合わないということで教育行政の是正が放置されてきた。

ところがごく一部の方だけが、身体を張って闘ってこられた。
もとの鎌倉市の市議会議員をされていた伊藤玲子先生、本当に立派な方だった。
そして教育現場の実態を時の文部大臣の中山成彬さんに「現場はこのようになっている」と報告、
それを知った中山さんがビックリ仰天して何としても偏向した教育の是正をしていかねばならないとされた。
最終的に中山さんは日教組を批判したが故に国土交通大臣も更迭され自民党も追放され、落選の憂き目に合ってしまう。

或は沖縄の教科書採択については共同採択地区だったが、そこで決まった教科書を竹富町の教育長が「こんな教科書は認めない。もっとふさわしい教科書がある。」
教育長が言うもっとふさわしい教科書と言うのは、もっと偏向した教科書がいいんだということ。  
決定した事項に従わずに有志からの寄付として部数は知れているが寄付を募って子供たちに与える、ここには教科用図書の法律とか或はあらゆる文部科学省の指導を無視した。
現場はこんなことである。

日教組上がり・全教組上がり・組合上がりの教員でしょう。非常に偏向した人がやっている。
一事が万事そういうことで教育行政というのはなかなか今に至るも是正されていない

或は大分県の教員採用試験、とんでもないことが長年に渡って繰り広げられてきた。
大分県といえば村山富市社民党の本拠地、そこでは教員採用にコネのある者でないと通らなかった。
社会党系・日教組系のコネのある者でないといかに優秀な人間が大分県の教員採用試験を何度受けても通らない。
ところが優秀でもない出来の悪い教員でも日教組系のコネを使ってずっとやってきた。
大分県の教員の質が落ちるのは当たり前。
それより何より公務員採用にこんなとんでもないことが長年繰り広げられてきた、先ほど申し上げた解放同盟の教育行政に落とす大きな影、日教組と一緒になってとんでもなく日本の公教育を歪めてきた。
こういったことを是正するにも議員さんが教育現場の闇の実態をほとんどご存知ない。
まして保護者・国民の方々は教育行政の闇の部分を垣間見ることができない。
また文科省の役人にしても、いかに文科省が綺麗ごとを言って都道府県或は市町村の教育委員会に指導助言したところで、現場の連中は確信犯なので何とも思っていない。
自分たちのやりたい放題、こういったことが繰り広げられて教育行政というものが歪められてきて子供たちが嘘を教えられる、自分たちの国家に対して憎悪すら覚える、或は忌避するという、或は日本の国家に対する愛着や伝統文化に対する誇りや愛情が感じられないようなとんでもない教育が繰り広げられてきた。
こういったことを根本的に直さなくてはならない。

戦後日本の大きな闇のひとつが教育行政の闇であり戦後日本という非常に構造的な問題、占領行政の延長線上に未だに教育行政そのものも置かれている。
お話したいことは山ほどあるが時間の制約もあり、またの機会を捉え、戦後行政の闇とか拉致問題もお話したいと思う。(以上)



 三宅博講演会のお知らせ

保守の会 第四回 定時総会  http://hosyunokai.com/archives/821

日にち:平成28年2月20日(土)

場所:ホテル天地閣(茨城県日立市)

●定時総会 11:00~11:20

●保守講演会 11:30~13:00 

  「戦後日本と拉致・教育・NHK」 

   講師 三宅 博(前衆議院議員)


皆さんとともに戦後日本と拉致問題、日教組、NHKについて考えていきたいと思います。

是非ご参加ください。

●懇親食事会 13:00~14:00

会費:4,000円