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「ドイツは、いつから戦勝国の一員になったのか?」 ~メルケル首相発言について~

2015年03月12日 | 政治

「ドイツは、いつから戦勝国の一員になったのか?」
~メルケル首相発言について~
                   


 ドイツのメルケル首相が訪日し朝日新聞社で原子力発電問題について講演をした。

その後安倍首相と会談し、その席上で「近隣諸国と和解のために歴史の総括をしなければならない。」と発言したようだ。

また岡田民主党代表に対しては、慰安婦問題の早期解決の必要性を訴えたらしい。


 ドイツはいつの間にか先の大戦の戦勝国の列の最後尾に加わっているようだ。

多くの日本国民はドイツを大戦時の同盟国の一員として見做し誤った仲間意識に染まって

いるようだが、今回の発言はそれに冷や水をかけた格好だ。

そもそも捏造記事によって良識ある日本国民から攻撃を受けているこの時期に、

なぜ朝日新聞社で講演するのであろうか。

そこにメルケル首相の悪意及び優越感と、その背後にある戦後国際秩序を担う国々の

日本に対する包囲網の明確な意思を読み取ることができる。

ドイツは巧妙にその包囲網に乗って、ドイツに対する攻撃の矛先を日本に移させると同時に、

過去のドイツ自身の罪業を隠蔽しようとしているのだ。

野党の民主党は、日本に悪意を持つドイツや他の国々にとって最適の道具である。

また、このことによって民主党の基本的目的とその存在理由も鮮明に見えてくる。


 我々が自覚しなくてはならないのは基本的にドイツやドイツ人は日本のことが大嫌いでしょうがない。

彼らは日本のことを共に戦った戦友とは全く思っていない。

そればかりか、日本に対して大きな劣等感や憎悪を感じているのだ。

具体的に言えば、もし日本がなかりせばドイツの自動車産業は世界に君臨し、

自動車市場を圧倒できたと考えている。

戦前は自動車の性能にしても、或は工作機械にしても物造りにかけてはドイツが日本より優秀であった。

ところが、戦後はその位置が逆転し後発の日本に多くの分野で逆転されてしまった。


 いざ戦争をしても、あの無敵のゲルマンの血を引くドイツより日本の方がはるかに強かった。

アメリカにしても対ドイツ戦の勝利は容易だったが、日本に対して勝利することはより困難であった。

ドイツ人にしてみれば、東洋の小国の日本に様々な分野での劣位は許せない思いがするのであろう。

今回日本でのメルケル首相発言は、中国や韓国等一部の国の日本攻撃の尻馬に乗って

平素の劣等感を払拭し、外交的有利に立ってドイツ自らの過去の罪を隠蔽し、劣等感の鬱憤を日本に

当てるための極めて狡猾な外交戦略の上になされたものである。


 こういう形容は不適切だが多くの日本国民の感情からすれば、我々と一緒に被告人席に座っていたドイツが

いつのまにやら検察官席に移動しており、その理由と動機が全く理解できずに茫然としているといえよう。

しかしながら本来外交とはこのようなものであり、国益のためには相手の一瞬の隙や油断を見逃さず

情け容赦なく弱点を徹底的に攻撃するものである。

世界でただ一国といってもいい善意の国であり、武士道精神を持つ日本人にはこのような行動は根本的に

馴染まないものである。


 しかしながら今回のメルケル首相発言は、太平の世に身を置き寝ぼけた日本人の眼を覚まさせるためには

非常に効果的であり、むしろ感謝しなくてはならないのではないか。

ひとり日本を除いて世界の国々は悪意によって運営されているのだ。(以上)



追伸 メルケル首相の上目遣いの眼は要注意だ。サッチャー元首相と比べれば人柄の違いは理解しやすい。