やんたけバス研究所 別館

本館やんたけバス研究所の別館として、バスに限らず撮影した画像をアップしています。画像の無断転載・転用は御遠慮願います。

井笠鉄道アーカイブ最終回!

2012-11-12 23:27:00 | 井笠鉄道アーカイヴ
さて、好評?かどうかわかりませんでしたが10回続いたアーカイブ、まだまだ写真があるんですけど、キリが無いんで今回で一旦終わりにしたいと思いますわ。

じゃ最後はコレ!

井笠鉄道 社番:F9309 U-MS726S 平成5年式

富士重工の7HD、所謂マキシオンの三菱車ですわ。平成5年式言うたらU-MS826Pじゃがな!と思うでしょうがホィールベースを見ていただきたい。S尺でしょ?。三菱の純正ボディーは平成4年10月からニューエアロのボディーになってますけど、新呉羽・富士重工・西工ボディーは平成5年に入っても旧シャーシの供給が続けられていたんですよね。なので平成5年のクィーンKが居たりするんですよ。井笠の三菱車導入は昭和63年式のR3から5年ぶりの導入となり、7HDのMSはコレが唯一の存在でした。

と、本当は平成元年式の富士重工HDⅡのP-RU638BBもアップする予定でしたが、プリントをスキャンしていたと思っていたら漏れていました・・・肝心な写真はちょっと旅に出ているんで、ひょっとしたらどこかでお目にかかるかもしれません。表に出なかったら戻った時にアップしましょうか。


と、長きに渡り井笠鉄道アーカイブ、御閲覧ありがとうございました!

次回から通常営業に戻りたいと思います。

あ、色々コメント残していただけたらヤル気につながりますんでお願いします!


井笠鉄道アーカイブその9

2012-11-10 23:40:00 | 井笠鉄道アーカイヴ
もう1回井笠鉄道のR3編行きますわ!

じゃコレ!

井笠鉄道 社番:F8408 P-MS715S 昭和59年式

前回紹介した三菱のMSですが、のちに新デザインに塗りかえられたんですわ!。コレはしまなみ海道が開通した時に運行されていた定期観光に使用されていた時のものです。

そして、

井笠鉄道 社番:Z8808 P-LV719R 昭和63年式

従来の塗装にオレンジのラインが追加されたのは確かこの63年式からだったかと。新岡山空港、瀬戸大橋とWで開通しためでたい年ですから岡山県下バス会社各社は各々その祝賀ムードにあやかったんですよねぇ。いすゞ車はシャーシがLV2系からLV7系に昇格しめでたく前輪独立懸架を手に入れましたわ。ホィールベースも他メーカーより短くなったため、ホィールベースが長くスマートなイメージのR3とは趣の異なる1台でありました。

更に衝撃の・・・

井笠鉄道 社番:H8810 P-RU638BB 昭和63年式

井笠鉄道にまさかの日野車が!。今では珍しくありませんが、当時は日野車は1台もなくコレを見たときは衝撃的でした!。これで井笠鉄道には3メーカーが採用され、趣味的に益々面白くなった訳ですわ。

そして・・・

井笠鉄道 社番:F8809 P-MS725S 昭和63年式

実は昭和63年には三菱のR3がP-MS725Sで1台導入されているんですよ。つまり、3メーカー1台づつの3台導入されていたんですわ。しかし、残念ながら三菱車はおケツしか撮ってないんですよ・・・・いや、撮っていただけ良しとしましょう。

ところで、井笠のMSはそれまでP-MS715Sで導入されていたわけですが、ここでやっと前輪独立懸架採用!・・・・・・と思いきや、前々回紹介した5BのMSが、我が門外不出の閻魔帳を改めてみて見ると、P-MS725Nとなっているでは!!・・・・・と言うわけで、自分のメモを信じて訂正させていただきます。

このままダラダラとアーカイブを続けるのもアレなんで次回で一旦終わりにしますわ・・・。





井笠鉄道アーカイブその8

2012-11-08 22:56:00 | 井笠鉄道アーカイヴ
まだ続きます・・・・・。

さて、井笠鉄道の貸切車。
いすゞ・三菱のセミデッカーの次にやって来たのは富士重工R3!!。スタイリッシュな富士重工R3は爆発的な人気を見せ、あらゆる事業者に導入されたボディーなのはご承知の通り。岡山県下においても何社か導入されましたが、井笠鉄道が一番のヘビーユーザでありました・・・・。

ではコレをば・・・・

井笠鉄道 社番:Z8112 K-CSA650 昭和56年式

井笠鉄道の貸切車といえばコレまで一つ尺の短い11.2mクラスが導入されていましたが、富士重工R3導入より12mフルサイズの高馬力エンジンがチョイスされるようになりました。プレートから見ると昭和60年式になっちまいますが、元は岡22か1684と言う番号をつけていました。スケルトンタイプのスタイリッシュなボディーではありますが、この頃はまだトランクが1スパンしかないんですよね。

そしてコレは、

井笠鉄道 社番:F8209 K-MS615S 昭和57年式

もちろん三菱車も数少ないながら平行して導入されてましたわ。見ての通りボディーの仕様はほぼ一緒ですねぇ。判別点はやはりエンジンルーバーとホィールキャップですなぁ。フロントバンパーの隅っこが切れていますが、ネガはちゃんと写っていた筈なんですよね・・・この頃のプリントは店によって仕上がりが全然違ったんですわ・・・。

さらに!

井笠鉄道 社番:Z8308 K-CSA650 昭和58年式

この車両は行灯の形状が違うし、フロントタイヤ上にサボ挿しがついていますねぇ。実はローズライナーの予備車だったんですよ。そのため貸切から転用され最小限の改造を受けてたわけですわ。

以上の3点は平成6年秋に広島広域公園で行われたアジア大会の選手輸送バスに当てられていた時に撮影したものですわ。広島県内の貸切バスがかき集められ、それだけでは足りないので近県の貸切バスも応援に駆けつけていたわけですよ。そのおかげで、効率よく色々な車両を確保できた訳ですわ・・・・フィルム代・現像代・プリント代が物凄かったですけど(苦笑)。まぁ、大学生だったので金は無いけど時間はあったんでバイトして資金を用意し撮影に精を出せたわけです・・・・。

最後に、

井笠鉄道 社番:F8408 P-MS715S 昭和59年式

59年式となると三菱車はエアロバスと同じMS7系に順当になりますが、県内多くの事業者が前輪独立懸架のMS725を導入する中、井笠は車軸懸架のMS715を選んだようですわ。この車両もインフレナンバーになってますが、元は岡22か2158をつけていました。

まさかこの車両を撮影した時、チボリ公園・井笠鉄道、この両方とも無くなるとは思いませんよねぇ・・・チボリ公園なんかこの頃は夕方になると駐車場にバスが入りきれなくなり観光バスで大渋滞してましたから!・・・・・・ホント寂しい限りです。

井笠鉄道アーカイブその7

2012-11-07 00:04:00 | 井笠鉄道アーカイヴ
さて、第7回を迎えた井笠鉄道アーカイブ、今回は井笠に在籍した上高地仕様を御紹介しましょうね。

じゃコレ。

井笠鉄道 社番:Z8708 P-LV219Q 昭和62年式

当然シャーシはいすゞをチョイス、ボディーはもちろん富士重工!って事で見ての通りの5Bですわ。そうそう上高地には行ってなかったでしょうから、近場の貸切や丸亀・児島ボートの送迎なんかに使用されていましたわ。

さらに!

井笠鉄道 社番:F8707 P-MS725N 昭和62年式

何と三菱も在籍しとりました!。三菱といすゞ1台づつ計2台の上高地仕様は富士重工マジックにより外見はほとんど同じで梯団組んでも違和感なし!。両者の違いはルーバーの有無とホィールキャップの差ぐらいですねぇ。それから密かにこのMSは井笠初の前輪独立懸架が採用されていますわ。何の疑いもなくMS715Nと記載していたんですが、門外不出の我が閻魔帳を見て見ると、MS725Nでメモっとりました!・・・・・と言うわけで、型式を訂正しました。

それにしても塗装は2色のみで実にシンプルなあっさりテイストですねぇ・・・・。

井笠鉄道その後・・・

2012-11-04 22:11:00 | 井笠鉄道アーカイヴ
井笠終焉から初の休日となった11月3日、その後どうなってしまったか気になってチョイと様子伺いに行って来ました。

実は井笠鉄道の中で未ゲットの車両があると言うのも発覚したんで・・・・。

コレですわ。

中国バス井笠バスカンパニー(長ったらしい名前になった・・・)
社番:Z9901 KC-LR233J 平成11年式

井笠鉄道は平成11年に中型路線車をいすゞ・日野・三菱と1台づつ導入していますが、この年に導入された中型車両はそれまでの前後扉から前中扉に改められたんですよね。日野車は倉敷駅北口に来てたし、三菱車は福山駅前でよく見かけてたんですわ。いすゞ車は寄島営業所に所属していたようで実はコレまでお目にかかっていなかったんですよね・・・・。コレに気づいたのが先週のこと!。もう撮れんがな・・・・年式的にコレはそのまま使用されると踏んで出向いたらビンゴでした!。ドライバーさんがいたので許可を頂き撮影。ドア開きはご愛嬌と言うことで・・・。


社番:Z9010 P-LT212J 平成2年式

撮影後、少しお話を伺ったんですけど、やはり廃業は突然聞かされ困惑したとのことでした。寄島車庫には3台しか残っておらず、この時は1台稼動しているだけとのことでしたわ。ココより茂平車庫に行った方がいいですよ、使わなくなった車両集めてますので・・・と教えていただきました。

言うことで行って来ました。



新しい看板が掲げられた事務所にいき、許可を頂きますとあっさりOKでした。いやぁ、何か心苦しいのですが、しっかりと記録し今の路線バスの現状を伝えて行きたいなと思いましたわ。引き継がれた車両はどれどれか良くわかりませんでしたが、引き継がれたと思われる車両には新しい社名が張られていましたわ。古くなった車両は結構社紋が捥ぎ取られていました。おそらく退社された方々が記念に持って行ったんでしょうか・・・・。

これらも引き継がれていましたわ。



それからココまで来たので旧福山営業所も覗いてきました。ドライバーさんが結構外に出ていて、地図か何かを見ていて活気がありましたわ。車両もそこそこいますし、まさか井笠鉄道が廃業した!と言うふうにはまず考えられない光景でしたわ・・・・。

そして笠岡駅前へ・・・


いつもと変わらぬ風景・・・・いや、土曜に夕方の割にはバスが少なく、活気が無いような感じも。井笠の車両もそのまま使用されており、社紋の部分が変わったのと社名のシールが張られるなど最小限の変更に留まっているので全然違和感はありませんねぇ。

それでは貸切車の方はどうなったのでしょうか・・・・。

北振バス 社番:H9503 U-RU1HHAB 平成7年式

北振バスへ移籍した車両はフロントの社紋と行灯はそのまま、車体側面の大きなロゴは剥がされ、リアオーバーハングに北振バスと社名が刻まれてましたわ。

大型はこんな感じ。

北振バス 社番:Z0403 KL-LV774R2 平成16年式

コチラも同じ処置が行われています。何よりも、引き続き元気に活躍して居る姿を見れてホッとしましたわ。

では中国バスに引き取られた車両は・・・

中国バス 社番:Z9106 U-LV771R 平成3年式

コチラは社紋と行灯が変更され、車体側面のロゴはそのまま残されています。両備マークの井笠色のバス、なんか不思議な感じがしますがこれが現実ですわ・・・・。それにしてもHDⅡが引き継がれているのはちょっと意外でした。


特に混乱もなく(そのように見えているだけかもしれませんが)、上手く引き継がれているように見えましたわ。コレは利用者にとってもせめてもの救いかと思います。とはいえ、来年3月までの限定的な運行なので、来年3月にまた悲劇の襲来となら無いように沿線自治体のしっかりとしたサポートを期待したい限りでござますわ・・・・。

今後の車両の動きも非常に気になるところですな・・・・・。