やんたけバス研究所 別館

本館やんたけバス研究所の別館として、バスに限らず撮影した画像をアップしています。画像の無断転載・転用は御遠慮願います。

もういっちょ日生!

2012-06-21 00:01:00 | バスネタ昔の観光バス
前回に引き続き、日生運輸で行って見ます!


日生運輸 P-LV219Q 昭和59年式

プレートナンバーが平成3年の登録、と言うことは移籍車ですな。コチラは日産ディーゼルでなくいすゞ。片上鉄道廃止に伴い、日生運輸が廃止代替路線を受け持つことになり、この頃大量に導入された中古車に1台です。元々は貸切車でしたが、日生に来てからは路線に使用されていた模様です。この富士重工のボディ見かけはパッと見R3ですがR2になります。フロントガラスの2分割が決めてですわ。富士重工自体、そんなに明確に区分していなかったようなので、どれが正解とか正しいとかはあやふやらしいです・・・・。

日生のR3

2012-06-19 22:59:00 | バスネタ昔の観光バス
順当?じゃぁ、富士重工R3シリーズは日生運輸編へと突入しましょうか。


日生運輸 K-RA51T 昭和57年式

日生運輸と言うよりは通称の「備前バス」と行った方が解りやすいですかねぇ。当時はトラックも含めメインがUDであったんで大型観光バスも当然UD+富士重工の図式が成り立ちます。そういうわけで当然のごとくR3に所有しとりました。画像の車両は金色の「特別車」の切り抜き文字が輝かしいR3サロン車ですわ。「ビデオプロジェクターカー」の文字が誇らしげですな!。パナソニックでなくナショナルと言うのが更にシビレさせますねぇ。このビデオプロジェクターは白いスクリーンに映画の様に映像を投射して大画面で映像を鑑賞する装置で、当時のサロン車には必需品でした。小さなブラウン管のモニター画像じゃレーザーディスクカラオケの素晴らしさも半減ですもんね。ただ、プロジェクターは明るい所では見えにくい、画像が薄いなどの難点がありましたが・・・・。


日生運輸 P-RA52T 昭和59年式

コチラは2年後に導入された車両ですわ。コチラはサロン車ではなく通常11列前向き仕様。当然ながら排ガス規制もK-からP-へ変更されています。塗装も白基調の爽やかなデザインからCIが導入され黄色一色に紫のエンブレムが添えられ、シンプルな割りにコテッとしたデザインに変更されています。社名表示も当時の片上鉄道廃止を受けてか、備前バスから備前片鉄バスに変更されていますなぁ。


MR620!!

2012-06-16 21:30:00 | バスネタ廃車体
福山自動車時計博物館で保存されていた昭和43年式MR620が三菱ふそうトラックバスに譲渡されることとなり、送別展示会が行われたので福山へ行ってまいりました。



すると、いきなりのサプライズ!!

鞆鉄道の古参車、昭和63年式のP-MK117Fが来館しており、昭和世代の三菱ふそう中型バスの並びが見られました!



昭和63年式と昭和43年式、その年の差20年ですがこんなにも進化しているんですよ。



オシリもこんなに違う・・・MR620の方が二周りほど小さく見えますねぇ。



MR620前期型、廃車体でもほとんど見る事は無いですねぇ。台数も然程出ていなかったんで残存する個体はほとんど無いものと思われます・・・・。



左サイドビュー。側窓はメトロ窓に明かり窓がついたバス窓の巨大化した変則タイプとでも言いましょうか。これがMR620前期型の特徴と言えますねぇ。地上とボディー下部のスペースががら空きで4トントラックシャーシにバスボディーをポン乗せしたようなスタイルですわ。



右サイドビュー。アレ?って思いませんか?そうです!左右対称なんですわ。前と後同じプレスで作られているんですよ!。前にも後にも走りそうな感じ・・・・。



この頃は騒音規制なんてありませんから、冷却機能を最大限に生かせるようにルーバーが全面にもうけられていますわ。

それでは車内に移りましょう。



運転席:いたってシンプル!。今のバス見たいにゴテゴテ色々ついていません。




室内の様子:ローバックシートが8列並ぶ送迎仕様。カーテンもついていないんで側窓の様子が良くわかりますね。窓の面積が多いので明るくルーミーな車内ですわ。




ボディーはもちろん呉羽製、三菱重工のエンブレム付き!




エンジン:排気量わずか4678ccの6DS10Aで馬力は110ps、現在の車両から比べるとエンジンは非常にコンパクトですねぇ・・・・。

以上、普段目にすること無いMR620でした。

三菱ふそうトラックバスが引き取ると言う事は、新車同様にレストアされることと思います。再デビューを心待ちにしましょう!!

明日6月17日も福山自動車時計博物館で展示されていますので、是非皆様お誘い合わせの上お出かけください!


取材に当たりまして、福山自動車時計博物館のMさま、スタッフのオネェさま方々には大変お世話になりました。いつもありがとうございます!!。そして今回同行していただいた左官屋の息子さま、長距離運転してもらってありがとう、そしてお疲れさまでした!!

備北のR3 ラスト!

2012-06-11 22:12:00 | バスネタ昔の観光バス
はい、備北バスのR3特集はいかがだったでしょうか?
最後に爆弾を投下しましょう・・・・・。


コレじゃ!


備北バス K-MS615S 昭和57年式

どうですか!R3のサロン車ですばい!!。カーブドガラスのオール固定のブルーガラスですわ。年式的にアルミホィール装着無しが惜しいですけど。フロントのsssalonのエンブレムがいい味出してるでしょ?。窓越しに見えるシートも肉厚で枕のデカイ豪華な仕様の物が並んでいるようですわ。プレートから昭和61年頃の登録なので4年落ちでどこかから移籍してきたようです。元中央観光あたりですかねぇ?。撮影はもうかれこれ20数年前、昔の岡山駅の貸切バス駐車場です。今はホテルグランビアが建っとりますわ。

備北のR3 その2

2012-06-10 21:38:00 | バスネタ昔の観光バス
それでは前回に引き続き、備北バスのR3を紹介いたしましょう!

じゃ、コレ。

備北バス P-MS715S 昭和59年式

何と、備北バスに自社発注のMS7系がいたんですね!。しかしながら、56年にデビューしたR3と比べるとカーブドグラスの採用は見送られたようですねぇ。でも側面ブルーガラスを採用している点は備北バスの新車へ対するヤル気を感じますな。独立懸架ではなく車軸懸架をチョイスしたのは、まだ当時独立懸架の設定が三菱だけだったので、UDとの装備差の兼ね合いがあったためでしょうか。それにしてもR3は外観だけじゃ三菱かUDかわかりませんねぇ・・・・。

つづきまして・・・・


備北バス P-RA52T 昭和59年式

コチラはUD車。先に紹介した三菱車と同時に導入された1台ですわ。車体を比べて見ると、トランクリッドと給油口の位置が違いますな。あとRA52特有の横に長いルーバーも付いていますね。画像は路線休止近い高速「岡山-北房」線に予備車として最後のご奉公をしている姿でわ。まさかの車両チョイスに驚きましたねぇ、行き先はマグネット板を張っただけですし。路線休止と共にこの車両も天に召されたようです・・・・。