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中学受験を成功裏に終わらせるために

2016年01月29日 | 受験関連

5年生の頃というのは反抗期の時期でもありますが、

一方、学力がものすごくよく伸びる時期でもあります。

小学校に行って学級を覗いてみればわかりますが、

4年生の学級と5年生の学級の雰囲気はガラリと変わります。

さらに、6年生の教室に行けばわかりますが、

卒業間近になると、なにげに大人の雰囲気が流れています。

その多感な5年生・6年生の大切な時期に

どれほど知的好奇心に刺激を与えるかが大切です

問題なのは本人に合っていない受験対策に時間を使ってしまうと

本当にそのお子さんにとって何の役にも立たない物になってしまいます。

一例をあげますと、小学6年生の私立中学受験をされたお母さんが

お子さんを連れて入塾の相談にやって来られました。

そのお母さんは公立小学校の教師をなさっている方でした。

ですから、こと教育については一家言持たれている方です。

そのお母さんがしきりに悔しがっているのです。

近附を目指して、ある塾に入って私学対策を始めたのだけれど、

塾に任せていたら、夏休みに入っても、夏の講習でほとんど潰れてしまっていました。

持っている平常授業のテキストで、わからないところも残っているし、

また未消化のままのものがあるのに、夏のテキストも増えて、それも未消化のまま。

結局夏の自由研究も時間をかけられずにあっという間に6年生も冬を迎えて

入試、そして受験に失敗。

たしかにお聞きしているとお母さんの辛さが伝わってきます。

確かに子供自分の5,6年生の間は正しい方法で勉強すれば、

学力はかなり伸びます。

しかし、学力伸長を図る上で一番よくないことは

オーバーワークです。

子供でも、大人でもよくないことはこれです。

忙しいという漢字は「心を失う」と書きますが、

受験で心を失うようなことがあってはなりません。

何事もバランスです。

さて、先ほどのお子さんは、YANO塾に入塾されて、

勉強を始めました。

地元の公立中学で、クラブも陸上部に入って充実しているようでした。

定期テストも高得点が取れ、順調に学力も伸びました。

中3の受験前には特に数学がよく伸びて、

偏差値が70を超えました。

その頃には他の科目の学力の上下もなく、安定していました。

本人の希望で桐蔭を受けることになりました。

見事、桐蔭を合格した後、ご挨拶に来られたお母さんも実に晴れやかな

表情でした。この瞬間が受験指導していて最も晴れやかでうれしい瞬間です。

中学受験の場合、失敗してもあとがあります。

むしろその後の勉学期間のほうが長いのです。

失敗しても後ろを向かず、前を向いて進んでいくことが

一番大切です。

中学受験を失敗してもこうして

あとの成功が待ち受けているかもしれません。

中学受験を成功裏に終わらせるためにというのは

そういう意味なのです。

 

 

 

 

 

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