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期末テストにどう取り組むか その3

2015年06月25日 | 受験関連

「期末テストにどう取り組むか」というタイトルなのに、

なにか有効な秘策でも読めると思ったら、そんなことは

何も書いていないのですね。と思われるかもしれません。

試験なんて秘策はありません。昔ピタゴラスが王様に

「数学に王道なし」といったように、

勉強にも王道はありません。勉強に近道はないのです。

むしろ勉強は回り道するくらいのほうが心に残ります。

大切なことは、一生懸命期末テスト対策して点数が

冴えなかった時、教科によってその対策を考えなくてはなりません。

国語の場合がそうです。実は国語というのはほとんど勉強しないのに

満点近く取れる人がクラスに何人かはいます。

そういう恵まれた国語のセンスの持ち主は何も国語に対して

対策をする必要はありません。この調子で他の教科に注力すればいいのです。

ただ、国語の成績が悪かった場合は放っておいては傷がどんどん広がってしまうのです。

さて、期末テストが終わると、後は夏休みです。

夏の講習が待っているわけですが、

ちょっと待って下さい。ただただ塾の言いなりに

また、学校の補修を手当たり次第に取ればいいわけではありません。

一学期の成績で国語がよかったか悪かったかで夏の過ごし方を

大きく変えなくてはいけません。

まずお子様が国語力に問題があるなら真っ先に夏はしっかりと

国語の読解力をつけることを目標にして欲しいのです。

中学に入ってしまうと、ほとんどの生徒さんは、国語力の伸びが止まってしまいます。

中学以降、国語力がなかなか伸びないという事実は長年の塾での指導から痛切に感じております。

しかしそのことを、手をこまねいて見ているわけにはいけません。

子供たちの学力の底上げをはかるには、どうしても国語力の引き上げを

避けては通れないのです。

国語力なんて、国語の文章題をまるまる1冊やればなんとかなるさ、とお思いになっている

ならそれは大きな間違いです。すでに国語力のある人ならどんな問題集をやっても

伸びます。しかし、国語力のない人が小難しいテキストで難しい長文の説明文や小説の問題を解いても

半分も解けませんし、数学などど違ってどんなにヒントをあげてもなかなか正解に至りません。

ここ連日、塾生の国語力を上げるための方法を先生同士でミーティングしています。

まず、学校の国語の成績が8割〜9割前後取れない人は国語力不足の状態ですから、

一人ひとりの国語対策のカリキュラムを作って、この時間のある夏の講習で

特訓してもらおうと決めました。

国語の指導はとにかく時間がかかります。

「ローマは一日にして成らず」と同じように

「国語力も一日にして成らず」です。

国語力をつけるためにどんな方法があるのか

具体的にヒントがありますので、次回はそのことについて書きます。

これを参考にしてお子様の国語力増進の一助としてください。

 

 

 

 

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