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近附・智辯・信愛の説明会に行ってきました その3 信愛編

2016年09月14日 | 受験関連

さて、信愛です。信愛は娘が通っていた学校でもあり、


いろいろお世話にもなり、また副校長の紙岡先生とは


知り合ってから長いですが、なかなかお言葉の中に


洒落っ気もあり、面白い先生です。 


さて、信愛は関西圏では押しも押されぬ女子教育に特化した

進学校に変貌しつつあり、教育の面においても

女子教育で成功している学校の一つではないでしょうか。

関東でも、女子高校で桜蔭という学校がありますが、

ここも、進学率は凄まじい物があり、

女子教育に特化すると、女子は伸びるのだなと

理解できます。

私の娘がなんとか現役で国立大学に進めたのも

信愛の先生のおかげだと思っています。

子供が三人いるのですが、みんな小学1年生の時から

塾で勉強しているので、基本基礎は身につけさせました。

しかし、3月下旬の誕生日で、その早生まれのせいもあり、

3人の中では成績はごく普通でした。

彼女が伸びたのは高校に入ってからです。

特に古典や歴史がよく伸びました。

また古典や英単語の毎回のテストも

けっこうハマってやっていたように思えます。

塾の先生がいうのもなんですが、

なかなか面倒見がいいのは塾並か

それ以上なのではないかといつも感心しています。

入学当初、あまり偏差値が高くなくても、

うまくはまると、化ける子供もいるのです。

ただ、はまらないときは、大変です。

そこの見極めが大切です。

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信愛の他の私学にない良い所は

文科省の学校企業間共同研究という

イベントに参加しているところでしょうか。

多くの企業(グ??ル、ダイソン、サントリー)

とコラボして研究したり、ロケット打ち上げの

予算が出ていて、和歌山大学と打ち上げ実験をしたりしています。

また、カンボジアの現地にある、カトリック協会やNPOを通じて

農業の啓蒙活動をしたり、クラウドファンディングで、資金を集め、

和歌山の梅生産のモデルを当地に当てはめる啓蒙DVDを創り

現地の人に見せたり、その映像のナレーションを

信愛生が担当していましたが、プロのナレーターには

叶いませんが、素人ながらなかなか上手に英語を

発音していました。案外、生徒さんの初々しい英語のほうが

アジア人には聞き取りやすいかもしれません。

このような総合的な活動が、大学に進学して何をしたいかという

モーティベーションづくりには大いに役立つと思います。

それこそ、実践的な信愛が得意とする手作り的な愛の教育だと思います。

説明会の最後に現れたのが、信愛のOBの英語の先生です。

日本語がたどたどしいので、驚きましたが、信愛ではバレー代表で

大学もバレー、実業団でバレー一筋ですが、その後アメリカの大学に行き、

ニューヨークで9年間、日本の銀行の合弁会社でアカウントの仕事を

していたそうです。そこには東大、京大卒のエリート社員が

日本のりそな銀行、三菱東京UFJ銀行を筆頭とする

4大銀行などから送り込まれてくるのですが、

英語ができず、まったく仕事にならないので

、現地ではまったく使いものにならない

とレッテルを貼られ、仕事がなかったそうです。

結局、英語中心の世界では、

学生の時の成績なんてなんの役にも立たず、

英語で自分の言いたいことを即座に

表現しない限り仕事にならないのですね。

これからは、もう喋れない英語教師はお払い箱の時代がやってきます。

これは、塾も同じです。後10年もすれば、

その変化は確実に訪れるでしょう。

英語がただ喋れるというのはだめです。

内容のあることを論理的に喋る。

人の話をよく聞き、しっかりと自分の言いたいことを

自分の言葉で語れなくてはいけません。その英語の力を

コマンドオブイングリッシュ(command of English)と

いいます。日本の教育では、このコマンドオブイングリッシュが

教育されていません。そしてほとんどの教師がこの

コマンドオブイングリッシュを駆使できません。

おそらく、この新任の先生は仕事の現場で

本場の英語を養ったに違いありません。

帰り際、紙岡先生とおしゃべりしました。

娘のことを聞いてくださって、ちゃんと

学年も覚えてくれていました。

そういう配慮ができるところが

素晴らしいなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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