つれづれ

日記

事故

2009年06月25日 18時29分09秒 | Weblog

 

生きてますが

死んでいるような生活

をしていたのかな

思う。

5月の終わりごろ

会社に出勤途中

人身事故

を見た。

瞬間は見てないが

まさに

「今ひきました」

ってところで

車の前輪と

後輪の間に

人の姿がはっきり見えた。

会社の一番近くの信号のところだった。

おいらは会社の駐車場に止め

救急車が到着し

わやわやとやっているところに

職場の同僚が出てきて

「ひどい事故だよ!」

と報告した。

「ほんじゃぁ見てくる」

軽い気持ちで同僚は見に行った。

2車線ある道路は

通行止めとなり

うちの会社の裏道に

車が溢れた。

「なんなの~!どうしたの!」

デイスタッフも出てきて

見ちゃった。。。

とおいらがゆうと

「学生?」

と聞き返すもんで

60代のおっちゃんだよー

と答える。

「ふう~ん。まさかFさんじゃないよね~」

えっ?!

「えっ?!なに?」

まんだ出てきてないの?

「そうだね、今日は・・・ちょっと!来てないよね!まじでっ?!」

もうおいらの中では

Fさんにしか思えなくなっていた。

Fさんは

デイの送迎スタッフだ。

おいらは出勤すると

一番初めに

この人に挨拶をする。

気さくなおっちゃんだ。

事務所の人に連絡し

家族に連絡する。

Fさんが出勤していないことを伝えるが

「家は出た」

とのこと。

消防署に連絡し

ひかれた男性が

もしかしたら

うちの職員かも知れないことを伝える。

しばらくすると

警察から電話がかかり

「ほぼ被害男性は」

「Fさんで間違いない」

とのことだった。

状態は?

と問うと

「極めて危険です」

「心肺停止でしたが」

「蘇生して心臓は動いてます」

「すぐに関係者に病院へ向かうようにしてください」

といわれ

看護師が向かった。

昼過ぎに看護師が戻り

「外傷はいくつかの骨折だけだけど」

「心肺停止状態が長かったから」

「どうだろうね。。。」

みな

祈るしかなかった。

夕方

Fさんの娘が

「亡くなりました」

と挨拶に来た。

誰もが

なんだか

現実味がない

信じられないような

そんな感じで

誰も

泣かなかった。

こんなことって

あるんだ・・。

いまだに

信じられない。

信号のそばには

今でも花が

手向けられている。