
ココマリーナ方面から撮ったハワイカイの入り江
一時帰国したばかりの目で、再びささやかな日常をスケッチ。
毎週土曜日の午前中は
近くのハワイカイ・タウンセンターで買い物をします。
お目当ては“ファーマーズマーケット”。




毎週、月、水、土の週3日朝7時くらいから午後1時くらいまで
地元で採れた野菜や果物をフィリピーノの農家の方達が直接売っています。
普通のスーパーでは中々ない野菜
(日本サイズのだいこん、ナス、キュウリなど)も手に入り
何と言っても安くて新鮮!
特にここのパパイヤが美味しいんです。
11時近くになると売り切れてしまうこともしばしば。
しかし常連の私に、農家のお兄さんが
「今日はもう少し待っていれば追加分が届くから」と
フィリピンなまりの英語でやさしく教えてくれたり
時にはおつりを少しまけてくれたりと。
小市民の私はそんな時にささやかな幸福
を感じます・・・。
ハワイに来た当初は
英語で話しかけられるとドキドキしていた小心者の私も
知らぬ間にこの程度のことなら
相手が何を言っているかがわかるようになり
自然に私も
”Oh! Yah…!?”とか
”Thank you…”とか
”Really…?”
などと返事をするようになっていて
ふと、“これが私…?
英語で会話している!?”
こんな時も内心ささやかな幸福
を・・・。
このショッピングモールには
COSTCO(カスコ)やROSS(アウトレットのお店)といった有名店?もあり
海に面したこじんまりした広場にはイベント用のステージもあります。
7月には「サンセット・セレナーデ・サマーコンサート」と題して
ジェイクの無料コンサートが。
これには小市民の私も大きな幸せ!
を感じました。


ジェイクの無料コンサートは地元ハワイならでは。
間近で見るシマブクロ兄弟。
ある日は、追加で入荷するパパイヤを待つために
スターバックスに入りました。
すると、レジカウンターの下に
何やら銀色の包みが籠の中に幾つも置いてあり
Freeと書いてあります。
旦那を呼んで英語の説明を見てもらうと
これは使用済みのコーヒーの粉で、植木用の肥料だとのこと。
喜んで、一袋持ち帰った主人。

(写真左)「使用済みコーヒーの粉は土壌への天然の添加剤。
コーヒーを抽出する過程で酸度は抜け、ペーハー6.9の炭化窒素
20対1の比になる。」ということが書いてあるとのこと。
(写真右)中身を取り出すと細挽きの粉が。
封を開けるとコーヒーの豊かな香りが残っていて
思わず、もう1回スタバのコーヒーが抽出できるのでは
と考えた小市民の私。
早速、植木たちにコーヒー肥料をあげると
香りもよく、何となく木々も生き生きした感じに。
特に球根から育てたチューベローズ(月下香)は4ヶ月の間
草だけだったのですが、1週間もすると中央から芽が出て
次の1週間に見る見る花の茎が伸びだして
2週間目には花を咲かせてくれたのです。


チューベローズは夜が更けてくるほど良く香る特徴を持ち、
月夜の晩に咲いた花は最も濃厚な香りを放つそうです。
香りはジャスミンのように濃厚で、
香りを活かしていろんなレイの中に使われています。
以来、各地のスタバでカウンターの足下をよく見るのですが
私の見る限りこのサービスは今の所
ハワイカイタウンセンターのスタバだけ…?
のようです。
それにしてもいいリサイクルだと感心してしまいました。
日本のコーヒーショップでも
こんなリサイクルがあれば喜ばれると思いますが
どこかですでにされているのでしょうか?