ハワイ島の北部、コハラ山脈から見た、コハラ・コースト
ハワイ島2日目は、
午後4時半の飛行機で帰らねばなりません。
しかし、朝10時に出発し、5時間あれば、
島の北端を見学しながら午後3時には
空港へ着けるだろうと、
世話人さまが提案くださいました。
ところが、
朝食後、知人宅の庭に生っている
パパイヤをもいで食べ、
コーヒー畑などを散策するうちに
10時出発の予定時刻が過ぎてしまいました。
採りたてのビッグなパパイヤ!
コーヒーの収穫は
とっくに終わった後でしたが、
切り捨てられた枝に
沢山の遅咲きの実が付いており、
主人がその実を持ち帰って植えたいと、
もいでいたのです。
世話人さんが、それなら、
そこらに生えている苗を抜けばいいとのこと。
見ると、コーヒーの木の周りには、
沢山の芽が出ており、驚きました。
これを持ち帰れば、
ホノルルの園芸店で一儲けできそうですっ!
時間がない中、
主人は急いで5~6本の苗を抜きました。
コナ・コーヒーを家で植え
ホノルル・コーヒー?? にするなどと満足気でした。
持ち帰ったコナ・コーヒーの苗木です。
そんなこんなで
出発が1時間も遅れましたが、
高原の道を通り、
島の北端を見学し、
帰りは
コハラ・コーストの海べりを通って、
コナ空港から4時半の飛行機に乗る計画です。
ハワイ島・北部の地図
まずは、
サウス・コハラに広がる牧草地を突っ切り、
高原の町 ワイメア で休憩。
青い空、白い雲、
緑も大地も眩しく輝いていましたが、
空気は涼しく爽やか。
まるで夏の避暑地にでも来ているような感覚でした。
ここでは
ワイメア・ショッピングセンターをしばし見学、
パーカー牧場の
オリジナル・コナ・コーヒーを買いました。
ワイメアのパーカー・ランチ SC。 オリジナル、コナ・コーヒー。
続いて、
草原がなだらかに広がるコハラ山脈を走り、
途中、止まってもらって、
雪化粧したマウナケアを見ながら、
眼下に見渡す大地と
コハラから太平洋を望む絶景(写真トップ)を
しばし堪能しました。
ここから一望する台地を見たら、
カメハメハ王でなくても、
見える限りの所まで進んで行きたくなる!
などと男性陣は語っておりました。
コハラ山脈から見たマウナケア。
牧草地の広がるコハラ山脈にも
いくつかの牧場があり、
パニョーロ が
馬に乗っている姿にも出くわしました。
パニョーロとは、最初に連れてこられたメキシコ人のカウボーイたち、
つまりラテンアメリカ系の人をさすヒスパニック(Hispanic)
がハワイ語で訛ってパニョーロとなったそうです
ついに
ハワイ島北部 の行き止まり、
ポロル渓谷 に到着!
ハワイ島最北端、ポロル渓谷の展望
そして、
カメハメハ大王の生誕の町、
カパアウでは、
カメハメハ大王のオリジナル像 に
対面しました。
これは
フランスからハワイへ輸送中に
沈没した船から引き上げられたもので、
ホノルルにある銅像は、この2作目、
ちなみに3作目はヒロにあるということです。
ホノルルのカメハメハ大王像と比べると、衣装の色が濃いです。
カパアウでは、
世話人様のお勧めで
「バンブー」 で昼食をとることに。
ハヴィの町のメイン通り。 レストラン・バンブー
クラシックなバンブーの店内は
白人の観光客でいっぱいでした。
日本人はこんな小さな町は
素通りしてしまうのだと思いますが、
たっぷり時間をとって巡る
メインランドの観光客は、
本当にゆったりと時間をとりながら
観光しているなあと感心してしまいました。
店内の様子。私は、右の写真のカルア・ピッグのバーガーを頂きました。
このあと車は海べりの道に入り、
世話人さま目指すは、待望の
ハプナ・ビーチ 州立レクリエーション・エリアです。
実は、
ここは世話人サマ絶対お勧め!
の場所で、
この北部周りの 旅のピーク と
考えていた所だそうです。
前日より、
“このビーチは1日海に浮かんでのんびりしたいくらい
素晴らしいビーチなのです。
見ているだけでも癒されるお勧めの場所です。
ここでのんびりしましょう”
と絶賛していた場所です。
ところが途中には、
カメハメハ大王が
ハワイ諸島統一のお告げに従って建立した という、
プウコホラ・ヘイアウ(神殿) があり、
通り過ぎるのは勿体無い!
と思った私は、
ここにも立ち寄ってもらいました。
プウコホラ・ヘイアウ(遺跡)
結局、
3時を回り、ハプナ・ビーチを断念し、
空港まで直行することに!
4時ぎりぎりに空港に着き、
何とかフライトに間に合いましたが、
わがままばかりを申して、
世話人さまには申し訳ないやら
有り難いやら、
もてなしの心を教えられました。
出不精の主人とだったら、
こんな北端までは、
何度ハワイ島に来ても
来られなかったことでしょう。
感謝。
ハワイ島の北部は、
生まれたての南東部と比べると、
ん百万年は時が経った 少年期 だそうで、
ヒロやコナとはまた違った景色。
本当に Big なアイランド!
結局、
北部周りも5時間では
いくつかの見所を外さねばならず、
このコースも
1日がかりの余裕がほしいと思いました。