この時季はハワイ・カイ側から見るダイヤモンドヘッドに陽が沈みます。
冬にはこの海に沈んでいた太陽も段々右側に移り、
夏にはエバの山に隠れるようにして沈みます。
燃えるような空に浮かぶダイヤモンドヘッド。
さて、
お友達夫妻がデリンハムの
運転免許試験場に行くと聞き、
その車に便乗させてもらいました。
目的は、
ハワイ在住の
ほのさんから教えてもらった
念願の和菓子店“NISSHODO”です。
友人夫婦のご主人が
何やら試験場で用事をしている間、
その奥さんと二人でいざ
“NISSHODO”へ行きました。
倉庫を思わせるような店構え。
まさに倉庫街で
密かに営業しているような
和菓子工場の
入り口らしきものを見つけると、
一気にドアを開け、
二人で踏み込み?ました。
まず、
和菓子が盛りだくさんの
ショー・ケースが目に飛び込み、
いきなり歓声をあげた二人!
昔ながらの日本の和菓子屋さんを思い起こさせます。
しかし、
そこには銃をぶら下げた
コワモテのポリスが
待機していたのです。
狭い店内には次々とお客さんが入ってきます。
丸腰の主婦二人が
前後の見境もなく
踏み込んだのは無謀か…。
と思う間もなく、
ポリスが
二人の不審な様子を察知したのか、
おもむろに語りはじめました。
「今日は、ここで饅頭が盗まれないように見張っているのさ……」
一瞬、
目が点となった二人に、
続けて、
「なんちゃって…ハッハッハー!…(Only joking…)」
(……!!)
なんて陽気なお巡りさん…。
「お先にどうぞ…」
と勧めてくれましたので、
私はとりあえず
大福と饅頭を2つずつ、
友達はさらに多くの種類を
仕入れていました。
購入した薄皮饅頭
ちなみに
そのお巡りさんは
4箱分!もの和菓子を
求めていましたが、
オフィスに持ち帰るのか…
家族へのお土産か…
パトカー内で食べるのか…
主婦の疑問は
いつまでも晴れませんでした。
さて、
その日のランチは、
その裏手の「与平寿司」
へ行きました。
ビジネスマンらでいつも混んでいる店内。
お安くはないですが、
味はさすがです。
カイムキの
「マグロ屋」さんの兄弟店
だと聞いていますが、
さすがお兄さん格
といった感があります。
マグロのたたき定食。ちょっと炙ったレアのマグロがとろけるようなおいしさ。
ニギリも新鮮!瑞々しい小ぶりのシャリがネタのうま味を引き立てます。
ニギリも、サビの利いた大人の味です。
やはりこうこなくては……。
味噌汁もふくよかな出汁の香りで、
癒されました。
ここは
ワイキキから離れており、
観光客もあまり来ないとあって、
日本の芸能人も
よくお忍びで来るとか聞きますが、
こぢんまりとした名店です。