ハッピー、ニュー、イヤー!!!
写真はオアフで1番好きな景色、”マカプウ”から見た“ラビット・アイランド”です。
年末年始と日本の台風を思わせるような強風に見舞われたオアフですが、
年が明けたら、いくらか日差しが戻ってきたように思います。
が・・・相変わらず風が強く、寒い!
靴下を履き、長袖Tシャツを着て、その上にパーカーを着ています。
そんなわけで、今年最初の画像は年が明けたハワイの
青い空!海!
・・・と思ったのですが、悪天候の為、昨年撮った画像失礼します。
さて、さて、2008年1月1日は、ものすごいお年玉を頂きました!
100歳のご老人に優しくハグされ、
美しいウクレレの音色と歌で、
私の魂は至福のときに包まれました。
そのご老人はジャズ・ウクレレ・アーティストのNo1
Bill Tapiaさんです。
(彼について書かれたコラムをご覧下さい。)
ビルさんは1908年の1月1日ホノルル生まれ。
今年の1月1日は彼の100歳の誕生日
で、そのパーティーにひょんなことから招かれたのです。
実は主人も私もBill Tapiaの大ファン。
昨年は、彼のCDアルバム ”Duke of Uke”
を買ってしょっちゅう聴いていました。
(クリックしてアルバムを視聴してみて下さい。)
ウクレレを使ったスウィング・スタイルのジャズで、
そこに挿入されるビルの枯れた、
そして温もり溢れる歌声が最高です。
トロピカルなスウィングがお好きな方には絶対のお勧め作品!!!
実は隣に住むMike Spenglerさんが、音楽プロデューサーで、
BillのCDアルバムをプローデュースした張本人。
英語が苦手な私はそんなこととはつゆ知らず、
長年ただ挨拶を交わしてきただけでした。
しかし山側に住む友人の子供達がパーティーをしている
スペングラーさんの庭で遊んでいたので、
その子供達を迎えにいったところ、
なんとBill Tapiaが来ていたのです。
聞いたところ、彼の100歳の誕生日パーティー!
スペングラーさんも私達がBillの
CDアルバムを買うほどのファンだと知って、
彼が演奏するからと言って、私たち夫婦も
そのパーティーに呼んでくれたのです。
沢山のミュージシャン達が来ていましたが、
フットボールのテレビが夜7時に終わると
半分くらいの人たちが帰りました。
Billはギタリストと2人で演奏を始めてくれました。
さりげなく、自然体でウクレレを弾くBill。
主人はBillのすぐ横のソファに座り、
私はギタリストの真ん前に座って、
その深い年輪によって完成されたBillの
美しい芸術音楽を何曲も聴かせてもらいました。
主人は、生涯にいくつもない珠玉の瞬間だと感じたそうです。
私も息を呑んでその完成された美しい瞬間を魂に刻み込みました。
Billの100歳の誕生日、そして100歳になったBillの
磨きぬかれた演奏、
人間味がにじみ出て伝わってくる歌と、
その奥深さ・・・。
主人は思い切って持参のウクレレにサインを頼み、
写真を頼むと、肩を抱いてくれたBill・・・。
さらに主人が、
「いつかあなたのように
”My Little Grass Shack In Kealakekua, Hawaii”
を演奏できるようになりたい」 (アルバム3曲目)
と言うと、Billは主人のウクレレでその曲を披露してくれたのです。
卒倒しそうな主人でした。
主人のウクレレにサインをしてくれ、さらにそのウクレレで演奏してくれたBill。
Billの凄さはアルバムを買われるとわかると思いますが、
2002年3月のロイヤル・ハワイアン・ホテル・モナークルーム75周年に、
75年前のオープン時に演奏した生き証人として招かれました。
ハワイジャズ界の最重鎮です。
特にジャズのスタンダードを
ウクレレでスウィングするジャンルの開拓者で、
彼の人生こそハワイジャズの歴史そのものなのです。
彼にハグしてもらった私は、
まさにハワイの歴史の一端に抱かれた瞬間でした。
それにしても、100年も生きているだけで凄い!!!
そして、優しく柔らかな心で人を包んでくれて、
彼からにじみ出る波動は、まるで生き仏のよう、
傍にいるだけでこちらが癒され、心地よい感じでした。 Lots of Aloha~!!!