延岡というまちをアーカイブ化していくには。

延岡というまちについての記憶を考えていく。

ついに延岡市鳥瞰図の記事を確認。

2009-04-30 15:15:37 | 調査/分析

内藤記念館で所蔵している吉田初三郎が描いた"延岡市鳥瞰図"について、同館学芸員の増田さんと分析しており、これに関連する研究を学会でも発表したが、"延岡新聞"の中に、これについての記事を確認した。何度もみていたのだが、何故かいままで見つからなかった..。

昭和27年10月29日の夕刊延岡新聞の1面トップ(ちなみにこの時期の同紙は1ページと2ページ、つまり一枚ペラの分量であった。)に"延岡んとが一番ヨカ! 大人気のミス・シヤンシヤン馬"(表記はママ)という見出しで、宮崎神宮例大祭でのシャンシャン馬と、例大祭に協賛して宮崎市内で開催された郷土産品商工展についての記事が書かれていた。

この郷土産品商工展において県内各市から鳥瞰図が展示され、延岡館で展示された鳥瞰図の事が写真入りで記されている。

これは延岡市鳥瞰図だけでなく、一緒に展示されている印刷物やトレースが現存する宮崎市・都城市の同時期の初三郎鳥瞰図を含めて、これらの活用法を考える上で極めて重要な情報である。商工展についても記録があるかどうか、確認してみたい。

興味ある方は、延岡市図書館で確認されたし。

ただし資料がかなり劣化しており、破れやすかったり、ぼろぼろになりかけている場合もあるので、取り扱いには十分注意してほしい。この点については別に触れたい。


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