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ワイワイ菜園~たんじゅん農法試行中

たんじゅん農法全国世話人のSさんと自宅が近い事からたくさんの事を教えていただき、それを咀嚼しながら畑作業に取組んでいます

ハウス・キュウリも収穫できそう。

2016-11-24 06:00:00 | 果菜類

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前日のナスに続き、キュウリも長く太く成長してくれています。

4日でこんなに違うのかと見間違うように成長してくれています。4日前には20cm程だった実が、この日は25cm程にまで伸びています。それも2本とも。下の画像の右と左に写っています。

キュウリの葉を見てオヤッと思ったのは葉の白い斑点です。何かの病気かもしれません。

ヒョッとしてうどんこ病かと考えました。うどんこ病が確認されたら株全体を抜根して畑から持ち出して処分することが望まれますが、今回キュウリは1株だけなので、斑点が見られる葉を選んで、葉を摘んで処分することにしました。この症状は株の西側にある葉っぱに見られ、朝日を浴びている東側の葉にはあまり斑点は見られません。

キュウリにも花が咲き始めています。まだ小さい実もまた1週間も経てば同じような実になり、皆さんの食卓に上がるようになります。


順調ハウスのナス

2016-11-23 06:00:00 | 果菜類

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前夜からの雨の影響で道路路面が濡れているような朝でした。空は青空ですが畑などはちょっと雨の影響が残っている状況でした。

午前中、畑の作業はちょっと憚られるような状態でしたし、午前中はハウス内の作業をやるつもりで中の畑へ出向いて行きました。Sさんは長野に出かけて不在です。

いろいろ作業はしたのですが、まずはナスの状態から報告を。

ハウスの保温がされるようにとこのところ日中もハウスの窓は閉め切った状態で様子を見ていました。その影響かと思われますがナスは極めて順調です。この日も朝9時過ぎですが天気は良かったためハウス内の温度は31℃まで急上昇。前日からの最高最低温度計は9~38℃で、現在温度31℃でリセットしました。

ナスはどんな状態かと覗いてみると。

オッ、オッ、オオ~ッ! 実が付き始めている~!花も結構咲いています。虫もいないので交配は大丈夫かと危惧もしたのですが、立派に実をつけていました。

3本くらいは収穫できるかもしれない状況です。このハウス・ナスでは初めて収穫です。

ヤッター!

しかし、ナスの株がそれぞれ揃って大きくなったことからこの時期になると蜜植状態です。なので枝は3本仕立てではなく、2本仕立てで誘引しています。それでもこんな状態。3本仕立てだったらもっと葉が茂っていたのではと思うとちょっとドッキリです。

 


たんじゅん農と私

2016-11-22 13:00:00 | たんじゅん法

20161122

見出し画像は、Sさん宅の軒下にズラッと並ぶ食べ頃になってきた干し柿。

先日Sさん宅でたんじゅん農で畑をしている者、少したんじゅんを齧(かじ)ってみようか、話を聞いてみようかという者たちも加わり、話し合う機会があった。その際の話題の一つを取り上げてみます。

たんじゅんでは、畑の微生物の世話をすることを考える。微生物がエネルギーを取込み畑の作物を元気な作物に育て上げるからだという。土の中の微生物のことは好気性菌・嫌気性菌・日和見菌などで構成されてその比率を豊かな畑のすることで変えることができる。そのためにエサを与える、水を抜き空気に触れさせる。この過程がいわゆる微生物の世話。微生物が機嫌よく畑をいい状態にしてくれるように手助けすることがたんじゅん農のノウハウの一つ。

目の前に現れる、目に見える様々な現象に右往左往するのではなく、その背景・原因について思いをめぐらすことが大切だという考え方は、私自身の経験の中で得た教訓のようなものでもある。この考え方はたんじゅんにはよくある考え方。だから私はたんじゅん農の考え方に共鳴するところがたくさんあるし、ここに身を置いている。

畑の作物を観察することはとても大切なのですが、そのこと(表面的な現象)で必要以上にグラグラしない。作物状態の背景・原因に思いを馳せる。

先日の話し合いで、あきらかに水を欲しがっている作物(きっと葉が垂れ下ったキュウリやナスなど)を見たのでしょう。経験の浅い人が陥りやすい問題ですね。その作物に水をやろうとすると、たんじゅんを少しやっている人は「何をするのか、水を入れたら微生物によくない、畑によくない」と言って非難する。場合によっては喧嘩早くって、怒鳴り散らしたり感情的になるという人も中にはいるでしょう。

ちょっと話が変わりますが、たんじゅん仲間では「経験の浅い人が先生」という話がある。経験の浅い人の発言にはより一層耳を傾けるよう戒めていることばでしょうが、その意味からすると作物に水をやるべきだと考える人(先生)に、考えを改められるよう説明を尽くすことが必要だ。

まず、水と水分の違い、水分があれば作物は枯れないこと、それでも危なければ水をやることより水分の消費量を減らすように葉の数枚を切除するほうが作物のためになることを説明する必要があるのではないでしょうか。水分の話。根のある土の中、その深さの土の中で水分(土の湿度)を感じれば水分については大丈夫です。作物が根から取り込むことができる水分量(吸水能力)と光合成や呼吸で消費する水分量にギャップがあり、必要な水分が取込めていない場合にどうするかがこの問題です。必要な水分が足りない中で根は必死に水分を吸い上げようと働くはずです。根に対するこのストレスが大切です。たんじゅん農ではこれを圧力といいます。圧力、プレッシャー、ストレスの中で根は、より深い場所に根を伸ばし、広い範囲に根を広げることで吸水能力を大きくしていくのです。ここで水を与えてしまうと根に対する圧力、ストレスを弱く少なくしてしまいます。余分な努力をせず水を吸い上げて終わり。また葉をダラリと垂らして水を要求するようになるでしょう。子供がおもちゃが欲しいと売り場でダダをこね、寝転がって困らせるのと同じです。親は筋を通さないといけません。ここではストレスや圧力を弱めることなく、苦肉の策で植物の葉を落としたり工夫をします。呼吸の際、葉から逃げる水分(水分蒸散)を減らすために葉を落とすことも考えられます。その際も根は水分を吸い上げようとする努力は続けています。葉は必要に応じてまたいくらでも出てくるものです。作物の根を信じてあげればいいのです。

私はたんじゅんのこういう方法論というかやり方を見たとき、前述のように子供を育てる時の親のスタンスに共通点を感じました。子供がかわいそう、苦労している、苦しがっている、困っているように親には見えるものです。その圧力というかストレスを子供が受けている時に、親たる者、安易に圧力を親の感情だけで弱める、楽にするようなことはしない。自らの力で根を張り、伸ばし、根性をつけようとしている子供に、感情だけで熟慮もせず、圧力から解放するようなことはしない。それよりもどうしたらそこを乗り越えられるような力を得ることになるかを子供と一緒に考えてやることの大切さを認識してほしいものです。

ボランティアしていても感じることです。たとえば障害者に安易に手を差し伸べるだけが手助けではないのではないかと。

これらは虫がいるから薬剤をかける、自分にとって不都合なものを排除することで問題を解決しようとする考え方と同じではないでしょうか。なぜ虫がいるのかに思いをめぐらして対応していくべきではないでしょうか。

こうした説明で、経験の浅い「先生」は納得するでしょうか。先生に説明する際も、「先生」の知識欲をうまく活用する説明の仕方がたんじゅん式の説明だといえるかもしれません。知りたがっているからと正解をすぐに提示しない。考えて気づく喜び、「あっそうか」を体験してもらうのも大切なことです。

時間に余裕があるときに たんじゅん農についてのホームページがあります。

ご覧になってみたらいかがでしょうか。HPはこちら


中の畑ーハウスの状態

2016-11-20 18:00:00 | たんじゅん 中の畑

20161118

このところのハウスの状態です。

ハウス内は2/3がビニールを敷き詰められ、太陽熱処理中です。ハウスの中、東側2/3に水を入れてビニールシートで覆っている状態は変わりません。約1ヶ月前にシートで覆いました。その際のブログ記事はこちら

太陽熱処理スペースは前述ブログに比べ、ほとんど変化ありません。

一方、ハウスの西部分は土が露出しており、作物が育っています。

ナスはいよいよ大きくなってきました。草丈は80cmほどでしょうか。私の股下辺りまで伸びてきています。紫の花も付き始め、結構目立つようになってきました。少し整枝作業を進めないといけませんね。葉がガサガサしてきました。ナスが気落ちよく伸び伸びできるようにしたいものです。たんじゅんでは微生物の機嫌を損ねないように、いろいろ配慮します。誘引や整枝など野菜それぞれの管理・世話はそれぞれのプロの話を参考にすることも必要かなと思う次第です。仮説として参考にしたらいいのじゃないでしょうか。それぞれの作物の癖などが解かるかと思います。もちろんたんじゅんでのやり方と選択を迫られる場面もあるでしょう。マニュアルには追肥や薬剤のポイントなども書かれていますので、そういった部分では妥協できないでしょうが、あるものは何でも活用するというスタンスで行きたいものです。

つい先日もブログに書いたばかりのキュウリです。ハウスの中でのことでもあり、地這い状態で放任になっています。よく株元を観察して、親蔓・子蔓の関係を見てみると親蔓と子蔓2本があり、いわゆる3本仕立て状態でした。親蔓が120cm程、子蔓は2本とも40~50cmというところでしょうか。キュウリの実は20cm前後のものが2本、10cm程が1本、さらに小さいものが2本、都合5本の実を付けている状態でした。剪定もなければ支柱誘引もない、地這い状態。蔓がある場所には麦わらを敷き、蔓が掴まるものを捜してウロウロしていましたので、蔓が掴まるモノを提供しました。

トマトは4~5株がハウス内の土に活着したようでした。キュウリ同様こちらも地這い状態ですが、さすがにトマトの地這いは余り聞かないので、支柱を立てる予定です。花が咲き始めた株も多く見受けられます。これもハウス内なので交配がどうなのか、風も来ない、虫も来ないハウスの中でどう対応するのかなどは勿論試行錯誤です。トマトーンを使うのも憚られますしね。

以上が、ハウス内の現状です。このところグッと気温も下がってきたのでハウスの窓は締切です。そのたっめ時には40℃前後まで最高温度は上がっています。しかし一方で最低温度は7~8℃という状態です。毎日朝晩ハウスの窓の調整をしなくてすんでいるのは随分楽にはなったのですが・・・。


中の畑。西エリアの様子

2016-11-19 07:00:00 | たんじゅん 中の畑

20161119

畝1には、マンジョッカが1株残っています。もうすでに2株は食卓に上がりました。たんじゅん仲間のMさんのマンジョッカとはまだまだ比較できませんが、素揚げにして食べると結構食べられるものです。ブラジルの人たちが好んで食べると聞きます。株元からはおいしそうなマンジョッカ(芋)の一部がのぞいて見えます。もう最終収穫の時期です。

畝2にはジャガイモがあります。土寄せをするべきところに軽い竹チップを多く含んだ状態で土寄せしたために押えが効かないのか、茎が華奢なために株全体を支えきれないのか寝てしまっています。更に土寄せをすると竹チップが地中に入ることになり腐食になるのではないかと心配でその対応も躊躇してしまっています。

畝3にはナバナが並んでいます。少し混んできたところを間引きしました。Sさん宅から京都に帰ってしまった、転がりOさんが筋蒔きをしてくれた数少ない功績、足跡です(笑)。

畝6のダイズが少し黄色くなってきましたね。秋が始まった頃には随分枝豆として食卓を賑わせてくれました。秋も深まり、葉が落ちた株も見受けられるようになりました。

畝7にはスナップエンドウが芽を出し始めました。芽が出ていない所も2~3か所ありますが、捕植用の苗も自宅にできつつあります。捕植苗がもう少し力を付けてきたら植付けることにしましょう。

畝9にはダイコンが形になってきました。同じ畝でもまだ場所により差がありますが、大きいものは丈35cm、小さいものでも15cm。土からニョッキリ顔を出しているダイコンは太いものは直径6cm程でしょうか。楽しみになってきました。

さてこの日は、Sさん宅で昼食を戴きながら、集まったたんじゅんさん同士で情報交換です。ちょっとお天気は雨模様ですが。