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ワイワイ菜園~たんじゅん農法試行中

たんじゅん農法全国世話人のSさんと自宅が近い事からたくさんの事を教えていただき、それを咀嚼しながら畑作業に取組んでいます

地温とジャガイモ植付け時期

2018-02-16 06:00:00 | 農作業ノウハウ蓄積

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昨年夏は暑かった。その事を忘れさせてしまうほど、今年は寒い冬になっている。北国では大雪で昭和56年以来とか40年ぶりとかという話を聞く。

暑い年も寒い年もある。しかし早い・遅いはあるが、梅は咲き、桜も咲き、鶯は啼き、牡丹が咲く。作物を考えた時に、この花が咲く頃になったら種を播くとよく育つ。山の残雪がウサギの形に見えるようになったらこの農作業を。そういった昔から農家で云われていた伝承のような話や教えが伝わっている。

こういう話は、基本的に暦の〇月〇日にというの話は少ない。鳥や動物、花や植物、更には自然現象が目安になる事が多い。農作業で人が働きかける作業(播種、定植など)はタイミングが大切であることは皆さんよくご存じだ。

種袋には播種時期や定植時期を「寒冷地」「温暖地」「暖地」というような色分けで作型として記載している。しかしこれも目安であることもよくご承知だ。

例えば、上の画像(以前当ブログで使用した画像)のように、この時期に毎日「浴光催芽」しているジャガイモについては、種芋の植付け時期について「地温が10℃になる頃に」とある。種苗会社がそう書いているのだから、ここにはそれなりの根拠があるのだろうと考えられる。しかし9℃では芽が伸びていかないかというとそういう訳でもない。多少時間が余計にかかるが発芽は続くのだ。それがない頃には篤農家と云われる人たちが「昔の人の言い伝えで」として種まき適期を云い伝えてきた。それはカレンダーではなく、自然現象を一つの目安にしてきたと思われる。従って寒い年や暖かい年ではカレンダーの作業日は年によってずれることになる。

今回、ジャガイモの植付け時期を検討していておもしろい事に気付かされたのです。それが「地温」という概念です。

地下10~15mとなると地温は年中ほとんど変化しません。井戸水が夏は冷たく、冬は暖かい。だいたい15℃前後で1年を通してあまり変化しないらしい。

ところが地表近くの地温は変化する。そして大気の温度(気温)は地温の変化に伴って変化する。これは小学生の問題だそうで、中学の入試問題によく出るのだそうです。

つまり、太陽熱で地温が上昇・下降し、地温変化のより気温が上昇・下降する。大気が地温の影響を受けて温度(気温)が上がったり下がったりする。気温は太陽熱の強さの直接的影響ではなく地温を介して影響を受ける

天気の影響がなければ、太陽の位置により日光の強さが変わり、南中の時に最も強い光が射す。地温は午後1時頃、つまり太陽の熱が下がり始める頃に最も高くなる。更に気温は地温が下がり始める午後2時頃にピークとなる。夏の打ち水の効果や地面の多くを舗装された都市部の気温上昇などの現象はこの道理が判れば納得できる。

畑ではジャガイモを植付け時期として適当だという「地温10℃」は工夫次第で可能となる。その一つが「黒マルチで覆う」ことです。黒マルチで覆うことで太陽熱を効率よく地温上昇に利用する事ができます。早めの植付けをする必要がある時にはマルチで覆っていつもより早めに地温をあげることは可能です。他にも地温をあげる方法があるかもしれません。そこは農家各自の工夫だし、農家のおもしろいところでしょう。

今回、三角畝で栽培を試しますが、三角の2辺はそれぞれ45cmで、高さは35cmほどです。うまく使えば巾90cmのマルチで間に合いそうですね。マルチを使用して地温を早めに10℃にまで上がるようにします。

それは今年の気温がなかなか上がらないような状態であり、それは地温が平年のようには上がっていない事を意味しているからです。芽の出た種イモが畑の植付けても地温が5~6℃では芽の勢いが止まってしまいます。

3℃まで下がってしまったら、ジャガイモを芽が出ないように保管貯蔵する際の温度です。6℃になるとやっと芽が動き始める温度と云われています。

ここからは私の仮説ですが、黒マルチを被せたうえで、最低地温が6℃を越えて、更に平均地温が10℃を越える頃に植付けをすべきではないかと思います。ジャガイモの芽の出方と地温の様子を見ながら定植時期を判断していく事にしましょう。


タマネギ。マルチの効果は?そして仮説

2017-03-27 06:00:00 | 農作業ノウハウ蓄積

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見出し画像はタマネギを栽培している畝ですが、右にもタマネギの苗があるのに、左から黒マルチを畝に貼って来て、ここでマルチが無くなってしまったわけではありません。マルチの有無による生育具合を確認しようと15本程をマルチ無しで栽培しているのです。なるべく同じ条件下で比較したいという事から同じ畝の隣り合うエリアで比較しています。

昨年11月に定植。いわゆるチッソなど肥料分は最低3年は入っていない。土が十分に出来ていないために葉物など生育の悪い畑である。更に冬場の寒い時期でもあり、ただでさえ生育の差は現れにくいと想定される。定植日や品種に違いはなし。

マルチのないタマネギ ;一目見ただけでマルチ在りの玉ねぎに比べ、生育は明らかに遅い。草丈は7~10cm。(下の画像参照)

マルチ在りのタマネギ ;こちらの草丈は13~22cm。(下の画像)

上述のように、現状、生育の悪い畑。当然のことながら近所の慣行法での家庭菜園のタマネギに比べれば当然見劣りがする。にもかかわらず草丈や立ち姿に差がこれだけ出るのは、特に冬場では黒マルチの効果が歴然とあるように思われる。

これは2016年秋からの私の畑での事実でありますが、これも事実の一つと受け止めて頂いた方がよろしいかと思います。場所により状況によりいろいろな違いは出てくるものです。Sさんがよく云う「仮説」です。


サツマイモ手づくりムロに藁囲い

2016-12-27 06:00:00 | 農作業ノウハウ蓄積

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寒さが迫ってくる中で、先日籾殻の中で冬越しができるよう木枠の「ムロ」風のモノを設置しています。しかしハウスの中だとはいえ、夜間・夜明け前早朝には気温が下がるというSさんの指摘もあり、藁で囲ってはというアドバイスもあり、無視できずに準備を進めてきました。

まず、十分な藁を集めます。

Sさんご近所の田んぼに残されている藁を軽トラック荷台一杯、もらってきました。しかしこの時期になると田んぼに放置された藁も稲刈り直後ならいざ知らず、乾燥したものはないのです。藁をハウス内に持ち込み、中に広げて乾燥するのを待っていました。

完全ではないにしろ、ある程度乾燥が進んできたので、この日木枠の周囲に藁を巻く作業をしました。

木枠の周囲に二重に藁で取り巻きました。

保温の体勢もこれでバッチリです。というかそうあって欲しいと思います。この状態で4月の桜の咲く頃まで貯蔵する予定です。

今週はまだ最低気温予報も3℃位まで。まだ当地ではそれほど寒くなってきませんね。寒さにはまだ余裕があるようです。


更に続・サツマイモ保管法

2016-12-22 08:00:00 | 農作業ノウハウ蓄積

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中の畑のご近所に、米(稲)の収穫の際、コンバインではなくバインダー収穫で、稲の天日干しにこだわる方がいます。そちらの田圃にはたくさんの稲藁が置かれています。このところの寒さや雨で湿気で藁がが濡れてしまっている感じですが、是非ともという事で比較的湿気が少ない藁を選んで頂戴してきました。藁はハウス内に広げ乾燥させるようにしています。見出し画像はハウス内に広げた藁です。

藁は予定通りにハウス内に広げたのですが、Sさんにこの日の朝、「これどうでしょうか」と提示した雑誌です。

「家の光協会」から出している「やさい畑」という季刊誌だ。2011年冬号に秋冬野菜の保存法という特集があり、そこにサツマイモ貯蔵法について記事があった。昔から農家で続けている保存法らしい。

乾燥を待って稲藁による木枠囲いと並行して、一部をこの雑誌の方法で保管実験をしてみることに。

 

まずハウス内の片隅に深さ50cm前後、土を掘ります。

穴底に、麦わらや稲わらを10~15cm程度の厚さに敷き詰めます。そこにサツマイモを並べます。芋は深さ30~40cm程度のところに寝かすことになります。

ここに籾殻を入れ始めます。籾殻と芋を入れながら芋はせいぜい30cm深さまでに埋めてしまいます。それよりも上には籾殻で満たしています。

この状態で桜が咲く頃まで保管してみます。春、無事サツマイモが生還した際には、やはり同じ「やさい畑」の記事にあった「サツマイモの丸ごと植え」に挑戦してみようかなと思っています。

こちらはこちらで期待が膨らむのですが、木枠の藁囲いも課題です。早めに藁を乾燥させて防寒対策を進めたいと思います。

~~~ 本日の予定 ~~~

日中は音訳ボランティアの活動日。今日は市長の激励訪問があるようで、ついでに視覚障がい者に送付している「広報かけがわ」音訳CDに市長が直接録音をするのだそうです。

夕方からは、Sさん宅で忘年会&お泊り会。お酒とつまみ持ち寄りで賑やかに行い予定です。


ピーマン休眠剪定

2016-12-17 06:00:00 | 農作業ノウハウ蓄積

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ナスやピーマンが冬に入り、強剪定をして休眠状態で冬越しをする方法があるという。私は全く初めてだが数年にわたり同じ株でそれぞれの実をつけ続ける人もいるという。これは試さない手はないとやってみることに。

このところの寒さで株の勢いはもちろんだが、葉が縮れ始めたピーマンが畑に残っている。この夏、実を付け続けてきたピーマンだ。もちろん夏ほどではないが、11月に入ってもピーマンを収穫できた。菌床を中心に畑に入れてきた畝にあるピーマンの株。

ピーマンの株を抜根した。もちろん根が多くの土を抱え込んでいるが、そんなに深くまで根は伸びていない。

地上部は新芽が数個ずつ残る状態の茎を3本残すように剪定。根が抱えていた土は払い落とし、太かったり細かったりする根が出てくる。

枝については3本程度、それぞれに2~3つの芽が残る状態で株の形を見ながら剪定。

根も切り詰めていく。太い根も細い根もカットしていく。

根カット前

根カット後

根は水ですすぎ、土を落とします。ブログによれば剪定苗を屋内で管理するため、土の中に潜む虫などが這い出てこないように土をきれいに落とすのだといいます。そして7号ポット(直径20cmほど)に培土を詰めてピーマンの剪定した株を入れました。

水がポットの底から3回抜けるまで鉢に充分な水を通しました。

これで日当りのいい場所で、冬越しをさせることにします。

参考にしたブログ「愛にゃんこまりあ」