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ワイワイ菜園~たんじゅん農法試行中

たんじゅん農法全国世話人のSさんと自宅が近い事からたくさんの事を教えていただき、それを咀嚼しながら畑作業に取組んでいます

田圃に水引き入れ

2017-04-17 06:00:00 | 稲作

20170416

狭い水路(幅20cm程)を泥水が草の根のような塊を押し流して迫ってきた。感激だ。

2週間程前だったか、半年以上水が通ることはほとんどなかった水路の溝の清掃をしたが、距離は長いし、掃除といっても泥を掻い出して水が流れるように、水が流れる際に水が堰き止められることがないように開通前の清掃をしたわけだ。上の見出し画像の田圃の一番奥、右は雑木林(こんもりした林)の角に用水から水路への取水口がある。左の一段高い所の道路が県道、その間が約75m。県道下の田圃のヘリに水路が1本通っている。県道下の水路が約150m。この合計225mの水路掃除(水路の中の泥や草出し)をヒーヒー言いながら(正確には225mの75%程)作業したので、水路に満水の水が流れ始める様を見るのは、「感動」なのです。

 

さて水路を満水で流れる水を田圃に導きます。この日は一番東の田圃、一番西の田圃の2つにだけ水を入れる。Sさんの疑い、隣の田圃との間で水が漏れているのではないか。それを確かめられればと両端の田圃に水を入れ、隣の田圃に水が染み出るようであれば場所を特定したい、という考えからだ。しかしその確認をするつもりの明後日はまとまった雨の予報が出ている。う~む・・・。

一番東の田圃(上の画像、手前4枚の内の一番奥)の取水口の田圃側。お勢いよく水が流れ込み、乾いた田圃に水が浸み込んでいきます。

下の画像は、一番西の田圃の取水口付近の様子

下は西の田圃に入り始めた水の様子。いずれもこの日、朝10時前後。


田圃のスケジュール

2017-04-04 06:00:00 | 稲作

20170403

静岡も前日2日に開花宣言が出た。静岡市駿河区の気象台の標準木に5輪の桜開花が確認されたという。このところの冷たい雨が降ったりの天候不順で桜も遅れたのでしょう。4月と云えばお百姓はいろいろ忙しくなってきます。まず気になるのは田圃。

この日、Sさんと当面の作業日程について打合せをしました。

田圃はこれまで昨年の稲刈りの後、3回の田起こしを終えています。たんじゅんの田圃は稲刈りの際の切り刻んだ稲藁を微生物が処理しやすいように田圃の土を5~10cmの深さで軽めに田起こしします。これが終わると代掻きですが、こちらのスケジュールは田植えから逆算してきます。苗ができるのが5月中旬というところから始まります。その段階で充分なトロトロ層が田圃にできているように調整していきます。そのためにはできれば3回代掻きをしたいところです。

代掻きは最初の代掻きから、約10日後に2回目代掻き、更に5~7日後に3回目の代掻き、そして数日で田植えという形が理想でしょう。ということは田植えの前、20日程前に最初の代掻きをしたいところです。以下今年のスケジュールのイメージです。

1回目  4月25~27日頃

2回目  5月 5~ 7日頃

3回目  5月 12日頃

田植え  5月 17日頃

1回目の代掻きから1週間前には 田圃に水を張り、落ち着かせる時間が欲しい。

水導入  4月15日頃

そのために、水路の清掃と周辺の草刈りを行うことが必要とSさんとも確認し合いました。

考えればあと10日程したら田圃に水を張らないといけない時期となります。

帰りに、無臭ニンニクの苗を分けてもらったので、自宅脇の畑に定植しました。見出し画像は頂いたニンニクの苗。


田圃 3回目田起こしタイミングは?

2017-03-09 20:50:00 | 稲作

20170309

 たんじゅんの田圃では、秋の収穫から春の代掻きまでに一般に3回の田起こしを行います。すでに2回の田起こしを終えて、3月中に最後の田起こしをやる予定になっています。もちろん田圃自体はSさんが借受けて、私たちは手伝いというか、ある時はギャラリーだったりしますが、それをやっているだけ。

今、3回目の田起こしタイミングを見ています。田圃が乾いた状態でトラクターで作業したいと考えています。

地元掛川の10日間予報はこちら

9日20時現在、雨マークは18日(土)夜のみ。そてまでは曇りの日も少しありますが、基本ずっと晴が続きます。雨の直前に、なるべく田圃が乾いた状態でトラクターを入れたいのです。ということは来週後半のスケジュールを入れておくのが最適日か。また天気予報を見ながら実施日を見ていきたい。

念のためにと午前中に田圃を巡回した。

西1と呼んでいる田圃

画像の手前、農道側(南側)は排水口がある側で水の引けが悪い。画像奥は県道側(北側)に取水口がある。画像ではよく判らないが表面が黒く見える所の面積は南側にざっと全体の30%。白く見える部分も少し表面の土を取り除けば下は水分がある状態。

西2の田圃

一番表面が乾いた面積が多いだろうか、黒い部分は20%か。

西3の田圃

ここが一番水捌けがよくない。全体の70%が黒く、大半が表面が黒く見え、乾燥していない。特に画像の手前側は水が浮いているところも見受けられる。

西4の田圃

黒い部分は約20%。

下の画像は田圃の北側、県道の上から田圃を見下ろしての画像です。ちなみに路面は田圃面より2m以上高いので見下ろす形に。

画像に写った一番左は水が浮いて見えますが、お隣の田圃。真ん中に見えるのが西4の田圃です。その右に小さくなってしまっているのは西3の田圃です。

次の画像はやはり県道側からの写真ですが、一番左は西3、真ん中が西2、右奥が西1の田圃となります。

田起こしは来週末くらいが適当なのでしょうが、Sさんはその頃は全国出張の予定。2回目の時と同様に、オーナー抜きのお手伝いさん達での田起こしとなるかもしれません。そういえば2回目もそうでした。

今回は代掻き前の最期の田起こしです。水を張った時に水深差があまりできないように、慎重な田起こし技術が求められます。ね。


田圃のメンテナンス

2017-02-09 06:00:00 | 稲作

20170208

この日は、かねて打合せをしてあったように田圃の関係でいろいろな手を打つことになっていた。もう何年も稲作は行っているのでだろうか、今年もいろいろ試験的に試してみようとする意欲が感じられる。

4枚の田圃があるのでA・B・C・Dとすると今年は3種類の資材だ。

鶏糞(完全発酵、臭いは勿論全くなく、サラサラ状態。知人養鶏農家より )

酵素材(昨年から注目の資材・400倍希釈)

海水(50培希釈。前年は焼き塩溶液を使用)

私などには意味も解らないものもあるのだが、これで生育に違いが出てきたらまあ面白いのではないだろうか。

A・Bの田圃  鶏糞6袋・散水100L(酵素材4L・海水20L・水76L)

Cの田圃    散水100L(酵素材4L・海水20L・水76L)

Dの田圃    散水100L(海水20L・水80L)

鶏糞、土嚢袋6袋を1反の田圃に散布する。ご存知かと思うけど田圃1枚に袋6袋と云うと、とても少ない量だということはお分かり頂けるだろうか。散布の後、したかしないか判らないほどの量だ。撒いた跡が判らない。これでどれ位の効果があるのだろうかと懐疑的になって、Sさんに聞くと、作物のための鶏糞ではなく、微生物のための鶏糞だからこの量で良いという。何か肥料を撒いているような感覚だったが、そうだ!微生物のために入れる鶏糞なのだと気付かされた次第。

Sさんも田起こしの後、田圃の土が柔らかくなっていることを指摘してくれていた。

あとは水を張った時に凸凹が残って、水深が深い所と水面から土が顔を出した所が出ないようにしたいという。特に田起こしの際のコーナーの曲がり方を言うらしかったが、3回目の田起こしの際に判明すると云って笑っていた。2回目田起こしのコーナーは注意深くしたつもりだが、田圃の凸凹は水を張ってみないと素人には判らない。

はっきり田圃ごとの作柄が違って見えるいいのだが、なかなかこちらの思い通りにはいかない。