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不忍池辯天堂😐😐😐「寛永寺」開山の慈眼大師天海大僧正の「見立て」によって建立されたお堂

2020-05-20 20:34:22 | 神社仏閣

東京メトロ 銀座線「上野広小路駅」から徒歩約10分、JR「上野駅」からは徒歩約15分の「不忍池辯天堂(しのばずのいけ べんてんどう)」は、天台宗東叡山「寛永寺」の伽藍のひとつで、寛永年間(1624年~1645年)に、「徳川家康」(1543/天文11年~1616/元和2年)側近として江戸幕府の宗教政策に深く関与したという「慈眼大師天海大僧正(じげんだいし てんかい だいそうじょう)」(1536/天文5年~1643/寛永20年)によって建立されたという。
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大僧正は「見立て(仮にそうだとみなすこと)」によって、延暦年間(782年~806年)創建の「延暦寺」から、寛永年間創建の寺院の名称を「寛永寺」とし、「不忍池」と島を「琵琶湖」と「竹生島」の「宝厳寺(ほうごんじ)」に見立てて、「宝厳寺」の「弁才天」を勧請し、お堂を建立したという。1945(昭和20)年、戦火により焼失したが、1958(昭和33)年に鉄筋コンクリート造り八角堂として再建された。
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本尊は、「法華経(ほけきょう/ほっけきょう)」「仁王経(にんのうぎょう/にんのうきょう)」とともに護国三部経に数えられる「金光明最勝王経(こんこうみょうさいしょうおうきょう)」に説かれる一面八臂(八本の腕)の弁才天/弁財天「八臂辯才天(はっぴべんざいてん)」で、音楽と芸能の守り神として広く信仰され、金運上昇といったご利益もあるといわれる。



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