小さな旅を愉しむための情報PLUS

生活圏での小さな旅を愉しむために、暮らしの歴史に目を向けた情報発信を目指します。

中央アルプスと南アルプス😐😐😐すでに真冬の姿を見せている

2021-11-30 17:00:00 | 四季
里の雨は、山の雪。南アルプスや中央アルプスの主稜線に連なる峰々は、すでに真冬の姿を見せている。

 ❖ 木曽山脈(中央アルプス)  再掲(写真は更新)
長野県の木曽谷と伊那谷を眼下に南北に連なる山脈で、「飛驒山脈(北アルプス)」「赤石山脈(南アルプス)」とともに日本アルプスと呼ばれる。最高峰は「木曽駒ヶ岳」(標高2,956メートル)で、2020(令和2)年3月27日「中央アルプス国定公園」に指定されたが、「飛驒山脈(北アルプス)」は1934年(昭和9年)12月4日「中部山岳国立公園」に、「赤石山脈」は1964年(昭和39年)6月1日「南アルプス国立公園」に指定されている。

 ❖ 木曽駒ヶ岳  再掲(写真は更新)
深田久弥「日本百名山」、岩崎元郎「新日本百名山」、田中澄江「花の百名山」に選定されている「木曽山脈(中央アルプス)」の最高峰(標高2,956メートル)で、「木曽前岳」(標高2,826メートル)「中岳」(標高2,925メートル)「伊那前岳」(標高2,883メートル)「宝剣岳」(標高2,931メートル) を含めて「木曽駒ヶ岳」と総称する場合もある。伊那谷側では「駒」「島田娘」「種蒔き爺」などいくつかの雪形が見られ、農事暦として農耕の目安に用いられて来たという。高山植物の花畑が広がる「千畳敷カール」(標高2,650m)へは、「駒ヶ岳ロープウェイ」で簡単に登ることができる。
 ❖ 空木岳  再掲(写真は更新)
「空木岳(うつぎだけ)」(標高2,864メートル)山頂一帯は花崗岩の岩場とその砂礫地だが、「木曽山脈(中央アルプス)」では「木曽駒ヶ岳」(標高2,883メートル)に次いで標高の高い山で、深田久弥「日本百名山」に選定されている。伊那谷側から春の残雪を眺めると、頂上だけが満開の「卯木(ウツギ)」の花のように美しく残って見えることから、山名になったと言われている。

 ❖ 南駒ヶ岳  再掲(写真は更新)
岩場の山として人気があるという「南駒ヶ岳(みなみこまがたけ)」(標高2,841メートル)は、木曽山脈の主稜線にあって、北の「空木岳(うつぎだけ)」から南の「越百山(こすもやま)」(標高2,614メートル)へ続く南北の縦走ルートになっているが、雪形「五人坊主」は、古くから農事暦として農耕の目安に用いられて来たという。また、稜線下に広がる「摺鉢窪カール」縁で、現在も山肌が大きく崩れ落ちる「百間ナギ」と呼ばれる大規模崩落地を抱えている。南に仙涯嶺(せんがいれい)」(標高2,734メートル)が連なり、「摺鉢窪カール」北には「赤椰岳(あかなぎだけ)」(標高2,798メートル)と、さらに「田切岳(たぎりだけ)」(標高2,730メートル)が連なる。

 ❖ 赤石山脈(南アルプス)  再掲(写真は更新)
「長野県」「山梨県」「静岡県」に連なる山脈で、我が国第2位の高峰「北岳」(標高3,193メートル)や山脈名来由の「赤石岳」(標高3,121メートル)など9つの3,000メートル超峰があって、10の山が「日本百名山」に選定されている。「赤石山脈(南アルプス)」の山容は、険峻な「飛驒山脈(北アルプス)」に対し、なだらかな山が多いとされるが、比較的新しい隆起で浸食が進んでいないためだと考えられているという。現在も世界有数の年間4ミリメートルほどの隆起速度で隆起が続いているという。

 ❖ 仙丈ヶ岳  再掲(写真は更新)
「赤石山脈(南アルプス)」主稜線上にあって、3000メートル超峰最北端の山(標高3,033メートル)だが、多くの高山植物が見られる比較的なだらかな女性的な山容で、「南アルプスの女王」とも呼ばれるという。深田久弥「日本百名山」、岩崎元郎「新日本百名山」、田中澄江「花の百名山」「新・花の百名山」に選定されている。「北沢峠」(標高は2,032メートル)まで交通の便が良く、多くの登山道も整備されていて、我が国3,000メートル級の山の中では登頂しやすいと言われている。

渡場のイチョウ並木😐😐😐中央アルプスの山なみを背景にする黄葉スポット

2021-11-14 15:00:00 | 四季




中央自動車「松川インターチェンジ」から車約15分、「『日本で最も美しい村』連合」に加盟する「長野県上伊那郡中川村」で、「葛島(かつらしま)渡場(どば)」地区にある「渡場のイチョウ並木」は、「中央アルプス」の山なみを背景に秋を愉しむことが出来る黄葉スポットだ。
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落葉最盛期に黄色い絨毯が敷き詰められる並木は、「南向(みなかた)発電所」放水路の空き地を有効活用するため、1983(昭和58)年に、地区住民によって約30本のイチョウが植えられ、今日へ大切に受け継がれている並木だという





 ❖ 「日本で最も美しい村」連合 
「フランスの最も美しい村」連合に倣って、2005(平成17)年に「北海道美瑛町」「北海道赤井川村」「山形県大蔵村」「長野県大鹿村」「岐阜県白川村」「徳島県上勝町」「熊本県南小国町」の7町村で発足したという。
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「失ったら二度と取り戻せない日本の農山漁村の景観・文化を守りつつ、最も美しい村としての自立を目指す運動」に取り組むNPO法人で、2021(令和3)年7月現在の参加町村数は26町26村9地域の61だという。


 ❖ 中川村 
長野県上伊那郡南部の下伊那郡と隣接する人口4,534人(2021/令和3年10月現在)の村で、1958(昭和33)年に「片桐村」と「南向村」が合併して発足したという。
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観光スポットとしては、中央アルプスの残雪を背景にする桜の絶景ポイント「大草城址」、武田信玄の狼煙台が設けられた「陣馬形山」、国指定の重要文化財「坂戸橋」などがあるが、「養命酒」発祥の地としても知られている。


もみじ湖🙂😐😐リトライで最盛期の紅葉を堪能できた

2021-11-07 12:00:00 | 国内旅行


「じゃらんネット」の「全国のおすすめ紅葉スポットランキング」で、2020年と2021年の2年連続全国第1位に選ばれたという長野県上伊那郡箕輪町「もみじ湖(『箕輪ダム』のダム湖)」を、10日前に訪ねたが、その時は少々気が早かったようだ。湖畔に植栽されているという約1万本のもみじの紅葉は部分的で、「もみじのトンネル」なども見ごろ前だった。最盛期は11月上旬の予想だということで、リトライした今回は圧巻の「もみじ湖」を体験することが出来た。
【参考】「じゃらんネット」全国のおすすめ紅葉スポットランキング
https://www.jalan.net/theme/koyo/ranking/


 ❖ 箕輪ダム   再掲(写真は更新)
中央自動車道「伊北インターチェンジ」から車で約30分の天竜川水系沢川(さわがわ)の「箕輪ダム(みのわだむ)」は、1980年(昭和55)年に着工し、1992年(平成4)年に完成した高さ72mの重力式コンクリートダムで、洪水調節や上水道水確保などを目的とする長野県営の多目的ダムだという。
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湖畔一帯の1万本のもみじは、ダム建設で沈んだ集落が、永くダムが愛されるようにとの願いで寄附した苗木を、植樹したものだという。




 ❖ もみじ湖   再掲(写真は更新)
湖畔一帯に1万本のもみじが植えられている「箕輪ダム」のダム湖で、全国でも屈指の紅葉スポットだという。もともともみじの美しいところだったが、ダム湖の誕生に際して、「山桜と紅葉の渓谷づくり」を目指し、10年をかけてもみじ1万本を植樹したという。
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周辺に駐車場はあるが、ここに至る道路は細くすれ違いが困難な箇所も多いので、くれぐれも慎重な運転を心がけたい