やまかん日記

小学校教員、上級教育カウンセラー、嘱託社会教育主事、学級経営スーパーバイザーとしての活動を紹介します。

みちのくヨサコイ祭り

2009-10-11 08:25:01 | Weblog
みちのくヨサコイ祭りが仙台市で始まりました。たまたま駅前を歩いているときに小学生の発表を見る機会がありましたが、なかなか素敵な踊りでした。
開催の理念などを見直しましたが、なかなかしっかりしています。どちらかというと楽しそうな雰囲気だなと思っていましたが、地元でその熱さを監視競ることができる幸せを再確認したいものです。

10月11日(日) 17:00~
市民広場ステージ
各ブロックで惜しくも第2位になったチームが、決勝進出を賭けて鎬(しのぎ)を削ります。
決勝進出が当然というチームも、ブロックの組み合わせで2位に甘んじることがあることと、レベルの高い演舞をよりたくさんのお客様に見ていただこうと今年から始まりました。

10月11日(日) 18:40~
市民広場ステージ
「みちのくYOSAKOIまつり」のメイン・イベントのひとつ!
早めに席を取っておかないと、絶対に見られなくなります。
なお、桟敷席は準決勝(17:00~)からの通し券になります。

http://www.michinoku-yosakoi.net/m/r.html
高知よさこい祭りの流れをくむ「みちのくYOSAKOIまつり」。全国250以上の市町村で開催されている「よさこい」は、「伝統・創造性の尊重。市民主体の運営。地元民謡を取り入れ、鳴子を持って踊る。」をルールとする祭の総称です。
全国90市町村から250チーム以上の参加がある当祭の魅力は、他のよさこいと同じルールを基にしているため、各地の参加者がその民謡と地域性を披露するだけでなく、同じ理念を共有する遠くの仲間たちとも一体感を得ることができる事です。
よさこいを愛する人の輪は、着実に全国の市町村まで広がっています。


東北は、民謡の宝庫。民謡によって培われてきた東北人のアイデンティティーを現代にふさわしい形でよみがえらせます。「古くて新しい東北共通の祭り」の創造です。

市民の参加なくして「まちおこし」はありえません。一体となった市民の情熱・想像力・表現力こそ東北の資源ではないでしょうか?音楽・ファッション・ダンスなどの現代の流行と、祭りや民謡などに凝縮された伝統ある地域性が融合し、新たな誇り・郷土愛となるのです。


全国各地からの出身者に育てられ、成長した私たちと仙台。私たちは「東北各地の活性化」のために何ができるのでしょうか。私たちが出した答は、「各市町村の魅力・気概・観光資源・物産などをPRする機会の創造と提供」でした。祭りは、まちの魅力を多くの方々に知っていただく絶好のメディアといえます。東北人の気概、東北の魅力を全国に発信し、東北全体の活性化に貢献します。


東北で初めての「東北共通の東北おこし祭り」。いっしょに踊り、いっしょに汗をかくことで、東北各地間の人的交流が促進されると同時に、東北としての一体感が醸成されます。

その地域の人の魅力が、ふるさとの魅力、ひいては観光資源となっていくのです。みちのくYOSAKOIまつりは東北各地の「人」「ふるさと」「観光資源」「物産」の魅力を発信する場として、踊りによる「ふるさと自慢」・「観光&物産自慢」を推進していきます。


音楽も踊りも衣装も自由。市民の表現・創作意欲を駆り立て続けてきた、斬新で独創的なお祭りです。一緒に想像し、一緒に制作し、一緒に汗を流して踊る。こうした一体感や達成感が、郷土愛・誇り・思いやりといった心を育むのです。このような場を提供することも、「まちおこし」ではないでしょうか。幼稚園から大学までたくさんのチームが学校単位で参加しています。

だれもが参加できる「みちのくYOSAKOIまつり」。創造的な要素がふんだんにあるため、創作意欲旺盛な多くの若者が参加できるお祭りです。「地域コミュニティーの再構築」の第一歩は、地域住民同士の世代を超えた活動。若者たちが作った曲や振り付け・衣装で老若男女が一体となって踊る。次代にふさわしい「地域コミュニティー」ではないでしょうか。性別・年齢を超えて、地域住民みんなでチームを結成している市町村が増えています。

「ハードのものづくり」を優先してきた東北では、ミュージシャンやダンサー、デザイナーといった「ソフトのものづくり」をするクリエイターの出番はありませんでした。これからの東北には、ソフト思考の若者たちを発掘し、育成することが必要です。自分たちの作品(曲・踊り・衣装)を祭で披露し、観客の評価を得る。この自信が「誇り」となり、郷土愛を芽生えさせるのです。自己表現の場を得たクリエイターたちは、まちおこしに積極的に関わり、真剣に取り組んでいくはずです。