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湯沢市 泥湯の硫化水素ガス

2006-09-09 | 秋田の温泉
泥湯の入口は、硫化水素ガス噴出の危険地帯だ。



いくつもの警告看板を脇目に泥湯へと車を走らせる。



窓を締め切った車内までも硫黄臭が漂ってくる。

泥湯と言えば、あの事故を思い出す。

昨年12月29日に泥湯温泉駐車場付近で発生した硫化水素ガ
スにより東京在住の家族4人が死亡した事故だ。

雪の窪みに滞留していた硫化水素ガスで中毒症状となり亡く
なられた。楽しいはずの家族旅行が目に見えない恐ろしいガ
スにより取り返しの付かない惨事となってしまった。

事故を受け、泥湯温泉地区には、避難勧告が発令され平成18
年2月3日に解除となるまで冬期間営業の奥山旅館も営業自
粛措置となった。



その後、立入禁止区域の徹底、観測システムの設置、警報装
置の設置など対策が講じられ現在に至っている。

硫化水素ガス噴出多発地帯のすぐ脇に民家が建っているなど
不安は残るが二度とこのような惨事が発生しないよう願いたい。



観測システムは、温泉街の数箇所に設置され、泥湯にある四軒
の旅館すべてに警報システムも設置された。

この死亡事故が発生した数年前にも宿泊客が目や喉に痛みを訴
えた事故も発生している。

その後、各旅館の換気装置が改善されている。



ひなびた温泉街で とても情緒がある。
お湯も もちろん豊富で泉質も良いと評判だ・・・

事故以降も多くの観光客で賑わっている。

でも硫化水素ガスの恐ろしさを忘れてはいけない。



亡くなられた松井さん御一家のご冥福をお祈りいたします。

合掌


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