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この岳に生きる

「この岳に生きる」とは僕の所属する山岳救助隊の記念誌の題名です。 北アルプス飛騨側で山と共に生きている僕の見た風景です。

八ヶ岳へ

2013年02月21日 | 山行記録

Imgp1527_4 初キャンディ

1泊 2日でteam-錫杖のakiさんと八ヶ岳へいってきた。

朝7時平湯で合流しお昼には赤岳鉱泉に着。南岸低気圧のせいで積雪量は多い。

この日は初めから冬の赤岳鉱泉名物アイスキャンディを予定していた。立派な氷の搭はどこでも登れるがめんどくさい事が好きなakiさんは穴から出てくるラインを登っていた。4、5回も登ればくたびれるので程ほどで終了。

明日に備えルートの偵察にいってきた。しかしどのルートもアプローチへの雪が多く、トレースが無い。夕食後akiさん色々調べてくれて赤岳へ向かことにした。

Imgp1531_3 西壁  偵察時。

次の日は朝から快晴。しかし気温は低くマイナス20℃くらい。

8時山荘発。

一般道を行者小屋経由赤岳へ向かう。

稜線を見上げると雪煙が上がっていて風は強そう。

行者小屋でハーネスやら準備してさらに向かう。

Imgp1535 朝日に輝く大同心、小同心。

歩いていると八ヶ岳に朝日が当たり始め氷った岩峰がキラキラ光りだして美しい。

やはり来て良かった。

文三郎尾根で3人組と2人組を追い抜いた。どうもアイゼンワークに慣れていないようで大変そうだった。

Imgp1552 赤岳が迫ってくる。

森林限界を越え、雪も少なくなってきたところで登山道から外れ、楽しそうなルートを探しながら岩群へ入っていく。

普通に一般道で登っても面白くもない。

斜度も増し、斜面も堅くなってきてバリエーションぽくなってきて楽しい。ロープもあるが無くても行ける。

Imgp1547_3  南峰リッジ。

高度感も出てきてやはりこちらに来てよかった。

アッというまに赤岳山頂。しかし風が強く寒くていられないので即下山。

akiさんのハイスピードになんとか着いていき12時前には行者小屋に戻ってきた。速い早い。

そこで偶然、江本さんに遭遇。お客さんを連れて赤岳へいくそうだ。

Imgp1551_2  山頂から富士山。

あとは南沢を美濃戸まで下るだけ。

山はガスに巻かれもう見えなくなっていた。

今回も充実した山ができた。

次回は雪の少ない12月か1月にリベンジしたい。

akiさん2日間ありがとうございました。