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この岳に生きる

「この岳に生きる」とは僕の所属する山岳救助隊の記念誌の題名です。 北アルプス飛騨側で山と共に生きている僕の見た風景です。

悲しいやら情けないやら

2008年10月06日 | 日記・エッセイ・コラム

新穂高温泉観光協会の年間行事の目玉である、「紅葉ライトアップ」が今年も開催されるが、今年から場所を変更して、より紅葉の美しい鍋平園地での開催となった。今年初めての試みとなるため全くの手探り状態である。

そんな中、ポスターを新しく作った。何せ初めてなので写真もなく設備投資でお金も無い。頭をひねってカミさんに絵手紙風に作ってもらい、新聞の折込チラシで奥飛騨中に配布した。それでも何部か余ったので、宿の客部屋にでも貼ってもらおうとある宿に持っていった。そこの宿の女将さんに渡したところ信じられない言葉が返ってきた。「こんなのゴミや!」 は?一瞬耳を疑った.しかし事実である。僕は顔が引きつったが冷静を装いそこを出た。 車に乗ると悲しくなり情けなくなった。一生懸命頭をひねり、時間を費やし、無償で観光協会のために頑張ってきたことが一気にバカらしくなった。ゴミやと言うなら自分で作ったらどうですか? お金がないから業者に頼んで作ることもできないからこちらで作った。そもそも僕の仕事じゃない。頑張って作った者に対してなんという仕打ちだろう。

それを言った人の意図は定かではないが、僕は本当に悲しいしやる気もなくなる。っていうかやる気は無くなりました。