おもしろニュース拾遺

 BC級ニュースが織り成す可笑しくも愛しい『人間喜劇』。おもしろうてやがて悲しき・・・

国交省元幹部、「アイコラ」で逮捕

2005-11-28 14:49:36 | 変人
 お間抜けなニュースに突っ込みを入れる。別に一文にもならないが、権威の虚構やお偉方の裏地をチラリとでも見せることができれば、それはそれで世のため人のために全然ならん訳でもない。

 と言うのが当Blogのでっち上げ「設立趣意」であるが、登場人物が間が抜けすぎていて、突っ込みを入れる気分も失せるニュースがある。
 その"脱力系"ニュースの一つがこれだ。国交省の元幹部がいわゆる「アイコラ」(ご存じない方はここで)をやって、名誉棄損で逮捕された。(読売毎日

 この58歳の元国交省幹部は現在”財団法人「航空保安施設信頼性センター」東京空港無線保全事務所長”といういかめしい肩書き。詳しくは同「センター」のWebを見ていただきたいが、簡単に言えば国交省の外郭団体、つまり国交省のお役人の天下り先ポストを提供するのが主たる任務である。

 天下り先ということは、給料は出るが仕事はしなくてもいいということだ。暇でしょうがないから、趣味のアイドル写真収集とそのエッチな画像への加工を楽しんでいた。この楽しみを「ほかのファンにも見せてあげたかった」と、猥褻写真管理サイトにせっせと送信していたのである。
 驚くべし。この所長の「自宅のパソコンには、女性タレントやアイドルの合成写真などが約12万枚も保存されていた」。本職の「航空保安施設の信頼性向上に関する調査研究」を行い「航空交通の安全性の向上に寄与する」(「設立趣意」)というのはいったいどうなっておるのですか。「信頼性センター」の信頼性は地に落ちたのですが、この所長の古巣の国交省の品位と責任は?

 「優子リンのお顔をここに貼り付けて・・・イイね、イイね、ムヒヒヒ」。「所長!お取り込み中ですが書類の点検をお願いします」。「イイよ。イイよ。それでいいよムヒヒヒ・・」(所長!、現実世界に戻ってください!)というやり取りが毎日交わされていたのだろうか。

 国交省はマンションだけでなく、空港の安全性も早急に点検する必要がある。

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3 コメント

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TBありがとうございます (komatun)
2005-11-28 19:57:40
本当に空いた口がふさがらないですよね~。

公務員純減目標がなかなか達成できないようですが

こういう人たちはどんどんクビきっていって欲しいですよね。。。
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公務員でないようで「公務員」 (管理人)
2005-11-28 22:55:33
 一応看板は「財団法人」ですから身分は国家公務員にカウントされないと思いますが、国交省の出張所みたいなものですから、事実上公務員。

 財団法人、特殊法人、公団・・と呼び方は様々ですが、こういう「隠れ公務員」が日本の場合はすごく多い。と言うか、公務員を減らしたように見せるために、看板だけ変えるのが最近の政府の得意技になっています。
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まったく・・・ (たけちん)
2005-11-30 21:17:21
TBありがとうございました。

58歳にもなって・・・というのが第一印象でした。

家族もいるでしょうに・・・。
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