民主党(The Democratic Party of Japan 本部 東京都千代田区永田町1-11-1)は31日、永田元議員のいわゆるメール問題についての報告書を公表した。
その中で、自称フリーのジャーナリスト西澤孝氏が永田元議員にニセメールを渡したのは、前原誠司代表の働きかけによるものであったことを明らかにした。前原氏は同日、代表を辞任する意向を明らかにした。
前原氏がこのような不可解な工作を行ったのは、師匠格にあたる小泉首相からメールで依頼されたためという。そのメールの内容も、民主党の報告書に添付されている。メールには日付が附されていないが、今年一月下旬のものと見られる。送信者・受信者共に「情報源を守るため」に黒塗りにされて公開された。
X-Mailer: ■■■■■■■■■■
From: ■■■■■■■■■■
To: ■■■■■■■■■■
前原君ゑ
シークレット:極秘扱いで処理して欲しいんだけど、今4点セットで困ってるん
だ。遅くても2月中に助けて欲しい。
できれば民主党が何かスキャンダルを起こして、動きが取れなくなればいいんだ
けど。
分からないことがあったら武部の指示を仰いで。安倍にはこちらからも伝えてお
くので心配しないで。
@純一郎
いわゆる「4点セット」で苦境にあった小泉政権を、民主党自身のスキャンダルによって助けて欲しいという依頼が率直に述べられているが、具体的な手段については触れられていない。民主党の調査によると、小泉首相は昨年前原氏の代表就任以来、繰り返し「前原君、自民党に来い。すぐに総理にしてやるぞ。一緒に憲法改正をやろうじゃないか」と呼びかけており、前原氏自身満更でもない気持ちになり、小泉首相を師や兄のように感じていた。
前原氏がどの様にして、今回の永田メール事件をプロデュースしたのかは説明されていないが、民主党で最も”単細胞”とされる永田元議員に白羽の矢が立ったのはごく自然と、ある民主党幹部は証言する。「どうせ懲罰5回の永田だ。使い捨てカイロにすればいいと思ったはず。ごろつき西澤とセットというのは出来すぎだがね。」
一方自民党の幹部には、この「小泉メール」の信憑性を疑う声もある。「文末の”@純一郎”という表記は不自然。しかも”シークレット:極秘扱い”と書くのはわざとらしい」。また別の幹部は「そもそも首相は生涯一度もメールを誰にも送ったことはないはず」と証言する。そうすると前原氏は、ニセメールに踊らされてニセメールを作らせたことになるわけで、「前原自身が一番、武者小路実篤の”お目出たき人 世間知らず”だ」(永田町事情に詳しいジャーナリスト)。
首相側近によると、小泉首相はむしろ今回の前原氏の対応に失望しているという。「首相は”もう少し見どころのある奴と思っていたが、まるで危機管理が幼稚園児だ”とこぼしている。自民党には不要な器という評価が固まりつつある。」
この側近はこうも付け加える。「民主党はコケ過ぎた。あまりにも自民党に都合のいい展開過ぎて、全体の構図が自民党の陰謀という説が強まっている。一人芝居にしてももう少しうまくやってくれ。」
その中で、自称フリーのジャーナリスト西澤孝氏が永田元議員にニセメールを渡したのは、前原誠司代表の働きかけによるものであったことを明らかにした。前原氏は同日、代表を辞任する意向を明らかにした。
前原氏がこのような不可解な工作を行ったのは、師匠格にあたる小泉首相からメールで依頼されたためという。そのメールの内容も、民主党の報告書に添付されている。メールには日付が附されていないが、今年一月下旬のものと見られる。送信者・受信者共に「情報源を守るため」に黒塗りにされて公開された。
X-Mailer: ■■■■■■■■■■
From: ■■■■■■■■■■
To: ■■■■■■■■■■
前原君ゑ
シークレット:極秘扱いで処理して欲しいんだけど、今4点セットで困ってるん
だ。遅くても2月中に助けて欲しい。
できれば民主党が何かスキャンダルを起こして、動きが取れなくなればいいんだ
けど。
分からないことがあったら武部の指示を仰いで。安倍にはこちらからも伝えてお
くので心配しないで。
@純一郎
いわゆる「4点セット」で苦境にあった小泉政権を、民主党自身のスキャンダルによって助けて欲しいという依頼が率直に述べられているが、具体的な手段については触れられていない。民主党の調査によると、小泉首相は昨年前原氏の代表就任以来、繰り返し「前原君、自民党に来い。すぐに総理にしてやるぞ。一緒に憲法改正をやろうじゃないか」と呼びかけており、前原氏自身満更でもない気持ちになり、小泉首相を師や兄のように感じていた。
前原氏がどの様にして、今回の永田メール事件をプロデュースしたのかは説明されていないが、民主党で最も”単細胞”とされる永田元議員に白羽の矢が立ったのはごく自然と、ある民主党幹部は証言する。「どうせ懲罰5回の永田だ。使い捨てカイロにすればいいと思ったはず。ごろつき西澤とセットというのは出来すぎだがね。」
一方自民党の幹部には、この「小泉メール」の信憑性を疑う声もある。「文末の”@純一郎”という表記は不自然。しかも”シークレット:極秘扱い”と書くのはわざとらしい」。また別の幹部は「そもそも首相は生涯一度もメールを誰にも送ったことはないはず」と証言する。そうすると前原氏は、ニセメールに踊らされてニセメールを作らせたことになるわけで、「前原自身が一番、武者小路実篤の”お目出たき人 世間知らず”だ」(永田町事情に詳しいジャーナリスト)。
首相側近によると、小泉首相はむしろ今回の前原氏の対応に失望しているという。「首相は”もう少し見どころのある奴と思っていたが、まるで危機管理が幼稚園児だ”とこぼしている。自民党には不要な器という評価が固まりつつある。」
この側近はこうも付け加える。「民主党はコケ過ぎた。あまりにも自民党に都合のいい展開過ぎて、全体の構図が自民党の陰謀という説が強まっている。一人芝居にしてももう少しうまくやってくれ。」