松田聖子、ボビー・オロゴン、東横イン西田憲正社長に共通する特技は?
それは「涙の偽装」、つまり涙を流さずに号泣できることである。
松田聖子が、受賞の喜びで身をよじりながら「号泣」しているにも関わらず、涙は一滴も流していないことを最初に看破した人はエライ。これは歌手タレントとしての一種の営業活動なので一概に責められるべきことではない。むしろこのことで「ぶりっ子」キャラという存在を世間に知らしめた功績の方が大きいかもしれない。
ボビーは、事務所で暴れたことについての先日の弁明会見で涙を偽装していたが、これは記者に簡単に見破られた(「号泣した場面も、涙は流れていなかった。」(デイリースポーツ 1月28日))。彼の偽装能力の高さはむしろ日本語においてだ。わざと妙な日本語を駆使してウケを狙うことは、正しい日本語を使いこなすことよりも難しい。体力的には「最強の素人」と言われていたが、知的能力も非常に高い。ただこの会見は策士策に溺れたという感がある。
そして西田社長である。2月6日の会見は、最初の人を食ったような会見(1月27日)と違いみかけは神妙そのもの。ずっと下をうつむきっぱなしで涙声になっていた(報道では各紙「泣きながら」)が涙をぬぐうことはなかった。豹変ぶりの凄まじさは、ヒューザー小嶋社長と好一対である。
6日の会見では"同志"のボビー・オロゴンを真似たわけではなかろうが、奇妙な日本語が飛び出した。曰く。「本当に体たらくな自分だったと思います」(時事)。ん? 言いたいことは分からぬではないが、「体たらく(為体)」に連体詞的な用法はないと思う。「情けない体たらく」とか、「この体たらくは我ながら情けない」と言うべきだろう。学研国語大辞典は以下のように説明している。<ありさま。かっこう。ざま。 《参考》好ましくないありさまをいうときに用いる。また、そのありさまをけいべつの気持ちをこめていうときに用いる。>
しかし西田社長は自分のしたことに本当に「けいべつの気持ち」を持っているのか。心理学や音響学の専門家によると彼は日本語だけでなく、”気持ちの偽装”の天才だという。
心理学の知識をもとに人間のマナーを研究しているある専門家によると、彼は27日の第一回の会見の方が心理的に追い詰められていたという。「時速60キロ制限の道を67~68キロで走ってもまあいいかと思っていた」と報道陣を小馬鹿にした発言を繰り返していたが、その時非常に瞬きの回数が多くなり、口が渇くのか盛んに唇をなめていた。これは重大な嘘をついているときやまずいことを聞かれたときに現れる典型的な仕草という。
そして逆に6日の会見では、日本音響研究所の鈴木松美博士(もうワイドショーの犯罪報道では常連ですね)の分析によると、音声周波数はフラット、つまり平常心だというのである。と言うことは2回の会見とも表に出る自分の気持ちを完全に”偽装”しているわけだ。さすがと唸るしかない。
今予算委員会の真っ最中だが、答弁する大臣たちの行動に注目して欲しい。まずいことを聞かれたあとには、水をがぶ飲みしている。心理的な圧迫感というか焦りがモロに表に出てしまっている。どれだけ大臣に水を飲ましたかで、質問者のポイントを計算することも出来よう。逆に言うと、日本の大臣連は”修業”はまだまだ。平静さを偽装できないとはまだまだ小物である。主権者の立場からは少し安心が得られる?心理学的観察結果なのだ。
しかしその西田社長、会見の中で、ひょっとしたらここだけは真実の気持ちに近いのではと思わせる表現があった。「自分が上等な人間と思っていたことが悔しくてしようがない」。昨日の会見を聞いて、この言葉だけが気になっていた。
そして上述の鈴木博士が、西田会見で唯一「周波数の異なっている」部分としてこの箇所を指摘しているのを聞いて我が意を得た。博士は「ここだけ周波数が100Hzほど上がっている。おそらく自分の言葉に自分で感動している」と分析していた。
西田社長には『家族・友達・仕事のために自分を知ろう―人生を豊かにする内観』なる著書がある。<「本当の自分」を知れば、人生も家庭も職場も明るくなり、世界も平和になる!そのための画期的方法!内観>を解説しているらしい。人生のすべてが偽装であった自分を振り返って、会見でも自分の気持ちを偽装した彼であったが、一瞬「本当の自分」が言葉の端から漏れたのでなかったか。そして”自分らしくもなく”正直な気持ちをカメラの前で喋った自分に感動したのだ。できればこの「感動」をヒューザー小嶋社長や政治家にも味わって欲しい。
それは「涙の偽装」、つまり涙を流さずに号泣できることである。
松田聖子が、受賞の喜びで身をよじりながら「号泣」しているにも関わらず、涙は一滴も流していないことを最初に看破した人はエライ。これは歌手タレントとしての一種の営業活動なので一概に責められるべきことではない。むしろこのことで「ぶりっ子」キャラという存在を世間に知らしめた功績の方が大きいかもしれない。
ボビーは、事務所で暴れたことについての先日の弁明会見で涙を偽装していたが、これは記者に簡単に見破られた(「号泣した場面も、涙は流れていなかった。」(デイリースポーツ 1月28日))。彼の偽装能力の高さはむしろ日本語においてだ。わざと妙な日本語を駆使してウケを狙うことは、正しい日本語を使いこなすことよりも難しい。体力的には「最強の素人」と言われていたが、知的能力も非常に高い。ただこの会見は策士策に溺れたという感がある。
そして西田社長である。2月6日の会見は、最初の人を食ったような会見(1月27日)と違いみかけは神妙そのもの。ずっと下をうつむきっぱなしで涙声になっていた(報道では各紙「泣きながら」)が涙をぬぐうことはなかった。豹変ぶりの凄まじさは、ヒューザー小嶋社長と好一対である。
6日の会見では"同志"のボビー・オロゴンを真似たわけではなかろうが、奇妙な日本語が飛び出した。曰く。「本当に体たらくな自分だったと思います」(時事)。ん? 言いたいことは分からぬではないが、「体たらく(為体)」に連体詞的な用法はないと思う。「情けない体たらく」とか、「この体たらくは我ながら情けない」と言うべきだろう。学研国語大辞典は以下のように説明している。<ありさま。かっこう。ざま。 《参考》好ましくないありさまをいうときに用いる。また、そのありさまをけいべつの気持ちをこめていうときに用いる。>
しかし西田社長は自分のしたことに本当に「けいべつの気持ち」を持っているのか。心理学や音響学の専門家によると彼は日本語だけでなく、”気持ちの偽装”の天才だという。
心理学の知識をもとに人間のマナーを研究しているある専門家によると、彼は27日の第一回の会見の方が心理的に追い詰められていたという。「時速60キロ制限の道を67~68キロで走ってもまあいいかと思っていた」と報道陣を小馬鹿にした発言を繰り返していたが、その時非常に瞬きの回数が多くなり、口が渇くのか盛んに唇をなめていた。これは重大な嘘をついているときやまずいことを聞かれたときに現れる典型的な仕草という。
そして逆に6日の会見では、日本音響研究所の鈴木松美博士(もうワイドショーの犯罪報道では常連ですね)の分析によると、音声周波数はフラット、つまり平常心だというのである。と言うことは2回の会見とも表に出る自分の気持ちを完全に”偽装”しているわけだ。さすがと唸るしかない。
今予算委員会の真っ最中だが、答弁する大臣たちの行動に注目して欲しい。まずいことを聞かれたあとには、水をがぶ飲みしている。心理的な圧迫感というか焦りがモロに表に出てしまっている。どれだけ大臣に水を飲ましたかで、質問者のポイントを計算することも出来よう。逆に言うと、日本の大臣連は”修業”はまだまだ。平静さを偽装できないとはまだまだ小物である。主権者の立場からは少し安心が得られる?心理学的観察結果なのだ。
しかしその西田社長、会見の中で、ひょっとしたらここだけは真実の気持ちに近いのではと思わせる表現があった。「自分が上等な人間と思っていたことが悔しくてしようがない」。昨日の会見を聞いて、この言葉だけが気になっていた。
そして上述の鈴木博士が、西田会見で唯一「周波数の異なっている」部分としてこの箇所を指摘しているのを聞いて我が意を得た。博士は「ここだけ周波数が100Hzほど上がっている。おそらく自分の言葉に自分で感動している」と分析していた。
西田社長には『家族・友達・仕事のために自分を知ろう―人生を豊かにする内観』なる著書がある。<「本当の自分」を知れば、人生も家庭も職場も明るくなり、世界も平和になる!そのための画期的方法!内観>を解説しているらしい。人生のすべてが偽装であった自分を振り返って、会見でも自分の気持ちを偽装した彼であったが、一瞬「本当の自分」が言葉の端から漏れたのでなかったか。そして”自分らしくもなく”正直な気持ちをカメラの前で喋った自分に感動したのだ。できればこの「感動」をヒューザー小嶋社長や政治家にも味わって欲しい。
こちらの記事を興味深く読ませていただきました。西田社長の会見を見ていて、こいつの真意はどこにあるのだと昨日から考えていたんですが、彼は“気持ちの偽装の天才”との表現になるほどと思いました。本当に西田社長といい、ヒューザー小嶋社長といい奴等の言っている事は所詮その場しのぎでしかないんでしょうね。本当に今年に入って態度を豹変させてきた人間を何人見てきたのだろう…
もうあそこまで完成された嘘をつけるならヒューザーの小嶋社長と一緒にアカデミー賞にノミネートさせたいぐらいですね。
あの社長はふだんからホラを吹きまくっているんでしょうね。でも、言葉の端々に本音が見え隠れして、バレバレで。
次は(そういう機会があるなら、ですが)どんな表情で現れるのか。興味津々です。
こちらもTBさせていただきます。
そうですね、泣きの偽装!正にピッタリだと思います。そんな偽装が出来るから、どんな偽装だってやってしまうのですね。怖~
あの、涙を見せない会見を初めて見たとき、仕事をしながら、声だけを聞いていたのですが、何処にも涙を流しながらしゃべっている口調が感じられませんでした。
とにかく、反省しているふりと、マスコミからの質問をはぐらかしている為だけの、西田社長の今回の会見にはあきれるばかりです。
どうせなら、一番最初の会見で見せた、あの開き直り会見のような態度で、悪役を貫き通してほしかったような気がするのは僕だけでしょうか?
西田社長のウソ泣きで
久々に国民が声を揃えて
「ナメとんのかコラー!」
と叫ぶことが来ましたね。
感情を共有することで
人は団結を深めるという。
この勢いでトリノオリンピックを応援したら楽しそうです。
しかし
>聖子ちゃんのウソ泣き
に激しく反応してしまった私は
年齢は偽装できないと実感いたします。