仙台戦のレビューで、
「3-1以上のスコアで勝つのが一番良い」と述べました。
ただ、そう考えるのも「なんとなく」とか
「昨シーズンのサッカーに納得がいかない」とか
そのようなことではありません。
ところで、サッカーの世界ではよく
「2-0は危険なスコア」とよく言われます。
それは、いわゆる「2-0」の場合にはまだ失点をしていないという事で
緊張感が逆にプレッシャーとなり、1点返されようものなら
あれよあれよという間に同点に追いつかれるピンチを誘発するもので、
ともすれば一点返した相手の勢いに呑み込まれ、
一気にひっくり返される事もしばしばです。
最近ではU-23アジア選手権の決勝がそんな感じでしたね。
この現象は相手が勢いを増したということだけではなく、
自軍も2-0から追いつかれたら、
その後に改めて攻めの陣形を整えるのが非常に難しいという事もあります。
そりゃそうです。
2点差あれば守りを固めるのが通常のところ。
意識も後ろになって、あわよくばカウンターで・・・
という心理状態になるわけですからね。
では3-1や4-2でも同じなのか?
実際のところ、同じではありません。
違うのは失点をしているかしていないかですよね。
無失点とは心理状態で大きな違いが出てきます。
既に1点は取られているわけで、
ここには必ず何らかの守備の綻びが生じています。
そうなるとそれは程よい緊張感となり、
いわゆる「ふんどしの紐を絞め直す」という状態となり、
一旦プレッシャーがリセットされたような形になるわけです。
そこで、結局昨年の東京の話になりますが(笑)
いくら1-0に慣れているとは言っても、
永遠に無失点という事もありえないわけですね。
余談ですが、2011年のJ2時代には
3試合連続と5試合連続と7試合連続無失点がそれぞれ1回ずつあったものの、
無失点が途切れた試合では必ず敗れています。
ここからはいかに無失点を続ける事が
危険なことであるかが分かるでしょう。
そこでようやく3-1が理想とする話です。
どうしても失点を減らす事「だけ」に注力してしまうと、
点を取る為のエネルギーに充てる余裕がなくなってしまいます。
それならば1点は取られても仕方ないと割り切って、
3点取れるようにゲームを組み立てて行く方が
実は失点を減らすよりも難易度が低い。
先日の仙台戦でも、実はチームを3点目を取りに行っていました。
強いチームは一点リードしていても守りに入るだけではなく、
隙あらばダメを押しに行きます。
一点差よりも二点差の方がいいに決まってます。
Jリーグは同じ勝ち点なら得失点差が大きい方が順位は上なのですから。
ですので究極の理想は
「勝つときは全部二点差以上。負けるときは全部一点差」です。
これだと1勝1敗でも得失点差は+1です。
優勝するクラブの得失点差は大体+20程度は行っています。
でも貯金は20もないはずです。
これは勝つときは点差をつけて勝つことが多く、
負けるときはほぼ1点差という事からでしょう。
さらにはトーナメント戦においても失点を減らすよりも
点を取る事に注力した方が結果が出やすいという事があります。
最近の東京がトーナメント戦にめっぽう弱かったのも、
「やられたらやり返す」エネルギーが皆無だったからです。
リーグ戦よりも何が起こるかわからないトーナメント戦で
1-0で凌ごうなんて事自体に無理がありますからね。
一つ言えることは、
1-0ばかりじゃ優勝はできない。
ということですかね。
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「3-1以上のスコアで勝つのが一番良い」と述べました。
ただ、そう考えるのも「なんとなく」とか
「昨シーズンのサッカーに納得がいかない」とか
そのようなことではありません。
ところで、サッカーの世界ではよく
「2-0は危険なスコア」とよく言われます。
それは、いわゆる「2-0」の場合にはまだ失点をしていないという事で
緊張感が逆にプレッシャーとなり、1点返されようものなら
あれよあれよという間に同点に追いつかれるピンチを誘発するもので、
ともすれば一点返した相手の勢いに呑み込まれ、
一気にひっくり返される事もしばしばです。
最近ではU-23アジア選手権の決勝がそんな感じでしたね。
この現象は相手が勢いを増したということだけではなく、
自軍も2-0から追いつかれたら、
その後に改めて攻めの陣形を整えるのが非常に難しいという事もあります。
そりゃそうです。
2点差あれば守りを固めるのが通常のところ。
意識も後ろになって、あわよくばカウンターで・・・
という心理状態になるわけですからね。
では3-1や4-2でも同じなのか?
実際のところ、同じではありません。
違うのは失点をしているかしていないかですよね。
無失点とは心理状態で大きな違いが出てきます。
既に1点は取られているわけで、
ここには必ず何らかの守備の綻びが生じています。
そうなるとそれは程よい緊張感となり、
いわゆる「ふんどしの紐を絞め直す」という状態となり、
一旦プレッシャーがリセットされたような形になるわけです。
そこで、結局昨年の東京の話になりますが(笑)
いくら1-0に慣れているとは言っても、
永遠に無失点という事もありえないわけですね。
余談ですが、2011年のJ2時代には
3試合連続と5試合連続と7試合連続無失点がそれぞれ1回ずつあったものの、
無失点が途切れた試合では必ず敗れています。
ここからはいかに無失点を続ける事が
危険なことであるかが分かるでしょう。
そこでようやく3-1が理想とする話です。
どうしても失点を減らす事「だけ」に注力してしまうと、
点を取る為のエネルギーに充てる余裕がなくなってしまいます。
それならば1点は取られても仕方ないと割り切って、
3点取れるようにゲームを組み立てて行く方が
実は失点を減らすよりも難易度が低い。
先日の仙台戦でも、実はチームを3点目を取りに行っていました。
強いチームは一点リードしていても守りに入るだけではなく、
隙あらばダメを押しに行きます。
一点差よりも二点差の方がいいに決まってます。
Jリーグは同じ勝ち点なら得失点差が大きい方が順位は上なのですから。
ですので究極の理想は
「勝つときは全部二点差以上。負けるときは全部一点差」です。
これだと1勝1敗でも得失点差は+1です。
優勝するクラブの得失点差は大体+20程度は行っています。
でも貯金は20もないはずです。
これは勝つときは点差をつけて勝つことが多く、
負けるときはほぼ1点差という事からでしょう。
さらにはトーナメント戦においても失点を減らすよりも
点を取る事に注力した方が結果が出やすいという事があります。
最近の東京がトーナメント戦にめっぽう弱かったのも、
「やられたらやり返す」エネルギーが皆無だったからです。
リーグ戦よりも何が起こるかわからないトーナメント戦で
1-0で凌ごうなんて事自体に無理がありますからね。
一つ言えることは、
1-0ばかりじゃ優勝はできない。
ということですかね。
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