シングル 思い出は美しすぎて
純子ちゃんの数ある曲の中で一番透明度が高い曲は何でしょうか?
私の個人的な感慨としては、やはり正式デビュー曲である♪思い出は美しすぎて♪ではないかと思います。
私は、この曲に三つの八神純子としての特徴を感じるのです。
■永遠に続くロングトーン
エレキに始まる前奏が、歌のロングトーンを予想させます。
静かに歌は始まり、まず第1番に あなたの微笑みを感じる~♪ というところでロングトーン全開になります。
そして、その後数回のロングトーン全開を経て、 もう二度と手の届かないあなた遠い人♪ でロングトーン全開、ハイトーン全開になります。
そのハイトーンには、わずかな曇りもなく・・。
いまの若い子で、この透明度を維持してあれだけのロングトーン、ハイトーンを全開にできる歌手がいるでしょうか?
今、この曲を聴いてもあれだけの透明度と声の伸びには驚愕を隠せません。
以上はマクロ的な印象ですが、ミクロの視点で見ると彼女の発音で特筆されるのは『る』の発音です。
以前、この発音については、Fさんのブログでのロンリー・ガールのエントリーでもこのことは紹介されています。
紹介は る~♪が伸びて ~う♪になるところですね。この発音がロングトーンをただのロングトーンではない形として作っています。
このポイントに充分注意して聴くと、この伸びはあまりにも艶やかで、背筋がゾクゾクしてきます。
■ほのかに匂う甘さ
彼女のロングトーン、ハイトーンと対照的なのが、鼻にかかる甘い声なのですが、この曲でもその特徴はいかんなく発揮されます。
最初の方、今でも~♪ というところでは、も~♪ で甘くて艶のある声が耳に響きます。
甘いささやきは、必ずロングトーン、ハイトーンの前に挿入されるので、その圧倒的な伸びの前の隠し味としては欠かすことができません。
■サンバ・ホイッスル
日本の一般の人たちにサンバ・ホイッスルなるモノを知らしめたのが純子ちゃんであり、その最初の披露がこの曲です。
そう言う意味においても、この曲は記念すべき曲と言っていいでしょう。
■Turquoise Blue は永遠に
さてそんな、商業デビュー曲ですが、何回も書くようですが、凄いという一言しか言いようがない。
このシングルのリリースは1978年1月5日。
今から28年前。
しかし、28年前の宝石は永遠の輝きを今でも保ち続けているのです。
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