前回の「平成中村座で色々と思ったこと」で、残念だったことに、
最後に「引き揚げの場」がついたせいか、どうも「仮名手本」というより「実録」の忠臣蔵になってしまったような感触が強かったこと。
・・と書きましたが、その後も色々と考えて、中村座での初演当時は赤穂事件は最近のこと(といっても実際は初演は事件から50年近い年月が経ってますが、現在より時の流れはゆっくりだったと思います)だったので「実録」に近 . . . 本文を読む
平成中村座初日のBプロ。一階前方上手寄りにて拝見してきました。
いきなりですが・・
◎嬉しかったこと。
一、中村座名物の警備員さんが今回もいらしたこと。
中村座の安全と平和は約束されました!
今年も宜しくお願いします!中村座警備隊長!!
二、浅草の松竹公演といえば・・のお茶子頭さん(と呼ぶのかは不明)もバリバリ働いていらしたこと。
他のお茶子さん達もキビキビと素晴らしい接客です . . . 本文を読む
三越歌舞伎、4日昼の部一回公演、一階前方ほぼ中央にて拝見。
橋之助さんも孝太郎さんも、三越歌舞伎は8年振りなんですね。
当月の歌舞伎で一番若い座組かな・・。
『ぢいさんばあさん』
伊織(橋之助さん)もるん(孝太郎さん)も後半のぢいさんばあさんの方が良かったです・・特に伊織。
先月の『愛陀姫』の楽近くでも思ったのですが、橋之助さん、若い役に対して若作りしすぎ。
橋之助さんも実年齢は中年となり、 . . . 本文を読む
京の顔見世の演目・配役が発表になりました。
『ぢいさんばあさん』がかかるんですね。
今月三越で同演目がかかっていることもあり、つれづれなるままにこれまでに見た『ぢいさんばあさん』の感想をつらつらと書いてみたいと思います。
平成6年3月、歌舞伎座。
仁左衛門さん(当時孝夫さん)の伊織。玉三郎さんのるん。
仁左衛門さんが体調不良で休演、勘三郎さん(当時勘九郎さん)が代役をなさった時のこと。
休演を知 . . . 本文を読む
三階前方上手側にて拝見。
ザザッと感想です。
『つばくろは帰る』
いいお芝居でした。
文五郎(三津五郎さん)と安之助(小吉さん)。
見ている間にいけないとは思いつつも・・坂東吉弥さんが大好きだった私は・・文五郎が安之助をギュッと抱きしめる場面の度に、現実の三津五郎さんと小吉さんが重なりたまらなくなっちゃいました。
超贔屓目抜きでも、小吉さんはよく出来たと思います。上手かったと思います。
良くやっ . . . 本文を読む
三階後方下手側にて拝見。
ザザッと感想です。
『女暫』
巴御前(福助さん)。大きく華やかで良かったと思いました。時々、声がヒステリックに聞こえてしまうのと、舞台番(勘三郎さん)とのやり取りでグネグネしてしすぎてしまうのが残念。
女鯰若菜(七之助さん)に、今月この時でないと見られない・・良い意味での若さがありました。
逆に芸で若さ・・というか幼さを見せた手塚太郎光盛の三津五郎さん。『実盛物語』のあ . . . 本文を読む
初日、三階後方下手側で拝見。
ザザッと感想です。
『紅葉狩』
全体的に、若い役者さんに若さがないなあ・・という印象でした。
丁寧に踊ってるとは思うのですが、抑えられない若さの迸りのようなものが見えないのが残念。
上手く踊ろうとすることに固執している気がしてしまいます。
更科姫(勘太郎さん)の「コレ」という台詞は、座った形でしたので迫力が不足している気がしました。
岩橋(市蔵さん)は歩き方などや . . . 本文を読む
7月の観劇記録です。
11日 新宿コマ劇場『五右衛門ロック』
12日 歌舞伎座昼の部・夜の部
24日 松竹座夜の部
25日 松竹座昼の部
27日 シアターコクーン『道元の冒険』昼の部・歌舞伎座夜の部
31日 日本橋劇場『趣向の華』
国立に行けなかったのが、残念でした。 . . . 本文を読む
突然ですが、博多座さんのチラシもサイトも・・
◆達陀
僧集慶 菊五郎
堂童子 翫雀
青衣の女人 藤十郎 (敬称略)
↑しか配役が書いてないので、気になって気になって・・。
お弟子さん達のお名前がないのは致し方ないにせよ、あの踊りをこのお三方だけでこなしている・・訳ないと思うのですが。
せめて博多座さん!サイトだけでも、配役をきちんと書いて頂けると嬉しいです。
『達陀』。
大好きな踊りで . . . 本文を読む
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『四谷怪談』のお梅。
実はこの漫画の印象がとても強いんです。
演技か本気か・・本気か演技か。
演じるは清純派アイドル菊池英子ちゃん。
次に印象が強いのは花組芝居『いろは四谷怪談』のお梅。
「お梅ちゃんよ~ん!」弾け飛びすぎですが、もの凄かった。
演じるは植本潤さん。
1995年9月の銀座セゾン劇場での『四谷怪談』(作・齋藤雅文さ . . . 本文を読む