自分の家から連れて行った訳ではないと思うのですが・・。
4日の中村座Cプロの桜席に、蚊ヨがいました。
舞台の照明のせいか、蚊ヨが凄く良く見えてしまったのですが・・
扇雀さん、今月も中村座に出演したかったろうなあ・・と思ってしまい、退治できなかった私です。
平成中村座は、自然と共にあり。
そのうち蠅も出てくるかも・・これは天国からやってきた先代の勘三郎さんの可能性大ですので、見かけたら拝みましょう。 . . . 本文を読む
お役ではないのですが・・
昨日、友達から季節外れの蚊に悩まされているというメールがきました。
そして私が思い出したのは、あの蚊の音。
去年8月の歌舞伎座の『新版 舌切雀』での胡弓を使った蚊の音。
胡弓って凄いなあ・・
いや、川瀬白秋さんが凄いのでしょうが・・。
歌舞伎で胡弓といえぱ、縁切りの場面での胸が苦しくなるような音色がまず浮ぶので、イメージが変わりました。
で、今、何故か私の部屋にも季節外 . . . 本文を読む
舞台も客席も暗いお芝居は・・すーっと自然に寝入ってしまってることがありまして・・。気が付くと大分、話が進んでいることがあります。勿体ないやら、悲しいやら。そんな思いをすることが多い、『鳥辺山心中』。
平成16年5月の南座での『鳥辺山心中』で、私をずっと目覚めさせてくれた役者は、坂田源三郎の亀寿さん。
愛之助さんと共に仁左衛門さんに習いに行き、「とにかく悪い奴」と教わったとのことでしたが・・実際の . . . 本文を読む
だから東蔵さんは女方なんだってば・・と心の中で叫び続けてる私ですが・・。
先月、思い出した舞台がありましたので、書いておきたいと思います。
平成4年12月。豊島歌舞伎。豊島公会堂。
『壺坂霊験記』
日付は忘れてしまいましたが、国立劇場の休演日。
東蔵さんのお里、歌昇さんの沢市での、たった1日の公演でした。
お二方とも国立にご出演中でしたので、休演日だったのは間違いないと思います。
お二方とも熱 . . . 本文を読む
平成15年10月26日。
平成中村座千穐楽の『加賀見山再岩藤』。
中村鶴松さん、当時は大希くん。
この頃から学校は大丈夫なのかしら?と心配してしまうくらい、よくお芝居に出ている子役さんでした。
本当にお芝居が大好きなんだなあ・・と拝見する度に思っていました。
志賀市は目の不自由なお役。
その上、お琴を弾かなければならない大変なお役なのですが・・お琴もいつからお稽古していたのか、ちゃんと弾けてい . . . 本文を読む
徳三郎さんのお玉。
何度か拝見していますが、一番はじめに拝見した、平成3年2月中座での鴈治郎さんの襲名興行のお玉が印象に残っています。
五六七とのやり取りがとても面白く、色っぽく・・・
徳三郎さんの生き生きとしたお玉、鮮やかでした。
松竹座にもご出演になっておられますが、なんとなく中座のあの濃い空気の感触とともに、
徳三郎さんの舞台姿をいつも一緒に思い出すのです。
本日が七回忌。
時の経つの . . . 本文を読む
クリスマスが近づくと、思い出すのです。
平成2年6月中座、関西で歌舞伎を育てる会の第十一回公演。
『女形の歯』。
三代目田之助さんに澤村藤十郎さん。
役者の芸への執念と業と愛。曽祖父を演じられた藤十郎さんの、迫力。
源左衛門さんは、その田之助に左足の切断を説得する、ヘボン博士役。
クリスマスが近づくと思い出すのは、ヘボン博士のサンタクロースのようなお髭と眼鏡からなのですが・・
田之助を親身に励 . . . 本文を読む
『大石最後の一日』
幕が開くと舞台ほぼ中央で、静かに書物を読んでいる義士がいる。
早水藤左衛門、演じるは実川延郎さん。
その風情がとてもよく、大好きでした。
いつまでも、本を読んでいてほしいと思ってしまいます・・。
今月の国立、このお役はどなたがお演りになるのでしょうか・・。 . . . 本文を読む
平成17年5月 歌舞伎座。
『鷺娘』は玉三郎さん。
お役ではありませんが・・
引き抜きの時に、ほとんど次の衣裳の色が見えなかった!!
鮮やかな鷺娘の変身。
玉三郎さんの美の世界は、守若さんによって守られていると思いました。 . . . 本文を読む
昭和62年10月 国立劇場。
『紙子仕立両面鑑』。片岡十二集の内、『大文字屋』。
十三代目さんの助右衛門、延若さんの栄三郎、秀太郎さんのお松、権八の我當さん、妙三に小伝次さん。
大阪上町の萬屋の倅助六はお松という女房がいながら、新町の遊女揚巻といい仲。揚巻に惚れる悪侍の企みで、助六は勘当されてしまいます。お松は実家の大文字屋に戻り、夫を助ける為に身を売る決心をしますが、そこに舅の助右衛門が現れま . . . 本文を読む