四季折々 やぶさか真佐の吉野だより

世界遺産の地 吉野から怒れるおばちゃんの四季折々をお届けします。

耕作放棄地

2010年03月09日 23時50分34秒 | Weblog
 3月議会で耕作放棄地について質問しました。「借りたい人がいるのにうまくいかない。何とかしてほしい」という切実な願い。回答は、相変わらず。

 平成17年の耕作放棄地割合が県下でワースト1位という資料を見てショックを受けました。(南都経済センター月報3月号)
 もっとも割合の低い斑鳩町は、蕎麦や菜の花のブランド化をめざし、『食・農・観光』を一体化して耕作放棄地の活用を図っているとのこと。

 長野県宮田村を参考に一般質問したのですが、宮田村の取り組みはすばらしい。1村1農場というコンセプトの下に耕作放棄地を出さない取り組みが進んでいる。耕作を放棄する事態になったら無条件に村へ出す。所有権と利用権を分離するという考え方で土地の利活用を進める。農業委員やJA、兼業農家を巻き込んだシステムが作られている。土地を出す側は、高くだし、借りては、低い地代で借りやすくするシステムが生きている。

 吉野町も真剣な緊迫感のある取り組みが求められている。配置転換がころころあって、農業問題の専門職員が育ちにくいという背景もあるのかもしれない。テレビで見た宮田村の場合、担当の職員さんが生き生きと自分の言葉で語り、情熱を持って土地の利活用を進めているシーンが焼き付いて離れない。専門的職員さんを育てるのが急務の気がする。

 写真は、炭。吉野町でも、炭の生産が進んでいる。ぜひ、町の活性化のために活用したい。

吉野町3月議会 

2010年03月09日 17時28分30秒 | Weblog
 ただいま吉野町3月議会の真っ最中です。いろいろなことがあって、なかなかブログに反映できませんがお許しを。
 3日、開会。役員選挙。
 議長 西澤議員   副議長 中西議員   議運委員長 山口議員   予算決算委員長 浜田議員  総務委員長 松本議員   産建委員長 辻本議員   文教委員長 薮坂とそのまま継続。

 変更点は、常任委員会に全員が参加することになった。12名しか議員がいないので、みんなで情報を共有して議論を深めようということになった。各委員会が充実してきたので、半日で終わるということがない。その分、日程がきつくて情報収集や条例の勉強が追いつかない。

 7年前、初めて議会に出させてもらった頃と比べ、議会の雰囲気が全然違う。
・新人議員でも質問できるし自由に意見を述べることができる。(当たり前だけれど)
・みんな真剣に論議し、会議をサボらない(当たり前だけれど、以前は、途中で抜ける人も結構いた)
・条例を調べ、法律に照らし合わせる。科学的根拠を求める。町民にとってどうかという論議がされる。(立場や意見は違っても大勢に流されない) 幼保の移転問題の時のように、強引なやり方を避けようとする知恵が働いている。

 議会らしくなったなあと思う。でも、町が音を立てて動き出すというところまでは行っていない。遷都1300年祭のイベントや宮滝の野外活動センターの取り組み、三茶屋の工房街道の立ち上げなどが起爆剤になればいいのだけれどなあ。金儲け最優先でなく、助け合うぬくもりのある町づくりをしたいと思う。