四季折々 やぶさか真佐の吉野だより

世界遺産の地 吉野から怒れるおばちゃんの四季折々をお届けします。

涙の吉野中学校卒業式

2010年03月17日 11時37分30秒 | Weblog
 今、吉野中学校卒業式から戻ってきました。
 体育館のフロアシートの上には、あちこちに涙の後。私も何度も泣きました。素直で誠実な74名の卒業生の存在と、この子達と過ごして下さった教職員集団の確かさに感動して。

 在校生の送辞も心温まるものでした。「迷惑をかけてごめんなさい」の一言に込められた先輩に対する思いが伝わりました。
 対する卒業生の答辞は、圧巻。
・11時間もかかった大雪のスキー旅行。
・解体された旧校舎への思い
・イベント好きでよくまとまっていたという学年のみんなの息吹が感じられ、もっと聞き続けたいと思った。3年生の歌う「大地賛頌」に鳥肌が立つ思いでした。伸びやかなソプラノとしっかり支えるアルト、豊かな男声合唱。よくここまで来れたものだと感激。

 何よりの驚きは、「退場」で起立した子どもたちから「ぼく達に10分間下さい」といって「来賓や保護者に感謝の思いを込めて」歌声をプレゼントしてくれたことです。体育館いっぱいの拍手。

 在校生はきっと、心にしみいる先輩のメッセージを受け止めてくれたことだろう。子どもたちは世界の宝物。こんなにすばらしい中学生達を育てている保護者の皆さんに感謝。WE LOVE 吉中。