毎日の読書 「教会の祈り」

私たちはキリストの体の一部 「聖務日課(読書)」より

聖チプリアノ 平和のときには心構えのゆえに栄冠が与えられる

2013-10-14 23:26:14 | 聖チプリアノ
聖チプリアノ(210-258年) 北アフリカのカルタゴの司教、殉教者
『フォルトゥナトゥスへの論考』
 「現在の苦しみは、将来私たちに現されるはずの栄光に比べると、取るに足りない※1」それで、神の友となり、キリストとともに直ちに喜びにあずかり、地上で受ける拷問と責め苦のすぐ後に、神的な報いをもたらすこれほどの栄光に達するために、全力を尽くさない人がいるだろうか。敵に打ち勝った後に、世間の兵士たちが祖国に帰って凱旋することが栄光であるならば、まして悪魔に打ち勝ち、楽園に戻って凱旋し、昔アダムを欺いた者を倒して、罪を犯したアダムをそこから追放されたところに勝利のぶんどり品を運び入れ、汚れのない信仰、無傷の精神力、輝かしい信心の誉れを、よみされる供えものとして主にささげ、敵どもに対して仇を打ち始めるために来られる主に伴い、主が審判の座に着かれるときにはそのそばに立ち、キリストとともに相続人となり、天使立ちと同等の者とされ、太祖たち、使徒達、預言者たちとともに天の国を受け継いで喜ぶことは、すばらしく大きな光栄である。このような考えに打ち勝つ迫害があるだろうか。それを屈服さる拷問があるだろうか。


10月14日 聖カリスト1世 ローマ司教殉教者
 カリストは奴隷であったと伝えられている。自由の身になると、ゼフィリノローマ司教によって助祭に叙階され、やがてその後継者となった。キリスト養子説と神の三位を神の三つの存在様式とみなす説(モダリズム)を主張する異端者たちに反対した。222年に殉教し、アウレリア街道沿いの墓地に埋葬された。

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http://www.pauline.or.jp/calendariosanti/gen_saint50.php?id=101401

第一朗読 当週当曜日
第二朗読 聖チプリアノ『フォルトゥナトゥスへの論考』

※1 ローマ8:18
現在の苦しみは、将来わたしたちに現されるはずの栄光に比べると、取るに足りないとわたしは思います。


聖チプリアノ
 チプリアノは210年頃、北アフリカのカルタゴで異教徒の家庭に生まれた。やがてキリスト教に改宗し、司祭に叙階され、249年にカルタゴの司教に選ばれた。その活動と著作によって、多くの困難のただ中にあった教会を見事に治めた。パレリアタス帝の迫害のときにまず追放され、その後、258年9月14日に殉教した。
カトリック教会、聖公会、ルーテル教会、正教会、非カルケドン派で聖人。(Wikipediaではキプリアヌス)

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ベネディクト十六世の連続講話「使徒の経験から見た、キリストと教会の関係の神秘」で聖チプリアノについて解説されています。
http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/feature/benedict_xvi/bene_message218.htm

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