毎日の読書 「教会の祈り」

私たちはキリストの体の一部 「聖務日課(読書)」より

聖ベダ 私の魂は主をあがめる

2012-12-22 00:00:00 | 聖ベダ
聖ベダ・ヴェネラビリス
『ルカ福音書注解』
「マリアは言った。『私の魂は主をあがめ、私の霊は救い主である神を喜びたたえる※1。』」

マリアが言ったのは次のようなことである。主は前代未聞の偉大な恵みを私に授けてくださったので、それを言葉で言い表すことはできず、心の奥底でそれを感じ取ることもほとんどできない。ゆえに賛美と感謝をささげるために、私は魂の力の限りを尽くす。神の無権の偉大さを眺めるために、私は感謝をこめて、自分の命、感覚、理解力のすべてをそれに向ける。私の内に宿った救い主イエスの永遠の神性によって、私の霊は喜びに満たされているからである。
「力ある方が、私に偉大な業を行われた。その名は尊い※2。」

この言葉は、「私の魂は主をあがめる」という初めの言葉に結ばれる。



待降節 12月22日
第一朗読 イザヤ49:14~50:1 シオンの再建
第二朗読 聖ベダ・ヴェネラビリス司祭 『ルカ福音書注解』

※1 ルカ1:46-47
そこで、マリアは言った。
「わたしの魂は主をあがめ、/わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。

※2 ルカ1:49
力ある方が、わたしに偉大なことをなさいましたから。その御名は尊く、



聖ベダ(672年ー735年)
カトリックの聖人。カトリック、聖公会、ルーテル教会、正教会で崇敬されている。
イギリスのウェアマスの修道院の近くに生まれ、7歳でベネディクト修道院に入り聖ベネディクト・ピスコプから教育を受け、17歳で助祭、そして30歳で司祭に叙階されます。初代教会に興味をもったベダは、聖霊のわざが歴史において継続すると考え(「 わたしは父にお願いしよう。父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる。この方は、真理の霊である」(ヨハネ14:16-17))、その後の教父と公会議の歴史をたどりました。(Wikipediaでは ベーダ・ヴェネラビリス)

女子パウロ会 聖人カレンダー(聖ベダ司祭教会博士) へリンク
http://www.pauline.or.jp/calendariosanti/gen_saint365.php?id=052503

ベネディクト16世が「中世の東方・西方教会の偉大な著作家」に関する連続講話の第2回に「聖ベーダ・ウェネラビリス」について解説されています。
http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/feature/benedict_xvi/bene_message383.htm

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