この映画・本、よかったす-旅行記も!

最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

『風に立つライオン』-日本もこんな国際的な広がりを持つ映画を作りにケニアまで出かけるようになったが

2015-04-09 23:23:39 | 最近見た映画

             【2015年4月9日】  TOHOシネマズ二条

 「さだまさし」の曲に着想を得た映画という。監督は三池崇史で、この人の映画はあまり見ていない。

 それにしても脚本と演出がよくない。年代シーンが前後するのだが、説明的で、意外な展開といったダイナミズムの効果が感じられない。こじ付け的なのだ。


                  


 題材はせっかく《国際的》で《現代的》な課題を含んでいるのに、もうひとつ迫力がない。ケニアまで行ってロケをしたのだが、中身は何とも《テレビドラマ》っぽいのだ。


                              
  


 真木よう子の方はともかく、現地で献身的に働く看護師役の石原さとみの方は、渋谷か六本木の街角からひょいとつまみあげて、ケニアの大草原に《スワップ》したような感じで、どうも違和感がある。


                


 ここまで酷評したが、全体としてまたら悪くない映画だ。ゲームの世界に現をぬかし、世界と日本の置かれている現実を見ようとしない若者や、生活をするための仕事と日課に追われ、会社しか見えない人間や、今の日本が幸せと日常の行動範囲しか目に入らない《平和な人》には見てもらいたいシーンがたくさんある。

 長崎・五島の役者ではなさそうな地元の人の演技は良かった。

 公式サイトには、きれいな写真が沢山あるので、一度覗いてみる価値はあるかも。



  『風に立つライオン』-公式サイト



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