この映画・本、よかったす-旅行記も!

最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

映画『じんじん』の試写会に行く-大地康雄の企画・主演による『絵本の町』剣淵町と絵本を題材にした物語

2013-12-15 19:24:17 | 文化・芸能

         【 2013年12月15日 】    京都千本三条 立命館大学朱雀キャンパス 5F大ホール

 いただいた券で試写会に出かけてきた。『じんじん』というタイトルの映画で、予備知識はなかった。驚かされたのは、「村おこし」や「町おこし」として各地でいろいろ取り組みをしているところを聞くが、このような子どもの将来まで考えた地道な活動を町ぐるみで行っているところがあると知って感激した。

                           


 絵本の『読み聞かせ』をして、『創作絵本のコンテスト』もしている。それも忙しい農作業や仕事の合間に、町が一丸となって取り組んでいる姿をみて、日本もまだ捨てたもんじゃないという勇気をもらった。


 話の筋は良くできている。『絵本が主人公』といえるくらい、物語の展開に上手に組み込まれている。最終に至る《収めの部分》もきれい事で終わることなく、違和感のない自然な形でメッセージが伝わってくる。


   
                                     


 脚本がすごく気に入った。それと大地康雄という俳優、見直しちゃったな!


          


 主催者の上映後の説明によれば、絵本『クロコダイルとイルカ』は、映画の中では娘の彩香のために書かれた《世界でたった1冊だけ》の本だが、現実にはすでに出版されて、店頭に並んでいるという。《映画の記念》と孫のために手元に置いておきたい絵本だ。ついでながらいうと、折よく京都の『境町画廊』で、作者の個展『あべ弘土展』が開催され(12/17~12/23)、この絵本の原画も展示されるという。時間をつくって、是非行ってみたい。


                          
                                【 映画の中で使われた絵本 】


 《映画のでき》について、あえて《苦言》を呈すれば、前半に見られた《わざとらしい演出・カット》や、『男はつらいよ』ファンだから言わせてもらうが、銀三郎のキャラクターが『寅さん』の《引き写し》のように思えてならなかった。あいう役回りだと、やはり《ああなってしまうのかな》とも思うのだが。
 でもやっぱり、すごく良い映画だった。



 

 今回の上映会(試写会)は、京都の『二条駅かいわいまちづくり実行委員会』(代表:小林敬子さん)のメンバーが中心になって企画されたものでした。
 本番上映が、H26年2月11日(火)に3回上映で予定されています。是非見に行ってください。


 『呼びかけ人』の皆さん、今日は良い映画を見せていただきありがとうございました。



     『じんじん』-公式サイト
     『じんじん』の全国上映予定スケジュール



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